変わらない日常変わらない世界変わらない自分 本日、晴天の…
昨日はキューラン、結局3公演参加してしまいました。。
初回を終わった後は、大阪に遠征するのをためらってしまう程のクオリティ。。
冬ツアーもあって、ライブの価値が全く無くなってしまったのと、コーナーもイマイチで見どころはあまりありませんでしたが、唯一上々軍団とメンバーとのコラボコントは面白かったです。
まだ横浜公演で披露していないなっきぃとちっさーのコントを楽しみに、大阪に臨もうと思いますが、さてどうなりますかね。
で、そのキューランから僅か2日前、場所は同じ横浜BLITZで、キューランとは比較にならない満足感と幸福感に満たされていました。
BRAHMAN presents tantrism vol.9
に参戦していました。
このライブはBRAHMANに加えて、大好きなBIGMAMAも登場するとあって、とても楽しみにしていました。
が。。
当日はまさかの人身事故でJRがストップしてしまい、途中京急に乗り換えて会場に向かうも、開演時間を30分はオーバーしてしまいました。
結局MAMAは2曲程しか聴けずじまいでしたが、フロントでは若い連中がサークル作ってそれは楽しそうにしてました。
BRAHMAN目当てで来た人はちょっとノリが違うなって遠慮して遠くから眺めていた感じもしましたが、まぁ、モッシュさえもほとんどなく、それはそれは平和で楽しそうでした。
連れとビール2杯ほどひっかけて、次のフラカンに臨みました。
ビール飲みながらライブって最高ッス!!
フラカンは曲も全く知らなかったんですが、後にMCでTOSHI-LOWが言った「何だこのしみったれた音楽は!」って感想そのままでしたw
ちなみに今ではTOSHI-LOWはフラカンの歌詞とか共感できるわ!って言ってましたが、ボクにはまだちょっと早かったようですww
ただ40過ぎたおっちゃんがストレートにロックンロールしてる様は、空回りっぷりが可笑しくもありましたが、なんだかカッコ良くもありましたね。
そしてトリはBRAHMAN。当然フロントに突入しますが、さすがに前2組とは比較になららい人口密集率。
そしていつもの仏教音楽風のSEから、オーディエンスは合掌を作ります。
何度やってもしびれるオープニングです。
ここ最近自分の参戦したBRAHMANは、最初にゆっくり目の曲をやって温めてからドカンと行くパターンでしたが、この日はしょっぱなから定番のキラーチューン「CHERRIES WERE MADE FOR EATING」を投下してきます。
1曲目のイントロ開始と同時に怒号ともとれる歓声が鳴り響いたかと思いきや、早くもあちこちでクラウドサーフが展開されます。
そっから新曲「露命」「The only way」とどんだけ突っ込んでくんだよってくらい強力なナンバーをブッ込んできました。
この間担いだサーファーは20人くらいから数えるのもやめてしまいました。間断なく繰り返されるダイブにもう顔面蹴っ飛ばされるはパンチ入るはで大変な事になっていました。
だけど、ライブやってるって実感が込み上げてきて超楽しい!!
BRAHMANのライブは決して笑顔全開って訳じゃない。いやほとんど笑顔なんてないかもしれない。
だけど、アーティストとオーディエンスとの真剣勝負って空気はなにより心地良い。
アーティストの音楽をリスペクトして、そこに対して全身全霊でノッていく。やはりこれがライブの原点だと自分は思います。
3.11以後TOSHI-LOWはよく喋るようになりました。
この日も終盤客席に突っ込むと、「警醒」が終わってから、観客に肩車される中、思いのたけを語りました。
まずはこの日対バンしたBIGMAMAやフラカンに悪態付いてましたw
MAMAの金井クンが自分たちのCDをTOSHI-LOWに持ってきた時の、TOSHI-LOWの金井クンのモノマネはなかなか秀逸でしたwww
「BIGMAMAのファンは幸せだよ!今はチャラチャラな感じだけど、これからフラカンのようにどんどん髪の毛が薄くなって、朽ち果てていく様子を見れるんだから」と場内の爆笑もかっさらってました。
フラカンについては、老人とか老いぼれとかとにかく凄い言いようww
当然オーディエンスは本当の悪口じゃなく、いうなれば、TOSHI-LOWなりの感謝みたいなものっていうのは理解していました。
そして、そんなフラカンの悪口wwからその倍は生きているおじいちゃんおばあちゃん、TOSHI-LOWが被災地の仮設住宅を訪れた時のおばあちゃんとの会話について触れていました。
孫を津波で亡くしたそのおばあさんは「私がかわってあげたかった」と言ったそうで、それに対してTOSHI-LOWは「何も言えなくてただ「ビールもう一杯下さい」とした言えなかったよ」と言っていました。
3.11以降支援活動をする彼らに、まぁある意味当然というか偽善者呼ばわりする人もいるそうですが、そんな人たちに対して、「いや俺達偽善者ですらないよ。悪党ってハッキリ書けばいいよ!」「俺達みたいな悪党が喋ったりなんかしなきゃいけないほど今の世の中は悪くなってる」
相変わらず痺れます。泣きながら耳を傾けている人もいました。
そんなMCから
変わらない日常変わらない世界変わらない自分 本日、晴天の…
というTOSHI-LOWのコトバから、霹靂が始まります。
もう鳥肌モンでした。
そこまで全力でぶっ飛ばしてきたオーディエンス達もじっくりと聴き入ります。
一字一句、魂の籠ったフレーズが本当に胸に染みました。
そしてラストは広島、長崎、福島という被爆してしまった土地に対して、しかしそういう人たちの苦しみを何も知らない人達が政治を動かしている、その憤りを口にして「権力者たちに問う・・・」と
「鼎の問」で締めました。
やはりBRAHMANのLIVEはオーディエンスも含めて、本当に痺れます。
そして今回も震災後という事について改めて考えさせられました。
ボクの大好きな℃-uteも来年復興支援をテーマに森高千里さんの「この街」をカバーするという。
当然そのことに偽善者と噛みつく人もいる。
復興という文字を掲げれば何でもいいのか!ということらしい。
まぁ、確かに一理あるし、実際復興とは名ばかりで、義捐金を着服しただの、ただの客寄せに使っている輩もいるのも事実だと思います。
だけど、TOSHI-LOWなり、舞美嬢のブログなり、そのコトバに耳を傾ければ、何が嘘で何が本気かなんて分かると思う。
何でもかんでも「偽善者」と言って、偽りの善行すらしないヤツが一番悲しい事だとも思う。
一応ボクの地元も被災地なので、震災を風化させない、こういった思いはやはり嬉しいものです。
と、何やら熱く書いてしまいましたが、要はBRAHMANのライブはそれくらいの熱量があるってことです。
ライブ後、一緒にいった連れは言ってくれました。
「こうやって普通に酒飲んで、ライブが見れて、これって本当幸せなことだよな」と。
この日のライブを見てからの発言であること事は間違いないのですがww
でも、変わらない日常変わらない世界変わらない自分
ある意味幸せなんだろうと思います。