今日ぐらいはいいじゃねぇか!

BRAHMAN FINAL参戦してきました。15時半開演の20時半終演という非常に長丁場で、非常にクタクタになりましたが、どっぷりとロックを楽しむことができました。

久々の展示場ホールでしたが、そのデカさと人の多さに圧倒されました。


この日はCUBISMO GRAFICO FIVEで恒川章が、そして難波章浩横山健がそれぞれのバンドを率いてゲストとして参加しました。そうハイスタのメンバーが参集しました!
この為、会場も健兄さんを筆頭にハイスタやPIZZA OF DEATHのTシャツを着た人が多数いました。
自分はというと開演時間くらいに会場に入ってグッズ列を見ましたが、あまりのひとだかりに断念。
で、一緒に行ったツレと2杯ほどビールをひっかけてから中に入ると、丁度一組目のライブが終わっていました。
で、お次の難波のステージから入りました。自分はBブロックでステージは遙か彼方だったんですが、ステージは遠かろうがパンクスピリッツは不滅です。
1曲目が始まると、数十人でモッシュが始まります。周りはえ?って感じで最初はかなり人口密度の薄い寂しいモッシュでしたが、2曲、3曲と重ねる毎にモッシュ人口密度が高まってきて、ダイブも決行されるようになりました。
ハイスタの代表曲『STAY GOLD』が投下されるとオーディエンスのボルテージもいよいよ最高潮といった感じで激しく盛り上がります。
本人も認めたようにMCはgdgdでしたが、非常に熱く盛り上がれました。

で、次のステージの間にまた一杯ビールww
もうこのノリ完璧にロックフェスですwww

続いては我らが健兄さんが登場します。
こちらは1曲目からもう周りもフルアクセル。オイオイ、まだゲストライブだぜ?と周り以上に自分の体力が心配になってきました。
初めて生で聴いた『PUNK ROCK DREAM』は鳥肌が立ちました。
ここでオーディエンスに向かって「今日はハイスタのメンバーもゲストとして集まってハイスタを期待している人も大勢いると思うけど、悪いけど今日はやりません!」と。
Ken Bandとハイスタにはちゃんと線を引きたいということで、これには観客も拍手。
それでも「TOSHI-LOWに頼まれてるし、これが終わったら分からないよ!」と含みのある発言も。
さらにサプライズで「今日スペシャルゲストが来てくれてます!」と言うと登場したのはイッソン!!!

「みんなでwalk歌って下さい!」

オオォォ!!!オーディエンスも沸きます!!

そんなスペシャルゲストも登場して、やっぱり健兄さんのライブは間違いないと思いました。


インターバルはまたビールを煽って、ラストのBRAHMANに備えます。
ってビール飲みすぎだよね(;・∀・)


さて19時もだいぶまわったところで、ステージのサイドスクリーンにサッと白い幕が下ります。
そして仏教を思わせるいつものSEと共に幕には映像が映し出されます。

そしてオーディエンスは頭上に合掌を作り、祈りを捧げます。

いつ見てもゾクゾクする荘厳なオープニング。
1曲目『A WHITE DEEP MORNING』でやや控えめな入り。で、ここでMCが入って、その最後に
BRAHMAN始めます。。。」
このセリフを合図に『THE ONLY WAY』が投下されると、Bブロックだろうと関係ない、激しいモッシュと間断なきクラウドサーフが繰り返される、壮絶な空間と化します。
この集団では確実に平均年齢を上げてる自分はもうヘロヘロでしたが、それでも体は妙に喜んでいて、死ぬ気でついて行きました。
途中ダイバーを担いだ時に首を巻き込んで痛めてしまったり、肘があばらに入ったりと、とにかく壮絶でしたが、本当にロックしてる!BRAHMANしてる!って感じの充足感がありました。

中盤で新曲「最終章」が流れた時は、併せて3.11以降彼らやその仲間達が行ってきた復興支援の現場がスライドショーのように映し出されました。

今回のツアーでは様々なバンドがゲストとして参加しました。
この日のハイスタを始め、アジカン10-FEETなど。
TOSHI-LOWの意志に賛同して、共に復興支援をサポートしてきたバンド達です。
だから今回のツアーではそういう奴らと一緒にやりたい、そうして実現したゲスト参加だったそうです。

さらにラスト前のMCでは、TOSHI-LOWはまずまだ駆け出しの頃、ハイスタに憧れていたことを話します。
「今日は出てくれなかったけど、来年東北でAIR JAMがあるからいいさ!」ww

さらに「今日はガラにもなく大きなところでやったけど、こういうところでもライブハウスと同じ値段でやりたかったんだよ!」

実は今回のファイナル公演、メッセでしかもこれだけの豪華アーティストが参集したにもかかわらず価格は2980円という破格の値段でした。

「当然赤字です。。。お前は算数できねーのか!って上のヤツに言われました。」
「だけど、オレは知ってるんだよ!徹夜してきてくれたヤツがいることを。高い交通費払って来てくれているヤツがいることを。東北から来てくる人がいることを。三陸から来てくれている人がいることを。福島から来てくれてる人がいることを。」


「だから今日くらいいいじゃねぇか!!」


グッと熱いものがこみ上げてきました。

そこからラスト、新曲の『霹靂』が流れます。

静かなメロディにも激しさを宿すBRAHMANらしい名曲、TOSHI-LOWの渾身の歌声が鳴り響く場内は、感動と充足に包まれていました。

そして、アンコールを求める拍手が鳴り響く中、スクリーンにはエンドロールと共に、再び復興支援活動の様子が映し出されます。

アンコールがないことを理解しました。

  1. A WHITE DEEP MORNING
  2. THE ONLY WAY
  3. 賽の河原
  4. BASIS
  5. THERE’S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE
  6. SPECULATION
  7. CHERRIES WERE MADE FOR EATING
  8. DEEP
  9. BOX
  10. BEYOND THE MOUNTAIN
  11. TONGFARR
  12. 最終章
  13. ARRIVAL TIME
  14. FOR ONE’S LIFE
  15. SEE OFF
  16. LOSE ALL
  17. ANSWER FOR・・・
  18. THE SAME
  19. ARTMAN
  20. PLACEBO
  21. 霹靂


帰りは暴風雨の影響で京葉線はストップ、何とも大変な結末となりましたが、それでも本当に参戦できて良かったと思いました。

一緒にいったツレは「生きてて良かった」とさえ言ってくれました。

自分もライブでこんなに熱くなれたのは久々でした。圧巻のライブパフォーマンスやTOSHI-LOWの感動の名言は勿論なんですが、たとえBブロックと後ろでも、みんな必死で盛り上げようって心粋も!!

こういうすべてが混ざり合ってライブなんだよ!って改めて思いました。

さて、もうすぐ名古屋に着きます。

今日は合同コンサート、4階席からの参戦ですが、昨日の熱いライブ魂、今日も引き継ぎたいと思います。

ベリキュー始めます。。