Tour 相克 FINAL「超克」the OCTAGON@幕張メッセ国際展示場
6/8はツアー「霹靂」以来1年半振りのBRAHMANツアーに参戦してきました。
ツアーFINALに場所が幕張というのも全く同じです。
18時からの開演でしたが、17時前にいつものライブ仲間と幕張駅に待ち合わせてから会場に向かいました。
今回も3000円と非常にリーズナブルな価格でしたが、前回上層部に怒られた影響でしょうか?
しかもシンハービールしかなくて、全然美味しくなかったんですけど、ライブ前に2杯飲みほしました。
驚いたのはその客層です。
BRAHMANと言えば圧倒的に男が多いイメージでしたが、今回場内に足を踏み入れてみると女性の数もかなり多く目に付きました。
そればかりか、子ども連れの家族の方も多数いて、こんなちっちゃい子があの轟音を聞いてビックリしないかなと若干心配になりました。
オクタゴンというツアータイトルに因んで、ステージを囲むように八角形のスペースが設けられていました。
まるでプロレスのリングのようです。
さらに外周には八枚のスクリーンも設定されていました。
自分達はB5ブロックというステージ正面の2ブロック目。
ステージは割と遠い上に家族連れも結構いらっしゃるところだったので、これはまったりモードかなと思いました。
開演時間になると、SEでオーディエンスが合掌を作るいつもの光景が広がります。
通路をぬってステージに向かうBRAHMANはリングインするレスラーのようでしたw
そして1曲目「初期衝動」投下。
新譜の1曲目でもあるゴリゴリしたロックナンバーが投下されると、Bブロックだろうと関係ないとモッシュピットが形成されます。
これには安堵しました。
1曲終わって、「BRAHMAN始めます」と宣戦布告と共に「賽の河原」が投下されると、もう一気に気持ちが高まって、そしてモッシュピットに勢いよく突っ込んでいきました。
そこから新譜中心に超攻撃的なアクト群が続きますが、ペース配分考えずに、ガシガシぶつかって、沢山のダイバー担いでたら、軽い酸欠状態になって、体が痺れてきました。
それでも中々休めないのがBRAHMANな訳で、中盤までアッパーチューンの応酬、こっちも体力の続く限り踊りました。
BRAHMANライブで同じみのチベット旗風の大量旗を持った人が何人も通路を走っていて、何とも勇ましかったです。
中盤では初期の代表曲「ARRIVAL TIME」も演ってて、超アガりました。
この日は丁度AKBの総選挙がやっていたんですが、MCでTOSHI-LOWが、
「このスクリーンのいくつかに選挙の様子でも写した方がいいんだろうけど、これ外と繋がって無いんだわ。」
と軽く総選挙ネタをブッ込んで、会場の笑いを誘っていましたw
もはや鉄板と言っていい「ANSWER FOR…」からの客席降臨。(ANSWER FOR…で降臨する時もありますが)
そしてオーディエンスにリフトされながらTOSHI-LOWのMCが始まります。
マンウィズと共演した時のことに触れて、
「狼の中身をばらしたらバチが当って、そっから風邪をひいて声がでなくちゃったよ」
と、その後の公演では声が出なくて大変だったんだとか。
「声がでなくなって、それまで上手く歌おうとか、小手先のことばかり考えてたっていうことが分かった。声がでなくなったら、そこからは気持ちで歌うしかないんだよ!」
と、TOSHI-LOWらしい気合いの入った台詞も。
自分も参加した「霹靂」ツアーFINALで、超低価格でライブをやって「今日くらいはいいじゃねぇか!」と言った時のことに触れて、
「去年もやって、そして今年もやる事に意義がある。だから今年もいいじゃねぇかって。」
というTOSHI-LOW節も炸裂しました。
皆が疑問に思っていたツードリンクについては、「オレ達の分まで飲んでくれ」ってことだそうですwww
3.11以降、常にライブ中でもその事に付いて触れるTOSHI-LOWですが、この日も「最終章」で、原発での仕事に従事した人達のコメントがスライドで紹介されたり、彼ら自身も翌日、石巻でのライブに向かうということでした。
更につい先週に機材車が事故に巻き込まれたこと、そしてクルマは大破したけど、機材もスタッフも無事今日の会場にいることを報告して、オーディエンスを安堵させました。
どうせ、廃車になるからと、事故車を会場に展示していましたww
そういうMCを受けてからの、TOSHI-LOWの思いが伝わってくるかのような「霹靂」は、本当いつ聴いても感動的なアクト。
本当に心に響いてきます。
「100回負けても、立ち上る、それがBRAHMAN」
とラストにブッ込まれたのは「The only way」
もう痺れました。
最後の力を振り絞って、モッシュピットで踊りました。
終演後、ツレ達と握手。
何とも言えない疲労感と充足感に包まれました。