BRAHMAN 「超克」発売記念イベント@タワレコ渋谷店B1F CUTUP STUDIO

昨日はタワレコ渋谷店で行われたBRAHMANニューアルバムの発売記念イベントに参加してきました。
「ビジュアルの世界から観るブラフマン」というサブタイトル通り、PV監督を務める、タナカノリユキさん、ジャケットデザインの岩田圭市さん、それにBRAHMANの殆どの現場に帯同しているカメラマンの三吉ツカサさんというヴィジュアル面からBRAHMAの作品に携わる3人のパネリストとTOSHI-LOWによるトークショーでした。

CUTUP STUDIO」は℃-ute神聖なるベストアルバムのイベント以来でしたが、あの時と違ってトークオンリー、しかも2時間強の長丁場で少々疲れましたが、中々面白い話が聞けました。

タナカさんはPVの裏話を色々話してくれました。
15年も前の作品、「arraival time」のTOSHI-LOWが若過ぎて軽く吹きました。

場内からも爽やかなTOSHI-LOWに思わず笑いがこぼれていましたww
このPVは、当時「インドっぽい」と言われてインドに対するコンプレックスがあったというBRAHMANに、タナカさんが「それならインドに行こう!」ということで実現したインドロケだったそうです。

といっても、メンバーは白い背景をバックに撮っただけで、「これなら東京でやっても変わらないじゃん!」って担当の方は怒られたそうですが、監督もこの担当さんも「そこで撮ることに価値があった!」と言っていました。


人間臭さを求めるタナカさんは、撮影の時、BRAHMANを極限まで追い込むそうで、タナカさんが「オレ絶対恨まれてると思う」と言えば、TOSHI-LOWも「本当ヒドイ人ですよ!」とww

自分も大好きな「CAUSATION」は40テイク以上撮ったそうで、どうりでPV中も汗をかいている訳だとww
でも、だからこそ、ある意味ライブよりも迫力あるスリリングな映像が撮れるんだなって思いました。


ニューアルバムから「初期衝動」もタナカさんの作品だそうですが、この撮影の前日。。というか当日の朝までかのチバユウスケと飲み明かしていたんだとか!!
何か想像しただけでも震えてしまう組み合わせです。

「バーチー本当に優しくなってさ」とTOSHI-LOWがしみじみと語っていましたww
さらに前日のLIVEでは客席ダイブを慣行したときにかかとをはく離骨折してしまったそうで、そんな極限状態で、こんな躍動する作品をとったそうです。



痺れますね!!
TOSHI-LOWもパネリストの方々も、調子がいい時より、こういう死にそうでヘロヘロになっている時の方が良い画がとれるんだよ!と笑いながら言っていました。

それに対してTOSHI-LOWは「じゃあオレ達練習しない方がいいな」なんておちゃらけてましたw



ジャケットを依頼する時、TOSHI-LOWはぼんやりとしたイメージしか伝えないので、それを具現化するのに苦労するとは岩田さん。
アンチノミーの時は「嫋やか」とだけ伝えられたそうで、「嫋やかって何だよ?」ってところから始まったんだとか。


でも、このジャケットは良く分からないけど、「嫋やか」って感じがしますww



BRAHMANはTOY'Sの担当やこの日出演したアーティストの方々など、その付き合いは15年以上に及ぶそうで、担当の方も「チームBRAHMAN」と称してました。
TOSHI-LOWは、東芝EMIの僅か10分の1の契約料でTOY'S FACTORYと契約したそうですが、その時「こいつらとなら何となくいい作品が作れそうな気がした」からなんだそうです。
で、ここからがTOSHI-LOWらしかったんですが、
「オレ、カッコイイのとか撮ってる人とは絶対一緒に仕事したくないんだよね」「だって今一番カッコいいものって、10年経てば一番ダサいからね!」
はは、ナルホドwww

信頼できる仲間と、1つの作品、ライブを作る為にスクラム組んで、いいものを作っていく、それを15年以上も続けている彼らのような関係が本当のチームなんだろうなって。


だから最近事あるごとに「チーム℃-ute」って言葉を連発して、ちょっとチームって言葉がわざとらしかったり、安っぽくなってる(愛理がライブ後に言い始めた頃は本当良い言葉だなって思ってたんですが)現状が少し寂しいんですよね・・・


最後は、震災直後から支援活動を続けている、彼らが、少しでも活動に興味を持って欲しいということを言っていました。
実はTOSHI-LOWは前日も仙台で沢山喋ってきたそうです。

ライブ中のMCは感動の名言の連発だけど、この日は終始おちゃらけてて、あ、TOSHI-LOWってこんな一面もあるんだねって、ちょっと身近に感じられるようになりました。

6月のメッセワンマンも是非参戦したいなって思っています。


5年振りのニューアルバム「超克」。
5年に1枚なんて完全な契約違反だけど。。。と言いながらも、やっぱ5年待たせただけの熱量があってとても聴きごたえがあります。
同日に発売されたドロシーちゃんの1st共々、毎日大切に聴いております!!