江戸の手毬唄Ⅱ〜℃-uteの紡ぐおとぎ話〜

何かと話題の℃-uteニューシングル江戸の手毬唄Ⅱですが、勿論フラゲしました。その日は眠くて1回聴いて寝落ちしてしまいました。。。それにしても話題とは裏腹に直前までCircuitの日程発表しなかったり、PVの公開が遅かったり、さらにアー写の個人Verなんて発売日にようやく更新と、プロモーションはこれまでになく消極的のような気もします。
では、恒例の感想など。

江戸の手毬唄2 (初回生産限定盤)

アーティスト: ℃-ute
出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS (Zetima)(SME)(M)
発売日: 2008/07/30
メディア: CD
購入: 5人クリック: 80回
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江戸の手毬唄Ⅱ

ちょっぴり哀愁の漂うストリングから、重低音の2ビートにスクラッチまで入れて、な、何じゃこりゃ？と驚きつつも音の面白さを楽しんでいると、ひいやふうや・・と古風なメロディに乗せた℃-uteが誘う夢の世界へのカウントアップが開始。その曲調のテンポアップと共に気持ちも一気に高ぶってきます。
そして舞美嬢の

ヘイ！！
という掛声と共に℃-uteの紡ぐお伽の国へトリップ！！
曲調もそうですが、三味線を使ったりとアレンジもこれまでの℃-uteにはない面白さです。そんな一風変わったメロディにのせて、A、Bメロでは1番が舞美嬢→梅さん→なっきぃ→愛理そして2番も愛理→ハギティ→アリカン→ちっさーとローテーションして7人全員が曲に絡んでくる℃-uteの真骨頂も見せつけてくれています。
歌詞もフレーズではなく、単語をどんどん並べていく感じなので非常にスピード感があります。しかも「火事喧嘩伊勢屋稲荷に犬の糞」という江戸の名物を表すお決まりのフレーズや振袖火事のお話を歌詞に取りこんでしまうなんてのも、今までになくてとても斬新。なんか和風ショートミュージカルを聴いているようです。

そしてこのソロパートですが、気になったのがまずは梅さん。ドドンガドン音頭で演歌テイストの素養を見せた彼女ですが、またもや曲調にピッタリのとてもカッコいい歌声を披露してくれています。ソロパートでも舞美嬢やなっきぃ、ハギティなどは比較的直ぐに分かります。それは声質が特徴的というのもあるのですが、だいたいどの曲でも同じように歌っているからかなと、思います。ところが梅さんはとっても可愛かったり、こんなカッコよかったりと曲によってガラっと変えてきます。自分が梅さんのソロパートを聴き分けるのが難しいのはこの辺に起因しているのですが、今回の曲で梅さんの意外と幅の広いボーカルを再認識させられました。

今回の曲の最大の聴かせどころ(と自分は思ってます)であり、最も和風テイストを感じ、且つ歌い手の気持の高ぶりを最も感じるところ、それはとっても短いBメロ。気持の高ぶりといえば前作涙の色でも圧倒的なシャウトやファルセットで見事に表現していましたが、
今回はゆっくりと深いビブラートを用いるという演歌の匂いがプンプンするというこれまた艶っぽさが見事に表現されています。
この部分を任されているのは、勿論℃-uteの誇る歌姫愛理と、もう一人は舞美嬢ではなく。。なんとちっさー！！！
この愛理に並ぶ歌唱力の持ち主と目する℃-ute影のエースも見事な歌いっぷりを披露しています。特に今まで力強さばかりが目立っていたちっさーの艶っぽい歌声に思いの外興奮してしまいます。

こんな特徴的なＡ，Bメロに比べるとサビは新鮮さには欠けるのですが、シンプルなメロディで火事だ♪火事だ♪と℃-uteが連呼していると、こちらの気持にも本当に火が付いたよう。聴いてる内に数をかぞえるようにジリジリと盛り上がってくるんですよね。2番のサビ、ひいやふうや♪と再び数を数えだすところなんか正に自分の心境そのものです。

本当あっという間に終わってしまう曲ですが、特徴的な歌詞や演歌を思わせる艶っぽい歌声で、自分を℃-uteがいる江戸の町へ見事にトリップさせてくれました。加えて、新鮮な和風テイストの中にも、7人による黄金のローテーションやテンポの良さという℃-uteテイストを見事にミックスさせていて、曲構成的にもとても魅力的になっています。個人的には最近の℃-uteシングルでも非常に印象深い1曲です。

忘れたくない夏

℃-ute夏秋ツアータイトルにもなっている曲。手毬唄の斬新さから一転、とってもポップでサマーチューンの王道って感じです。イントロのギターサウンドから強烈に夏の匂いを漂わせていますが、ほんのりとロックテイストの漂うアップテンポのメロディに7人のユニゾン、今回は℃-uteらしい個性は抑え気味で、クセのない清涼感ある歌声は、海風が注ぎ込むような爽やかさ、そしてそんな海風の気持ち良さを思い出すと、どこか懐かしい記憶が蘇ってきそうな曲です。

懐かしさといえば、最初にこの曲を聴いた時にどこかで聞いたことある曲だな、と思っていたら、テレビアニメ「魔法の妖精ペルシャ」のオープニングでした(^_^;)

从・ゥ・从＜似てるかな？
う〜ん・・・・