℃-uteの梅田えりかとして

もう3日前になります。℃-uteヲタとして完全に出遅れた感があります・・・

从・ゥ・从<いつものことでしょ!
御意・・・

10月25日、梅さんこと梅田えりかさんが℃-uteを卒業しました。同時に約2か月半にも及ぶ℃-ute史上最長のライブツアーがフィナーレを迎えました。
とても素晴らしい、千秋楽、そして梅さんの卒業公演でした。詳細な内容は週末にでもまとめようかと思いますが、この最終公演を通して感じた事を少し書き綴ってみます。

まず自分は以前栞菜の脱退表明の時に「℃-uteに卒業式はいらない!」と書いた事があります。「℃-uteに卒業式があるならそれは解散コンサートに違いない」とも。
http://d.hatena.ne.jp/maiming_glory/20090710

こうして梅さんの卒業公演を迎えて、やっぱり自分の考えは変わりませんでした。何故そう考えたかも、今回の卒業公演に参加してハッキリしました。
今まで自分が見た多くの卒業公演は、いわゆる「卒業セレモニー」ありきの公演でした。涙ぐみながら卒業していくメンバーにメッセージを送り、時には抱きつく既存メンバー。勿論それは見ている者にググっとくるものはあるのですが、同時にそれはステージ上のメンバーで閉じられたコミュニケーションを、客席から覗き見る、といったら言い過ぎかもしれませんが、よくよく考えると何とも残酷な話ではないか、とも思ってしまいます。
いずれにしても「卒業セレモニー」とはメンバーに閉じられたコミュニケーションであり、ファンはそれを客席から眺める、この構図が基本だったと思います。

しかし、この梅田えりか卒業公演は違いました。特にかしこまった事はしない。あくまでもこれまでのライブの延長線上として、梅さんの卒業をお祝いします。
開演前には梅さん唯一のソロ「ドドンガドン音頭」会場から辛気臭い卒業イメージを吹き飛ばして、これから始まるフェスティバルに大いに心を踊らされます。
キューティーガールーズの著書の中にさりげなく散りばめられた、梅さんへのメッセージ。
ペアMCのコーナーでは、梅さんとその盟友舞美嬢が、メジャーデビュー前のふれあい紺の思い出話をして当時を懐かしみます。
アンコールは当然えりかコールに包まれます。アンコール時に登場するアニメーションの手は、これまでのピンクから梅さんのカラー黄色にする心憎い演出も。
ファンも℃-ute最高のライブアンセム「SHINES」でタオルという黄色い花を会場一面に咲かせる演出で応えます。

そして、最後のMC。ここでも既存の卒業公演のようなかしこまったことはしない。あくまでこれまでのツアーの延長線上としてのMC。その中には勿論梅さんに向けたメッセージもありました。
愛理は、大の人文字を作って、「えりかちゃん大好き!」と彼女の気持ちを表現した。ただメッセージを向けた先はあくまで我々ファンに対して。
最後に℃-uteのリーダーとして、ではなく、梅田えりかの大親友として梅さんを送り出した舞美嬢もそう。

この最終公演にあったのは、これまで通り、℃-uteメンバーとファンとのコミュニケーション。

そこに、℃-uteメンバーと℃-uteスタッフの、彼女たちの作ってきたライブという現場への矜持を感じずにはいられません。
彼女たちにとって1公演1公演が最高の舞台。最後まで最高のものをファンに届けるんだ!
そんな思いがひしひしと伝わってきました。

だからこそ、「卒業セレモニー」ではなく、ライブの中で梅さんを卒業させてあげたい、そんな℃-uteやスタッフの愛も感じました。

最後のMCから、舞美嬢が
「今日というこの日を忘れたくない思い出にしましょう!」と切り出して、
続けてメンバー全員で
忘れたくない夏!」とタイトルコール。

娘。の「NEVER FORGET」や「青空がいつまでも続くような未来であれ」のような卒業を意識した曲が℃-uteにはないのは事実です。
でも、℃-ute、ファンで、今日という素晴らしい日を何時までも共有しよう、そんな想いが込められた、いかにも℃-uteらしい選曲。
この千秋楽に、そして梅さんの卒業ソングにこの曲を持ってくるスタッフの粋さに、梅さんへ馳せた思いも相まって、イントロが流れた瞬間号泣しました。

自分の想い、スタッフ、そして会場のファンの気持ちが1ミリもぶれない瞬間だったと思います。
℃-uteは、℃-uteとスタッフ、そしてファン、これらが一体となったファミリーだと改めて感じた瞬間でもありました。


ダブルアンコールの挨拶で、梅さんは℃-uteファンをどこのファンにも負けない!と称えてくれました。
本当に嬉しい言葉でした。
ただ、最後まで℃-uteとファンが一体となった、こんな卒業公演ができるのは、℃-uteファミリーだけだと、少なくとも自分には自負があります。℃-uteのファンで良かった!改めてそう感じられた瞬間でした。

ダブルアンコールの最後の最後、℃-uteの梅さん最後の時、
舞美嬢に促されて、「℃-uteでした!」をメンバーと会場全員でやりました。

とても楽しかったツアーのフィナーレを℃-uteメンバーと笑顔で迎えられたこと、
大好きだった℃-uteが間違いなく一つの終わりを迎える時、会場一体となって「忘れたくない夏」を大合唱できたこと、
そしてボクたち自慢の娘を最後の最後まで「℃-ute梅田えりか」として送れた事・・・

特別な夏でした。
そして、生涯最高のライブでした。