この道より生きる道なし

昨日のWBCスーパーバンタム級タイトルマッチでチャンピオン西岡利晃は見事5度目の防衛を果たしました。おめでとうございます!!
いや、それにしても西岡は強かった。5連続KO防衛こそならなかったものの、文句無しの判定勝利。今まで判定というと、疑惑の判定などと揶揄されて、遺恨の残ることが多かった日本人の防衛戦でしたが、今回は文句の無い内容。しかも同じ日本人とか二桁ランカーのかませ犬ではない、ムンローという同級1位との指名試合。正真正銘、最強の挑戦者相手に12R圧倒したあの内容は見事という他ありません。
昨日の試合はスピードキングの異名をとる西岡らしい軽快なフットワークと速いコンビネーションに加えて高度なディフェンス技術を見せてくれました。試合中これ程上手い!!と感じるボクサーは世界中を探しても西岡だけだと思います。
西岡は常々「完ぺきを求めたい」とあくなき向上心を持っています。ボクシングの理想を求め続ける姿は「求道者」とさえ言われますが、そんな西岡だから30を過ぎて尚強くなり続けてられるんだと思います。

V6戦は4月に長谷川を破ったモンティエル戦が有力らしいですが、実現すれば、テクニシャン同士の一戦、とても面白い試合になると思います。

西岡選手はいつも試合前にTシャツを作成しますが、そのTシャツにはこんな言葉がプリントされています。

この道より生きる道なし

親交のあった画家から頂いた言葉で、とても気に入ってTシャツにもプリントしているそうですが、求道者、西岡らしい言葉だなって思います。

この西岡を見ていると、℃-uteヲタの自分につい一人の女の子が頭をよぎりました。
℃-uteの大エース鈴木愛理です。
先日の「悪魔のつぶやき」千秋楽後のブログを読んで、思わず感動で震えてしまいました。
愛理の歌唱力はもはやだれもが認めるところですが、それでも尚歌に悩んで、上手くなりたいという姿勢には感嘆を禁じ得ませんでした。
あの姿勢故、愛理は公演毎に尚成長を続けられるんだろうなと思います。あの千秋楽で涙をためながら熱唱した「ちいさなこと」は本当に鳥肌が立つほど感動しました。

彼女もまた、紛れもない求道者なんだと思います。

勿論愛理だけではなく、他の℃-uteメンバーも其々思い悩んで、壁にぶち当たって、尚それを克服しようと懸命に努力する。

だから、℃-uteっていっつも輝いているんだろうなぁ。
連日ミュージカルでのメンバーの発言を読んで、思わずそう感じてしまいました。


℃-uteの皆はまだ若い。w
その未来は無限の可能性を秘めています。
今はまだ、生きる「この道」なんて見つからないでしょう。

一つ一つの経験を糧に、色々な道を見つけて欲しいなって思います。