ロックの原風景

いよいよBuono!ツアーも始まりますね!自分は横浜公演からの参加になりますが、当初は回避予定だった名古屋も参戦予定です。
今回のツアータイトルは「Rock'n Buono! 3」。また、とびきりロックなステージを見せてくれるんでしょうね!
本当今からワクワクします。

ロックにも色々な形がありますが、Buono!のロックの魅力は何と言ってもそのカワイさ!そして時折見せるスパイシーなところ!
あのステージはBuono!にしか出来ないと思います。

ところでロックって何?って疑問抱いた事ありませんか?
正直自分もロックの定義ってよく分かりません。多分自分が「おぉロックだ!!」って感じればそれがロックなんだと思います。
今年もジャパンフェスに参戦して改めてロックにも色々な形があるよなって思いました。
特に最近はギター、ベース、ドラムスのベーシックな編成より、キーボードやミキサーなどを取り入れたミクスチャーのようなロックにより多くのオーディエンスが集まっていました。
今年のフェスも色々なステージを見ましたが、その中で一番印象に残ったのは、「THE BAWDIES」です。

2日目の公園ステージのトリで登場しました。同時刻には、グラスでユニコーンも登場したのですが、「ロックンロールを感じて下さい!」というツレの口説き文句で、2日目の最後を公園ステージで迎えることにしました。
時代を逆行するような、全員が黒のスーツでビシッと決めたファッションにも痺れましたが、なんと言ってもその音が素晴らしい。
70年代のハードロックやメタルよりももっと古い、明らかに60年代の香を漂わせるロック・・・
「これは紛れもないロックンロールだ!!」と感じました。

シンプルな音に合わせて踊って、さらにユーモア溢れるMCで笑わせて、正に彼らが言った「ロッキンパーティー」そのもののステージ、本当に楽しかった。

このステージに感銘を受けて、昨日タワレコTHE BAWDIESのCDを漁っていました。その中でシングル「I BEG YOU」の中で音楽評論家の星加ルミ子さんが、ライナーノーツで面白い事を書いてました。

現在”ロック”というと、かなり広範囲のポピュラー音楽を指しますが、遠くさかのぼること半世紀以上前の1955年、ビル・ベイリーと彼のコメッツというバンドが”ロック・アラウンド・ザ・クロック”という曲を、全米ヒット・パレードのNo.1に突如ランキングさせた時に”ロックン・ロール”という呼び方が誕生し、それまでのポップスとは全く違うタイプのリズムとサウンドで、たちまちの内に、当時の若者達の心をしっかりとわしづかみにしました。これが”ロック”のはじまりです。
(中略)
今回ここに登場した”BAWDIES”は、まだ20代前半の若者達なのに、見事にロックン・ロールしているのをきいて、私はとてもうれしくなっています。
(中略)
ちょっと荒っぽいけど、確かにロックン・ロールしていた頃を、BAWDIESの演奏は思い起こさせます。何よりきいていて、身体が自然にリズムをとり出し、手も足もリズムに合わせて動き出す―これがロックン・ロールの醍醐味だとすれば、BAWDIESは、正にこれにドンピシャリの新しいグループといえるでしょう。

自分がひたちなかで感じたことが書かれていて、そうだよな!と頷きながら読んでました。

I BEG YOU

I BEG YOU


「何よりきいていて、身体が自然にリズムをとり出し、手も足もリズムに合わせて動き出す―これがロックン・ロールの醍醐味・・・」
ひたちなかの公園ステージは正しくロックン・ロールの醍醐味を感じられるアクトでした。

ただ、Buono!も、そして℃-uteも自分にとっては、星加さんの言うロックン・ロールの醍醐味を味わわせてくれるユニットに違いないんですけどね!