フロントスペースの理想と現実〜仙台公演より〜

℃-ute仙台公演参戦してきました。今ツアーでは唯一、今までのライブでも去年のZepp Tokyo以来のオールスタンディングとなりました。Buono!ライブ、一部の心無いヲタはいましたが、フロントスペースらしくBuono!の音楽にノリながら、熱いひと時を送れました。これが本推しの℃-uteならどれほどのものだろう!!幸い100番台中盤と割と良番だったので最前ブロックのセンター付近に潜りこむことができました。
ただいきなり面喰う出来事がありました。最前ブロック後方のバー付近にたむろする楽天イーグルスのユニを着た女ヲタ集団。彼女たちの前には広大なスペースがあり、当然そちらから中に入ろうとバーをくぐろうとすると、「入ってくんなよ!」といきなりの罵声。え?ライブハウスで通せんぼうでもしてるつもりか?と思いながらも、別におめーらのところに行きたい訳じゃねーよ!と心で思いながらもケンカすんのもアホらしかったので、このあふぉーな集団を迂回してセンター付近に近付きました。後から聞いた話ではこの勘違い集団にはライブ中も誰も近づけなかったんだとか(^_^;)

さてライブが始まりました。相変わらず若さ全開で躍動する℃-ute。しかし、Buono!の時とはうって変わって、全然動きのないフロントスペース。。。あ、見る事に徹しちゃいますか(^_^;)どうも振りコピがないとノリ方が分からんらしい。。。ぶつかるとすぐ怒るし。。。彼女たちがガンガン汗かいてるのに全然汗かけない自分がとてももどかしくなりました。自分の推しの時だけやたらオーバーリアクションでガッツいて、推しじゃないとただの傍観者、さらに酷いのはプラチナ通りやってる時、小バカにしたような絡み方に、笑い声まで漏れる最前。。。真剣にやってんのに何その態度??
とにかく℃-ute紺でありえないくらい自分のテンションが下がっていくのが分かりました。それでも℃-uteは凄い。めぐ恋、LALALA、圧倒的な疾走感に幸福感溢れるステージ、再び自分の心に火を付けてくれました。周りの空気もだんだん良くなってきて徐々に動きも出てきた。と、自分が後方にちょっとはじかれた時、一人のヲタが自分の背中にパンチを入れてくるのが分かりました。
直立不動でここは俺の陣地だとでも言わんばかりのヤツ。「また、この手のヲタか。。。」もううんざりでしたが、何か言うと喧嘩になるのに決まってるので、ひたすら無視していました。動きのある密集したスペース、接触があることを理解して欲しい。それでもこいつの反撃は徐々にエスカレート。足に小刻みに蹴りくれたり、小声で「あっちいけよ!」とか。
さすがにオレもちょっとうざくなってきたので、「ぶつかるの嫌なら、後ろに下がった方がいいですよ!」と我ながら的確なアドバイスwwするとこいつは「あっちいけよ!」自分は侮蔑を最大限に込めてニッコリと笑い返して、以後再び無視を決め込みました。

フロントスペースってなんだろう?RIJFに行く度に説かれるのは、「フロントスペースはそのアーティストが本当に好きな人たちの聖域です。場所取りとかは絶対にしないで下さい。」と。確かに次のアーティストの為にフロントスペースに潜りこむ人はいますが、それでも最低限のマナーとして、そのアーティストの音も最大限に楽しむ、少なくともそのことは守られていると思います。

さて、℃-uteのフロントスペースにお集まりの、直立不動を決め込んだり、変な縄張りを作ったりする皆さん、あなた達は℃-ute好きですか?確かにフロントスペースってステージに近いし、℃-uteを近くで見たいという気持ちも分かります。全席指定の時、前方の席で存分に℃-uteの可愛さを堪能すれば良いと思います。
ところで、℃-uteの音楽って好きですか?ボクの思うライブのフロントスペースって、そのアーティストとその音が好きな人たちが一体となって楽しむ空間なんだと思っています。席ではないんです、スペースなんです。接触があるのは当たり前です。ハロ紺で何故振りコピが楽しいかって、それは彼女たちの創り出す音楽に対して最大限にノレるリアクションが振りコピだったりするからです。ただフロントスペースで振りコピってのは中々難しい。そこで音楽にノル為に色々な動きがでる訳です。そういう皆でノッてる空気を楽しむのもフロントスペースの醍醐味で、不可抗力の、ある程度の接触すら許容できないというのであれば、やはり後ろに下がるべきだと思います。
勿論モッシュとかを奨励しているのではないのです。そういうのに不慣れなハロプロのライブなどで、ひたすら激しく当たってくる輩は音楽を楽しむことを放棄してただ暴れてるだけで、こんな輩は言語道断な訳ですが。。。

まだ全然書き途中ですが(^_^;)今回のツアーのレポのサブタイトル「キューティーワールドフェスティバル」。この真意は、盆踊りからスパニッシュ、タップ、バリ、リオのカーニバル、世界中の色々な音楽、お祭りの要素が今回のライブでは消化されていて、本当スゲーライブだなぁって感嘆が込められています。

本当℃-uteの音楽は楽しい。正にThat's the POWERの歌詞にある「リズムがあれば踊り出せる」。℃-uteの音楽を聴くと自然と踊ってしまう。でも、そうでない人もいるってことなんですよねぇ。。。これは個人差ということで致し方ないのかもしれませんが。。。

今年の夏は色々なアーティストのライブに行きました。後ろでハイタッチしたり、フロントスペースなのに輪を作ったり、もちろんみんなで大合唱したり。そのフロントスペースに満ちていた首尾一貫した空気は、「音を楽しむ!」正にこれだと思います。

そんな色々なアーティストと比べても全然負けてない℃-uteのパワーとパフォーマンス、でもそこで味わったフロントスペースの楽しさとはあまりにかけ離れていた℃-uteのフロントスペース。。。
ライブの内容が良かっただけに、このあまりの不完全燃焼さが余計やるせなかったですわ。。。

ハロプロメロン記念日のオールスタンディングが成立するのは、メロンのパフォーマンスも然ることながら、ヲタも皆ライブの楽しみ方が分かってるからだと思います。
そういう意味で、℃-uteはオールスタンディングだろうがなんだろうが、全然対応可能な素晴らしいパフォーマンスをやっていますが、それでも℃-ute紺でオールスタンディングはやめた方がいいな、これが自分の率直な感想です。

と、なかば愚痴っぽくなってしまいましたが、勿論彼女たちのパフォーマンスは満点だった訳で、仙台レポはきちんと書こうと思います。

从・ゥ・从<なかばねぇ、ほぼ全部じゃん!

そうっすね、すいません。。。