4強出揃う

睡眠不足の2週間ですが、そんな生活にも間もなく終止符が打たれそうです。ついにW杯4強が出揃いました!残ったのはすべて欧州勢、前回ほどではないにしてもちょっとしたサプライズ、というか残念な結果となりました。。
正直4強に残ってるチームで面白そうなサッカーをするのは個人的にはポルトガルくらい。。南米の2チームが負けてしまったのは非常に残念でした。反面、堅実なチームが勝ち上がったとも言えるので、ある意味順等なのかもしれません。

アルゼンチン VS ドイツ

準々決勝の4試合では一番面白かったです。アルゼンチンは本当にいいゲームをしたんですが。。リケルメを下げたのは失敗だったような気がします。。ドイツはバラック、クローゼ、ポドルスキー、そしてレーマン。中心選手が好調ですね。レーマン以外はCLも早々に敗退してしまったので、コンディション調整とかもスムーズにいったのかもしれません。ここのところのドイツは、あのリネカーが「フットボールは11人対11人でするものだ。 だが最後に勝つのはドイツだ。」と言ってた頃の、憎たらしいまでの勝負強さを彷彿とさせますね。

イタリア Vs ウクライナ

力の差がありましたね。ただウクライナもいくつかチャンスがあって、その内の一つでも決めていれば、もう少し面白かったんですけど。。まぁ初出場でベスト8は大健闘だと思います。イタリアは相変わらず、全然面白くないサッカーですが、うまいゲーム運びをしますね。トッティが完全だったらもうちょっと良かったのかもしれませんが。ただトニの存在は不気味です。あのジーコ率いる黄金の中盤を蹴散らしたパオロ・ロッシとダブらせる意見もあるようですが、大会初ゴールを決めたことで、一気に大暴れするかもしれないですね。
この試合は寧ろ、試合後がとても印象に残りました。試合終了すると、喜びに沸くイタリアサポーターの陣取る方へシェフチェンコが向かいました。そして、頭上で拍手をしてイタリアの勝利を祝福しました。これは7年間在籍したミランの、そしてイタリアへの感謝の意でもあったようですが、この行為にイタリアサポーターも拍手で応えてました。見ててとても清清しい気持ちになりました。

ポルトガル VS イングランド

今回自分が優勝予想をしたイングランドは、同時に一番見たいチームと思っていたポルトガルの前に散りました。デゴ、コスティーニャという主軸を欠いて、ポルトガルにとっては厳しい試合になるかなと思ってましたが、それ以上にイングランドはチーム状態が最悪でした。病み上がりのルーニーを先発させなければいけないほどの、FW陣の駒不足。加えて、最強と呼ばれた中盤が全く機能してませんでした。。大会を通して目立った活躍のできなかったランパード、好調だったものの負傷により交代を余儀なくされたベッカム、とどめはルーニーの退場。後半のイングランドはよく頑張ったとは思いますが、勝利に値するチームではありませんでした。
対してポルトガルは中心選手を欠いても、果敢に攻める姿勢は素晴しかったです。特にクリスティアーノ・ロナウド、効いてましたね〜イングランドをあれだけ守備的にさせた最大の要因は、彼のドリブルに対する恐怖心があったからだと思います。この試合、彼はプレイだけでなく、カルバーリョに対するルーニーのファウルを主審にアピールしたり(結果ルーニーは退場となった訳ですが。。)、闘争心むき出しにして、チームを引っ張っていたと思います。日本の駒野がオーストラリア戦で倒されても何もアピールしなかったのとは対照的でした。後で誤審と認めたくらいなので、そこでアピールしていれば判定は変わったかもしれません。これは一つの例ですが、日本の選手は勝ちたいという気持ちで負けている、というのはこういうプレー一つを取っても、もっともな意見だと思いました。
という訳でポルトガルは勝つべくして勝ったと思います。まぁこの4強の中でもユーロの成績は一番上の訳ですし。
準決勝では復帰するデコを中心に、さらに面白いサッカーを見せて欲しいと思います。

フランス VS ブラジル

ブラジルは大会全体を通して精彩を欠いてましたね。。特にアドリアーノは絶不調。ロナウジーニョもリーガとCLの影響か、コンディションがイマイチだったように思います。。全くブラジルらしさを見せることなく大会を去るのは残念です。
ここ10年ほど世界のサッカーシーンをリードしてきたジダンの最後の試合と思って、スペイン戦、ブラジル戦と頑張って夜更かしして観戦してたのですが、中々最後になりません(^。^;;てか、やっぱり彼は凄い!スタミナは落ちてるのかもしれないですが、あのボール裁き!ロナウジーニョほどトリッキーではないのですが、旨く、そして正確!アンリへのアシストしたボールなんて、さすがジダンと唸らせるほどの絶妙のパスでしたね!若いリベリーロベカルを置き去りにするほど切れまくってるし、予選でもたついたチームが決勝Tで息を吹き返すことは往々にしてあるので、これはフランスも面白い存在になってきましたね。
この佳境の時期に紺もイベもないのは本当ラッキーでした!寝不足な日々もあとちょっと?頑張ろう!