第11回ハロプロ楽曲大賞2012

6日に締め切られたハロプロ楽曲大賞、今年は1位以外はかなり悩みまながらも楽しく投票させて貰いました。
ここで楽曲大賞の投票結果を振り返ろうと思います。

さて、今日は12日(13日未明)ですが、何故10日のエントリーかと言うと。。。
投票の際、コメントURLを10日に設定したからです(^_^;)


今回悩んだ理由、それは自分の投票で毎年恒例となっている℃-ute VS Buono!の構図が完全に崩れて、群雄割拠の様相を呈したからです。
そんなカオスが垣間見えるランキング、毎年恒例の30位からいきますので、長々とお付き合いください<(_ _)>

リ ・一・リ<ウフフ・・まずは30〜21位までの発表よ!

モーニング娘。が4曲も入りました。これまでの自分では考えられない事ですが、それだけカラフルキャラクターのトラック群は秀逸でした。
「ラララのピピピ」はさゆらしいブリブリ感全快で聴いててとても楽しいし、笑って! YOUはカワイさとカッコ良さのバランスがグッド。
Buono!の「DEEP MIND」はイントロとA,Bメロは中々なんですが、サビがショボ過ぎ。。
ただそれでもBuono!の魅力でもある低音、今回もみやびちゃんと桃のボーカルがめちゃくちゃカッコ良かったのでランクインしました。

ベリキューのデビュー10周年のアニバーサリーソング「超HAPPY SONG」はステージを見てるととても幸せになれるし、歌詞がピタッっと合体するなど面白い部分もありますが、曲としてはそこまで推せなかったのでこの順位になりました。

℃-ute7thアルバムのリードトラックでもあり、春夏ツアーでは最も鮮烈なアクトの1つでもあった「ひとり占めしたかっただけなのに」
マイナー調のクールなサウンドにのせたボーカルは中々魅力的でしたが、曲としてはイマイチでしたね。
カバー曲でもある「Loving you Too much」は曲調とベリの陽性さがマッチしてとても楽しくなれる良曲。
特にみやびちゃんの甘くも弾けるような歌声が最高です!


ノソ*^ o゚)<20〜11位までの発表、見てちょ〜だい!!

きっか1stから3曲。低音も魅力なバラード「会いたくなったら」、ゴリゴリに押しまくるヘビメタちっくな「ハコの中のブルー」、そして解放感抜群のサマーチューン「ヒラヒラ星」
ゴリゴリのロックからバラード、高低音とにかく自在に歌い分けるきっかの歌唱力とバラエティに富んだ良曲揃いの1stのレベル高さを改めて感じます。
「FEVER!」という掛け声から疾走感溢れるカッティングがとにかくカッコイイBuono!の「FEVER」ですが、サビの可愛さがBuono!らしくもあるんですが、この場合は残念だったなぁって。A,Bメロの勢いでサビまで押し切ってくれたらトップ5に入れていたと思います。

いい意味でらしさを失わないスマイレージ
「蚊蚊蚊蚊」と天井知らずの爆発的ななテンションwwに圧倒されながらも、理屈抜きで楽しくなれるスマイレージサウンドの伝統を継承している、「ドットビキニ」はそんな1曲だと思います。

君チャリは全6曲の総合としての順位ですが、代表して一番好きな舞美嬢Verでランクに入れました。
バラードにしてはメロディーもキャッチーだし、スローバラードなので5人の情感たっぷりの歌声がとにかく心地良いです。特にメンバー内でも評価の高い、可愛さというか健気さ全開のなっきぃ盤は必聴です。

「愛はいつもいつも」も5人のボーカルが際立ちますね。特に舞ちゃんのアンニュイなセンスがピカイチです!
フレーズの切り方とか、キャッチーではないメロディーラインとか、℃-uteには珍しい遊び心に溢れていて、且つこれまでのc/wのような雑さもない、これまでの℃-uteにはないタイプでとても新鮮な曲でした。

やっぱヒップホップ系は娘。だな!って思わせてくれるのが「What's Up?」。
特にBメロのれいなを中心としたラップの掛け合いがスピード感があって本当カッコイイです。

(o・酈・)<いよいよトップ10、まずは圏外の6位まで、チェキラ!!


10位:ワクテカ Take a chance/モーニング娘。

どちらかと言えばマニアックで、初聴きした時はとっつきにくい印象を受けたんですが、独特の粘っこい語尾の歌い方とかエフェクトかけまくった歌声、歪ませまくったサウンドは、聴けば聴くほどハマってしまう恐るべし中毒性を持っていました。
One・Two・Three」の直系にして、つんく♂サウンドの最新トレンドは、クセになる心地良さを耳に残してくれます。



9位:会いたい 会いたい 会いたいな℃-ute

イントロから電子音全開のエレクトロポップは、ワクテカなどと同様につんく♂サウンドのトレンドといえるでしょう。
ただ℃-uteの凄いのはやはりそのボーカル陣。
安定感抜群の愛理を筆頭にちっさーの艶やかな、あるいは舞美嬢の憂いを携えたボーカルがメインとなって、高速ビートに負けじとグイグイ押していく力強さを見せれば、なっきぃのいじらしさと舞ちゃんのアンニュイ感たっぷりのボーカルがいいアクセント。。というよりは主役に躍り出る存在感を放ちます。
その5つの歌声が℃-uteの必殺技といってもいい高速ローテーションで目まぐるしく展開していくことで生まれる疾走感は痺れますねぇ!!
マイナー調の高速テンポ、ある意味℃-uteが最も得意とする分野で、その魅力を存分に感じられる1曲だと思います。



8位:プリーズ ミニスカ ポストウーマン!スマイレージ

ビートルズもカバーした「プリーズ・ミスター・ポストマン」のタイトルをパロった本作ですが、内容はパロどころか大真面目なアイドルポップ。
気になる子に告白しようと気持ちを奮い立たせる女の子の気持ちを可愛くも爽やかに歌い上げる曲の世界観そのままにキラキラしたメロディと歌声、4つ打ちのメロディラインもとても心地良い。さらにとても印象的な冒頭のささやくような歌い出しのような遊び心も忘れていない。
昨年の「ショートカット」といい、どうしてスマイレージはこうも隙のないアイドルポップを次から次に送り出せるのだろうと感心してしまいます。
もう1つこの曲で特筆すべきは、スマイレージ自身と重なるフレーズでしょう。
物語が始まる♪
物語は続く♪
エースだったゆうかりんの卒業ソングでもある本作は、新生スマイレージの始まりと、スマイレージと言うグループはこれからも続いて行く、そんな事を暗示しているんだと思います。
そして実際、「ショートカット」の直系ともいえる珠玉のアイドルポップたる本作を聴くにつけ、物語が続くというフレーズに説得力を与えます。
曲としての魅力も然ることながら、スマイレージの底力も垣間見える1曲です。



7位:Make YOU!/吉川友

ロックポップのマナーをキチンと守った非の打ちどころのない1曲。
あまりに正統派故、印象がそれほど大きく無くてこの順位になってしまいましたが、ライブやユニットへの思い入れを排したなら、今年最も好きだった曲の1つです。
抑えの効いたAメロから、転調するBメロ、そしてドカンといくサビの解放感、進行もパーフェクトなら、高低メリハリを付けてブレなく歌うきっかの歌唱力も光ります。
生バンド(勿論ロック編成)をバックにオールスタンディングで思いっきり暴れてみたい曲ですね!



6位:Be Alive/モーニング娘。

清流のような美しいメロディーライン、友情や愛情、そしてそれをも超えた世界を思うイノセントワールドに満ちた歌詞、あまりにも感動的な本作は、近年のハロプロ楽曲のミディアムバラードの最高傑作と言えるでしょう。
娘。メンバーも言っていましたが、曲調は違えど自分も「涙ッチ」の直系という意見には同調します。

それでもこの順位に留まってしまったのは、決して悪くはなかったのですが、楽曲ほど娘。ボーカル陣に感動を覚えなかったからです。。
ただリードボーカルのれいなの歌いっぷりは秀逸だったし、11期オーデのオダサクちゃんのスケール溢れる歌いっぷりも半端なかったし、これからもっともっと評価の上がっていく曲なんじゃないかと思います。
個人的にはれいな、オダサクちゃんの揃ったこの曲を是非聴いてみたいですね。



と、前段も長くなりましたが、ここからが楽曲大賞投票結果になります。
州´・ v ・)<まじ長いんですけど。。

リ ・一・リ<チーム岡井のあの曲も気になるMV部門!!


3位:初恋サイダー/Buono! --- 1pt

基本スタジオのセットで歌ってるだけなんですが、下からのアングルで軽快なステップを強調したり、投げキッスしたりしながら自由に歌ってる風景だったり、とにかくBuono!の楽しそうなステージングをフィーチャーした作りになっていて、曲の世界観そのままに、爽やかでポップな感じに溢れています。
Buono!と曲の魅力がシンプル且つダイレクトに伝わるMVのお手本のような作品なんじゃないかと思います。
個人的に、というか多くのロックファンにとってはブッチャーズの田渕ひさ子さんが出演しているというのが何より特筆すべき作品なのかもしれませんがw




2位:One・Two・Three (Dance Shot Ver.)/モーニング娘。 --- 2pt

10人のモーニング娘。だからこその迫力と美しさを感じる統制のとれたダンスは、ある種シンクロナイズドスイミングのような美しさ感じます。さらに色鮮やかなメンバー衣装も効果的で細かな動作やフォーメーションチェンジはカレイドスコープのような楽しさもあります。特徴的なデジタルサウンドとそれを見事に体現したダンス自体もとても楽しいし、正に五感を刺激するような映像です。
Youtubeで400万近い再生数は伊達じゃないと思わせる名作です。




1位:君は自転車 私は電車で帰宅 (矢島舞美 Short Movie "突然" Dance Ver.)/℃-ute --- 3pt

数々の有名ドラマの脚本も手がける秦建日子さんが手がけた舞台「らん」の縁で実現した作品。
ネオンを巧みに使った映像美や鼻歌交じりにフェードインして、そこからダンスシーンが始まる構成の妙、「危ないから気をつけて♪」という歌詞に合わせて、自転車と衝突しそうになって、危ない!って顔をするユーモラスな演出など、恐らくハロプロ史上最長であろう9分強全く飽きさせない展開は流石だなって思います。
そんな不思議な空間での矢島舞美のダンスシーンはあまりに神秘的で美しくて、まるで大人のおとぎ話のような作品です。


从・ゥ・从<今年も℃-uteが1位かな?それでは楽曲大賞!!


5位:初恋サイダーBuono! --- 1.0pt


愛理の独唱から、みやびちゃんの甘ささと愛理の清涼感との化学反応、多幸感溢れたメロディ、曲名通りシュワシュワっと爽快ポップなんだけど、キーやベースなどバンドサウンドの骨格もしっかりしてて、どこをぶった切っても全く隙のないロックポップだと思います。
限りなくロックっぽいアイドルポップ?否!アイドルポップチューンのロック?否!アイドルなのにロックしてる何て野暮な言葉は不要。正真正銘のロックでアイドルポップ、その絶妙の成分比こそBuono!の所以。
オンリーワンのロックを奏でるBuono!の真髄を感じられる1曲です。



4位:こんな私でよかったら/吉川友 --- 1.0pt


まるでラップのような低音の効いたAメロ、転調してファルセットのようにキーがあがるBメロ、そして圧倒的にキャッチーなサビへと展開されていく楽曲の面白さ、その展開を可能とした高低を全く苦にしないで歌いこなすきっかの歌唱力が光ります。
サビの圧倒的な解放感や、目と目、手と手と短いフレーズを連発する歌い回しも心地良く耳に響く、とにかく全編通してワクワク、ウキウキする、それでいてメロディは物凄くキャッチー、全体的な楽曲のバランスは今年のハロプロ曲でも随一だと思います。



3位:悲しきヘブン/℃-ute鈴木愛理岡井千聖) --- 2.0pt


℃-uteファン待望だった鈴木愛理岡井千聖という℃-ute2大ボーカリストの共演が実現した今作。クールなサウンドに乗せて、お互いを刺激し合うように圧倒的攻撃性を帯びてドライブしまくるボーカルにはひたすら圧倒されます。
愛理の淀みなさ、ちっさーの力強さのバランスも最高ですが、このバランス比を調整しながら、まるで2人で高速ランデブーしているようなに目まぐるしくパートを変えるハモは特に圧巻で、そのスリリングさにはひたすら痺れます。
2人の歌唱技術も然ることながら、とことんデュオである事にこだわった作り手の意識にも敬意を表したい。
電子音のピコピコが目立つ編曲だけは何とかならなかったのかなとも思いますが。。
ちさあいという現役ハロプロ最高デュオに加えてライブでは恐乱のダンスを展開するバックダンサー陣、今やアイドル界最強の呼び声高い℃-uteが狙って神曲を作りにいったその心意気を何より買いたい。



2位:最高ミュージック/℃-ute --- 2.5pt


踊り出したくなるようなイントロのテンションそのままに明るく弾ける5人のボーカルがたまらない。陽性なメロディに乗せてどこまでも前向きな歌詞には勇気づけられます。
以前℃-uteブログで舞美嬢が「℃-uteの原点のような曲」と言っていましたが、どんな困難にも常に前向きに進んできた℃-uteの5人だからこその説得力なんだとも思います。
ただ騒ぐだけのアイドルポップに終わらせない5人の歌唱力も特筆すべきことでしょう。
℃-uteのパワーと楽しさが詰まった、最高にハッピーになれる人生賛歌です。



1位:The 摩天楼ショーモーニング娘。 --- 3.5pt


ソリッド感タップリのメロディに乗せてれいなを中心にグイグイ押していく娘。ボーカル陣の頼もしくもカッコイイ歌声、時折織りなすフェイクもアクセントになって高揚感が増してくるA、Bメロから恋レボを彷彿とさせるゴージャス感が炸裂するサビへの展開はとにかく高まります。
センスあふれるれいなの歌唱力、圧倒的にクールな鞘師のボーカルを中心に娘。ボーカル陣が生み出すグルーヴ感にはひたすら痺れます。
娘。黄金期と最新系が交錯する、ファンキーなダンスミュージックは、間違いなく今年最もカッコ良かった1曲です。


まとめ

当初書いていたように、個人的には、アルバムのクオリティが非常に高かった娘。ときっか、これにc/wを含めたシングル曲に良曲が揃った℃-uteの三つ巴となりました。
そんな混戦模様で例年にも増して悩みました。その結果が4位と5位が同点という結果なのです。。
加えるなら7位くらいまではほぼ差がありませんでしたが、後はバランスを考えて4,5位が決まりました。

楽曲の良し悪しは理屈ではない。特に自分は理論的に曲を論じるほどの知識も見識も持ち合わせていないので、どうしても感覚勝負になります。
そうなった場合、楽曲の完成度云々よりも自分の心に強烈に響いた曲が必然上位に来ます。
℃-uteの2位、3位はとにかく底なしに楽しくなれる、あるいは抑えきれないほど気持ちが揺さぶられる、そんな魂に響いた曲でした。
そんな中1位に推したのは、6回目の参加でベスト5でさえ、一度も投票した事のなかった娘。曲。
単純に今年一番好きな曲です。

娘。はオダサクちゃんも加入するしりほりほはかなり伸びてきているし、ボーカル陣の層は更に厚くなりそう。
それに何と言ってもプラチナ期の辛気臭さが一蹴されて、本当見ていて、聴いていて、今の娘。はワクワクします。
勿論つんく♂自身が娘。のテコ入れと言っていたくらい力を入れていたのもあって、今年の娘。楽曲のクオリティは頭二つくらい抜けていましたね。

その娘。に負けずとも劣らなかったのがきっかの1st。
本当良曲揃いの名盤で、2月のきっかフェスではそのあまりの楽曲の良さと歌唱力に度肝を抜かれたのを覚えています。
ただその後の展開が。。。個人的にボカロって好きじゃないし、もっときっかの生の歌声が活きる楽曲、ライブ展開を期待したいですね。。

スマイレージ維新元年だった今年、やはりボーカル面のパワーダウンは避けられませんでしたが、それでもスマイレージらしい良曲を生み出し続ける底力はさすがだなって思いました。
かななんやりなぷーもヴィジュアル、歌唱力共かなり伸びてきているし、来年は更に楽しみな1年になりそうですね。

真野ちゃんは投票する程楽曲も聴いてなかったので、何とも言えませんが、それでも6月の真野紺はハロプロ随一の温かさがあってとても良いライブだったなぁ!
幸い卒業公演は昼夜共当選しているので、これからじっくり聴き込もうかなって思います。

ベリは・・・
昨年に続きどうしてしまったんでしょうね?確かにccSなどライブでは盛り上がるんですが、楽曲として残るものは1曲もありませんでした。。。まぁ、これはボクが℃ヲタだからなのかもしれませんが。。
特にこれは℃-uteもなんですがアルバムのお粗末さはなんとかして欲しいものですね(^_^;)
ベリ紺やイベントを見ても、みや×りーちゃんは℃-uteのちさあいに勝るとも劣らないポテンシャルを秘めていると思うので、この2人を中心にまたベリらしい楽しい曲を期待したいです。

Buono!はアルバムもシングルも悪くなかったし、ツアーも良かったし、パリ進出など話題はあったにせよ、何かこれまでのような強い印象はありませんでした。
これは娘。や℃-uteに比べての相対的なものなんだとは思いますが。。

℃-uteについては、「憧れ My STAR」「The Party!」「Midnight Temptation」等、アルバムでは必ず名曲というものがあったのですが、7thに関してはそういう曲はちょっと見当たらなかったのが残念でした。
やっぱりアイドルであれアーティストであれシングルを連発するよりも、しっかりしたアルバムを作ってこそ評価もされると思うので、もうちょっとしっかりとアルバムを作って欲しいですね。
ただここ数年泣き所だったc/wについては、3曲共かなりのクオリティでした。c/wのクオリティは全盛期の2007年当時にも匹敵するんじゃないでしょうかね。
やはりc/wの代表曲が増えればライブも更に楽しくなるので、来年もこのクオリティをお願いしたいですね。


さて、恒例の推しメンですが、今年は


火拳のあゆみん!!!

亜佑美ちゃん、可愛いなぁ!亜佑美ちゃん」(ヨージ風ww)


っていうのは、いつものお約束(^_^;)


矢島舞美


ボクのヲタとしての全てです。
全ては言い過ぎかもしんないけど。。。


では、来年もハロプロに素晴らしい楽曲が数多く生まれる事を、そして℃-uteは武道館というステージに到達出来ることを願って、クソ長い楽曲大賞を終わろうと思います。


さらばじゃ〜!!