キャッツアイ盗まれる側

盗まれる側のDVD鳥も行われたらしいですが、自分は日曜の夜公演を観劇してきました。
しかも、今回も3列とかなりいい席!

で、最初の感想はヤッパリな!という感じでした。

ノソ*^ o゚)<やっぱりあたしの胸、立派だったでしょ!

ええ!ええ!
いやぁ、やっぱりそこですよね!

って違うだろ!!

ま、それもあるにはあるんですが(^_^;)、やっぱり塩田さんの本だなって。

まだご覧になってない方もいると思うので、詳しい事は書きませんが、塩田さんらしく今回も時間軸の繋ぎ方が工夫されています。

加えて今回の舞台事前情報では「家族愛」をうたっていたので、どんなハートウォーミングな舞台なのかと思いきや、そこは塩田作品らしく、いやこれまでの塩田作品よりかなりはっちゃけてましたww
勿論キャッツですからカーチェイスシーンもある訳ですが、まさかあんな演出をしてくるとはww

あの天下無双の横山さんがまさかネコミミつけて許してニャン♪とかwww
ある意味このシーンが一番場内が沸いたかもしれないですね!

はっちゃけてると言えば、来生三姉妹もシリアスなAパターンとはうって変わって、めちゃくちゃはっちゃけてますww
ただ瞳はああいう子どもっぽい一面も確かにあるんだよなぁって、とにかくそんな舞美嬢も可愛かった!!

昨年の戦国自衛隊で酷評された帰還組でも気を吐いていた、ナカジマ&りーちゃんですが、今作でもその卓越した演技力を見せ付けてくれました。

りーちゃんはああいう品と影のある役をやらせたらもう一級品ですね。今回もめちゃくちゃハマり役で存在感を出していました。
一方、お嬢様だった「1974」のりつ子や「ストロンガー」から一転、ボーイッシュで活発な女の子を演じたなっきぃはこの舞台の要でしたが、こちらも体当たりの演技で熱演してました!

塩田さんの本同様、ナカジマの演技も一切ハズレ無しだな、とそのくらいの安定感を感じました。
これで体調不良だったっていうんですから、本当ナカジマの女優魂には感嘆を禁じ得ません。

一方、主演に抜擢され続けている熊井ちゃんは。。。
相変わらず安定感がないし、そもそも役によって顔を変えるって事はしないで、いつも通りのクマクマワールド全開のキャラでした(^_^;)
女優としては、う〜んって感じですが、それでもあの雰囲気は今回の舞台には見事にハマってました!

思うに熊井ちゃんは、役ごとにキャラを作るってよりは、脚本家の方が熊井ちゃんに合わせて役を作っているようにすら感じます。
ま、裏を返せばそれだけ熊井ちゃんの存在感があるって事なんでしょうね!

だからゲキハロを飛び出した時どうなるか、そこが熊井ちゃんの課題なんでしょうが、何にしても今回の役は個人的にはかなり当たりだと思います。


「家族愛」というテーマからラストは感動シーンなんですが、これまでの塩田作品ほどの感動はありませんでした。
ラストの展開がやや強引だったこともあるのかなと思います。

ただ逆に、オリジナルストーリーといいながら、キャッツアイ色を結構出していて、アクションシーンなんかは原作に近いAパターンより激しかったりしました。
その辺の見せ方も塩田さんの技術なんでしょうね!

そうそう、この公演で、鉄砲さんが靴を投げるシーンがあるんですが、勢い余って客席まで飛んできてしまいました。
公演後、塩田さんがその付近にいらして「ケガありませんでしたか?本当に申し訳ありませんでした。」と何回もお詫びをしていました。

相変わらず塩田さん丁寧だなぁって感心してしまいました。

あれは鉄砲さんの熱演の結果だし、誰も怒ってなんていませんよ。


盗まれる側は土曜の1公演と大阪公演も観劇予定なので、もうちょっと内容に触れた感想を。。時間があれば書いてみようと思います。