女子落語@青山円形劇場

15日のBS-TBS五月ステージ『女子落語』18時からのちっさーゲスト公演、20時からの愛理ゲスト公演、両方観てきました。17時頃会社を早退して会場に向かうや、当然のように舞美嬢のお友達がお出迎え(^_^;)

本当二十歳になってから舞美嬢の雨女パワー、更にパワーアップしています!w
そのパワーに愛理もブログで唸っていました。

落語の日まで雨を降らせるなんて
WONDERFULすぎてwao!


会場に着くと既に場内に入ったラファちゃんやヒロシさん、ヒロさんもいて、少し談笑してから開演を迎えました。
青山円形劇場は、その名の通りステージを客席が円形に囲っています。ステージの中央には落語を行う高座が設けられていました。

スタッフのtwitterにも上がってたヤツです。

18時からの公演は結構空席も目立ちましたが、20時からの公演は時間的な事や愛理人気もあり、満席で当日券も出ていませんでした。
開演すると、志ら乃さんに続いて紋付袴にポニーテールも凛々しい舞美嬢、そして何故か浴衣姿のちさあいが客席の通路を通って登場します。

先ずは志ら乃さんが舞美嬢やちっさーに軽い話をしますが、二人ともガチガチに緊張していました。
特に舞美嬢は、志ら乃さんが雨女ネタを振るも、「あんまり気にしてないので」と、まるで余裕がない感じです。
流石に2回目は、「最近は雨が降らないと逆に不安になるんですよ!」といつも通りで、すっかり緊張がほぐれたようでしたが。

実は今回の公演を迎えるにあたって、舞美嬢は中野公演の前日、5/2から稽古を初めて、この公演がやっと3回目なんだそうです。
ちっさーと愛理に至っては、何をやるかも教えず、稽古も全くしてない状態でチャレンジしてもらうという今回の主旨を、志ら乃さんより説明がありました。

公開稽古(ちっさー、愛理)

まずはちっさー、愛理が志ら乃さんの落語を見て、同じように演じる、いわゆる公開稽古でした。

噺の内容は、鶴が鶴と呼ばれる所以は二匹の鳥がいて、1匹目が「つ〜」と鳴いて木に止まって、二匹目の鳥が「る〜」と鳴いて木に止まったことに由来するんだよ、というのを聞いた村人が、それを別の人にも伝えるんだけど、どこかで記憶が曖昧になって、1匹目が「つる〜」と鳴いて、あれ?二匹目はどうしたっけ?
1匹目が「つ〜」と鳴いて、「る」って止まって、あれ二匹目どうしたっけ?
結局二匹目は鳴かなかったんだ!と、伝える内容が変わってしまったというもの。

話し手と聞き手という、1人2役を演じ分けたり、勿論キチンと話の筋を掴めるかがポイントになります。
志ら乃さんは「一応分からなくなったら助け船を出しますから言って下さいね」ということでしたが、二人は相当緊張していたと思います。

1公演目はちっさーです。さすがはちっさーらしく、筋がかなりテキトーで、鶴の由来を話しているのにいきなり「鶴が「つ〜」と飛んで」とか、メチャクチャww
登場人物名も思いっきり飛んで、「おじさん」と「孫」になっちゃったり。。

ただ、それでも話は止まることなく、ちっさーらしく度胸満点に演じてくれました。
ちっさーの物怖じしない性格はさすがだなと思いました。
志ら乃さん的には、「話す時の周りへの目線がとても良かった!」と評価していました。


一方の愛理は、話の筋もほぼ完ぺきに抑えていました。滑舌の悪さは相変わらずですが、この際はそれもいい味になっていました。
志ら乃さんも言っていましたが、そもそも落語は江戸弁で話す(上方は違うでしょうが)為、滑舌が良くない方が落語っぽくなるそうです。

愛理いつもMCで1人ボケ、1人ツッコミをやって、違う世界に入っちゃうくらいの子ですから、凄く楽しかったんでしょうね!!
後半は口調もドンドン面白くなってきて、完全に愛理ワールドの構築に成功しました。

これには、傍で観ていた舞美嬢、ちっさーの時は、その豪快さに爆笑していて、志ら乃さんに「あんた意外と黒いね!黒い笑いをするね!」と言われていましたが、愛理の時は、ウワッ凄い!って驚きの顔になってました。

志ら乃さんに至っては「立川一門の弟子達でも1番か2番になれる!」「私より面白いから次は絶対に呼びません!w」と最大級の賛辞を送っていました。


二人共、公演後は凄く緊張したと、終わって安堵の表情を浮かべていました。
落語の時は正面のAブロックの方を向いていましたが、感想を話す時は、円形ということで、すべてのお客さんに見えるように、色々と位置を変えて話していました。

ここで、志ら乃さん以外は退場します。

志ら乃さんとハロプロ

というお題もないのですが、舞美嬢の準備の間に、志ら乃さんがハロプロ現場に行った時の事を話していました。
1公演目では、王様ゲームを自腹で観に行ったそうですが、ハイタッチとかは柄ではないので、横から入場しようとしたら、ベリのマネージャーに見つかって「皆が待ってますよ!」と言われて、「待ってる訳ないじゃん!」と思いつつハイタッチをした事、更にジャンケン大会で、参加しないのも失礼だから一応参加して、勝ってしまったけれど座ろうとしたら、後ろのヲタが「グーは勝ちですよ!」と気を使って教えてくれて、ジャンケンゲームを続行した話をしていましたw
2公演目では、Buono!のR・E・A・Lを観に行った時のお話。こちらは関係者席にご招待されたそうですが、場内が暗転してからベリメン(千奈美以外ww)が入場してきたそうです。一応挨拶をするも暗くてよく見えないと思っていたら、熊の手サイで武装したヲタがわざわざ照らしてくれたそうですww

と、何だかヲタの余計な親切のようなネタでしたw

狸の札(志ら乃さん→舞美嬢)

続いては、『狸の札』という噺を、冒頭を志ら乃さんが演じて、残りを舞美嬢が演じるという構成でした。

内容は色々な所で出ていますが、ここの「たぬき」が結構近かったと思います。
たぬきの恩返し 二題



始まる前に「まだ3回目という事を理解して下さいね!」と志ら乃さんは念押しして、少し舞美嬢のハードルを下げてくれました。
最もちさあいの後に「これより5倍凄いのをお見せします!」とハードルを上げているですがw


まずは志ら乃さんが、罠にかかって子ども達にたぬき汁にされそうになるタヌキを助けるところまでを話します。

そしてここで舞美嬢が再び登場します。

高座にあがると、何と高座が回り出しました!
おかげでE、Fと反対ブロックだった自分もしっかりと観る事ができましたが、志ら乃さんも「やったことがない!」という試み、演じる舞美嬢はさぞかし大変だった事でしょう。

夜分に狸が、恩人である男の家を訪ねるというところからを話し出しました。

始まると、緊張でガチガチの舞美嬢はそこにはいませんでした。
しっかりと見据えた視線、会場中に響く良く通った声、

まずはその雰囲気の豹変に圧倒されました。
加えて、話もメチャクチャ面白くて聞き易い。

え?凄く上手くないか??

ちっさーとの振り幅もあるんでしょうが、それにしても想像を遥かに超えたレベルにビックリしました!

ネタも盛り沢山でした!
冒頭で、「誰だい?」「ハギワラマイ?」とかいきなりマイマイ登場ww
しかも1公演目は、マイマイなっきぃも観に来ていましたw

本当は「萩原舞本人だったら帰ってもらいたいところだ!」というネタがあったそうですが、これは1、2公演共飛ばしてました。

そして、序盤で最も沸いたくだりは、このカワイイキツネポーズからww


これで「ゆんべの狸ですよ!」と尋ねていく訳ですが、

「キツネじゃねえかよ!」

そして、小指を立てて

「これはももち!」「意外と弟想い!」「ツインテールが似合う!」「ももち何てどうでもいいんだよ!」
という小ネタを挟んで、場内は爆笑www

このくだりは、「狸の札」終了後に、愛理が「オレも弟想いなんだよ!」「身長185にもなって!」とかリアルネタを織り交ぜつつ、チャレンジしていましたw


ももちネタは他にも炸裂して、

親方:「1円札5枚必要なんだ!化けてくれねぇか?」
タヌキ:「出来ません。。!1人1役なんで・・・」「じゃあ今から親戚一同連れてきますよ!」
親方:「それじゃタヌキだらけになっちゃうじゃねえか!」「ももちだらけ?」「それもっと嫌だよ!!」
親方:「本当に℃-uteで良かったよ!」

再び場内大爆笑ww
しっかし、ここでもネタにされるなんて流石ももw

とにかく、可愛らしいタヌキと江戸弁丸出しの親方の落差、声の使い分け、間を含めたリズム、表情、本当素晴らしくて、話にグイグイ引き込まれていきました。

終演後、ちさあいも絶賛。愛理に至っては「流石℃-uteの一大女優です!」と賛辞を送っていました。
そして志ら乃さんは特に舞美嬢の噺のリズムを褒めていて、「所々凄く落語っぽいリズムになっていた」と言葉をかけていました。
本当に聞いていて凄く気持ちが良くなる、抜群のリズムでした!

当の本人は終演後は物凄い安堵の表情で、またヘロヘロ、グダグダ舞美嬢に戻っていましたがww

公開稽古や落語の合間に感想や意気込みを挟んで、最後はステージを1周して挨拶。両公演共1時間強、本当に楽しい時間でした。

公演後は、ヒロシさんと初めてさし呑みしました。途中からBuono!の話になっていた気がしますが(^_^;)

まとめ

落語を初めて観た自分が言うのもなんですが、本当に素晴らしい完成度でした!
わずか3回の練習で、ここまでなれるものなのか?と感心してしまいましたが、昨日のブログを読んで納得しました。


話の書き起こしから始まって、ハンディカムを四六時中観て研究してたんですね!

朝起きた時にハンディカムを握ったままだった事もありました

なんか「らん」の時を思い出しまいた。そして今回の落語にも、「らん」での経験が凄く活かされているのも感じました。
あの声の使い分けやリズムは、再演の「らん」で、悪ふざけして悪ガキ3役やった時を彷彿とさせていました。

あの舞台も殺陣を全くやったことのないところからのスタートでしたっけね。
それでも最後は観た人の心に響かせるレベルにまで達しましたからね!

今回の落語についても、練習を1回重ねる毎の成長幅が物凄かったので、結構難しい噺をチャレンジさせたと志ら乃さんはおっしゃってました。

一歩一歩努力して、そして自分の可能性を広げていく。

彼女の大好きなコトバ「努力夢現」と「全力投球」を口先じゃなくて、本気で実践してるんですよね。

本当に尊敬してしまいます。


矢島舞美の初挑戦は、毎回沢山の驚きと感動を与えてくれます。
今回も素晴らしい初挑戦に立ち会えて本当に良かったなぁって思います。

女子落語千聖
落語(あいり)
女子落語(´Д`)



志ら乃さんは、特に公開稽古の時に、それぞれの個性が出るとおっしゃってました。

細かい事は気にしない。豪快に突き進むちっさー
内容を完璧に抑えて、且つ瞬時に自分流にアレンジしてしまう天才肌の愛理!
そして、不器用だけど誰よりも努力して、納得のいくものを作り上げる、努力の天才舞美嬢!!

本当、皆らしい個性が出ていたなって思います。


また是非舞美嬢、そして℃-uteの落語観てみたいですね!