シェイクハンド

先日私の元に1舞のDVDが届きました!
発売の1週間くらい前からAmazonでは在庫切れ、各CDショップでも軒並みSOLD OUTしていて、待ちに待ったといった感じでした。。。
そこには歴史的な再開が収められていました。

昨年、東日本大震災と言う未曽有の災害を機に改めて絆というものが見直されて、そして日本が一つになって戦おうという気運が高まりました。
その副産物として、ミュージックシーンにおいても、伝説と言っていいバンドが再結成を果たしたりと、非常に印象的な再開を数多く散見しました。

それだけに、ファンも本当に待ち望んでいた布袋寅泰氷室京介の再開、すなわちBOφWYの再結成が叶わず、結局氷室がソロライブでBOφWYの曲やったのは本当に残念でした。

ただ布袋は氷室とは再開を果たせなかったものの、もう一人の盟友と再開することになります。
盟友の名は吉川晃司。

あの伝説のデュオCOMPLEXの復活です。

“日本一心”を掲げた復活ライブは、2011年7月31日、奇しくも氷室と同じ東京ドームで行われました。

ワーグナーワルキューレの騎行」のBGMと共に20年以上前の勇姿がスクリーンに映し出されるオープニングから、20年以上経って尚色褪せるどころか、寧ろ当時以上の輝きを放つあのSE。

BE MY BABY BE MY BABY BE MY BABY・・・


パンパンのドームが揺れます。

大歓声を背に両サイドから21年の歳月を噛みしめるかのようにゆったりと歩を進める両雄。


やがて中央で対峙した二人はガッチリと握手を交わします。

昨年のミュージックシーンのハイライトの一つといっても過言ではないでしょう。

そこからリズムにのりサイドステップを踏む二人。そして場内のボルテージも高まったところで、満を持してBE MY BABYを投下します。

当時のCOMPLEXを知る者から、恐らくCOMPLEX結成後に生まれたような若い世代まで、一体となってBE MY BABYを連呼していました。

私はこのLIVEはWOWOWのOAで観たのですが、音楽は世代を超える、っていうことを体現したくれた、本当に鳥肌の立つような時間でした。

COMPLEX、「日本一心」を掲げ志を一つにした10万人熱狂


本当に凄いライブでした。
しかし、買ったDVDはこの二人の握手ではありません。



それから1ヶ月半後、舞台は横浜スタジアム

そう難波章浩横山健の再開、すなわちハイスタが復活したAIR JAMです。

重ねた年数や動員数をみれば、COMPLEXや氷室の方が伝説と呼ぶには相応しいのかもしれない。。

だけど、俺達ロックキッズにとっては間違いなく、伝説のバンド、そして昨年のミュージックシーンにおける最大のハイライトと言っていいでしょう。


すれ違いからバンド活動無期限休止に陥り、ついには口さえきかなくなってしまった二人が、東日本大震災を機に、何かできることがないかと再び結成するまでのいきさつがナタリーで語られています。

難波&横山が語るハイスタ再始動、AIR JAM、東北への思い


この記事を読んでぐっと熱いモノがこみ上げてきました。

勿論熱いのは想いだけではありません。
彼らのライブパフォーマンスはその想いさえ遥かに凌駕する熱気に帯びています。

実は私の弟も参戦していてその熱気は伝え聞いていたし、あのTOSHI-LOWに「いつもはライブが終わったら死んでもいいと思ってたけど、今日だけは次のバンドが観てえ」と言わしめたライブ。

本当映像化が待ち遠しくて待ち遠しくて仕方が無かったのですが、いざライブ映像を観たら、そんな自分の期待値がなんてちっぽけなものだったんだろ、って思えるほど凄まじく濃密な時間が真空パックされていました。

彼らのステージからは。スタンディングゾーンは勿論、スタンドの観衆、いや、それどころか、時間と空間を超えて、テレビを通してオレ達にもその熱気が伝わってきた。

おかげて、観終った後、首が痛くなったwwww

初っ端のSTAY GOLDから神曲の連続だったけど、

灘波が「天国に仲間沢山いるゼ!届けよう!」

そういって「DEAR MY FRIEND」が投下された瞬間、まぢ泣けた。

うん、ハイスタ最高!!!

音楽の可能性を改めて感じると共に、音楽が好きで、ロックが好きで良かったな、と改めて感じました。


Live at AIR JAM 2011 [DVD]

Live at AIR JAM 2011 [DVD]

この作品は何とCDアルバム一枚分と同じ値段なんですよ!!
音楽が、ロックが好きなら是非観といて後悔しない作品だと思います!てか観なさい!ww


彼ら以外にも様々なアーティストが立ち上りました。
先日、「ココ☆ナツ」のPVを撮った縁でと、未だ原発事故が終息しない、福島はスパリゾートハワアンズで、ももクロちゃんがLIVEを開催したという話には驚くと共に感動と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
何を隠そう、ハワイアンズは私の家からもそう遠くなく、前身の常磐ハワイアンセンターの頃は小さい頃よくお世話になっていました。
一方でマスコミのようにただ不安を煽る輩がいる中、ももクロちゃんのとった行動には感嘆を禁じ得ません。
こういうハートがあるからこその今のブレイクなんだと、自分は解釈しています。


最後に、およそ1年前、我らが℃-uteスマイレージと、音楽で日本を元気にしよう!と頑張っていました。
勿論、震災前からスケジュールが組まれていた事ではあるんですが、あやちょがMCで今自分達にできる事は笑顔を届けることです、と語っていたように、ステージ上では確かにある種の使命感を背負って、全力でパフォーマンスしていました。
あの彼女達の想いも、偉大なるアーティスト達のそれに負けて無かったと思います。



アーティストもこんなに頑張ってんだから、自分も何か頑張らんといかんな、もうすぐ震災1年を控えて改めてそう思います。