美しき勝利

なでしこジャパンがついに歴史の扉を開きました。
ご存知の通りサッカーヲタクな私は当然気合い入れて観ました!直前になってちっさーもリアルタイムで観戦すると宣言してくれて、さらに気合いが入りました。
でも、一番気合いが入った要因は、準決勝で見せたなでしこのサッカーが余りにも見事だったからです。
こんなサッカーできるのはスペインか日本くらい!
決勝前にはこのブログでも「美しく頂点まで登りつめて欲しい」と書きました。華麗なパスサッカーで対戦相手を圧倒し続けた、ユーロ2008、南アW杯のスペインのようになって欲しいという思いがありました。

しかし、現実はそう上手くはいきませんでした。

勝戦のアメリカは、パスサッカーを封じる為に前半から激しいプレスをかけてきます。日本がパスを回そうとしても3人ぐらいで囲まれてすぐにボールを奪われてしまう。
日本のパスサッカーを封じた前半のアメリカは実に素晴らしかったと思います。それでも日本はパスサッカーを、自分達のサッカーを曲げませんでした。

恐らく前半アメリカが激しくプレスをかけてきたのはパスサッカーを封じて、日本にロングボールを多用させる、いわゆるキック&ラッシュをさせようとしたのではないかと思います。ロングボールの応酬になれば、体格差で劣る日本は明らかに不利。そしてある程度厳しいプレスをしかければ、これまでの女子であれば、アメリカの思惑通り、術中にはめることは可能だったはずです。
しかし、このなでしこジャパンは、過去の女子サッカーの物差しから言えば、正に規格外のチームでした。
どんなに寄せられてもそして失敗しても、決してパスを繋ぐ事を止めない。
特に凄いなと思ったのは、ペナルティエリア内やゴールにかなり近い位置であっても、セーフティに前にクリアするのではなく、徹底してパスを繋いでいきました。

試合前、澤選手は言いました。「アメリカの弱点は知っている。」「アメリカに日本のようなポゼッションサッカーはできない」と。
澤選手の言葉に反して、前半はアメリカがポゼッションで優位だったものの、後半日本は徐々に巻き返します。
それを可能にしたのは、やっぱりパスサッカーだと思います。

サッカーの真理を語る時、しばしばヨハン・クライフの言葉は助けとなります。
「ボールはいくら走らせても疲れない!」
これぞパスサッカーの真髄。徹底的にパスでいなし続けたことによって、後半からのアメリカは明らかにペースダウンしました。
それでもアメリカに二度もリードを奪われました。
それは、正にアメリカが女王たる所以、勝者のメンタリティという名の強靭な精神力の賜物だと思います。
しかし、技術に加えて、この日のなでしこはメンタル面でも女王にふさわしい不屈の闘志を見せてくれました。
後半に追いついただけでも凄いのに、延長のあの時間帯に追いつくなんて!!


あれだけヒートアップするなか憎らしいまでに冷静な宮間選手、18年間の思いをぶつけるかのようにピッチを縦横無尽に走り回り、ボランチという新境地でゲームを支配し続けた澤選手。
最後の最後に大仕事をやってのけた海堀選手。
みんな本当にカッコ良かった!!

そして、歓喜の瞬間!!

私は毎年4年に一度、サッカー雑誌の表紙をデカデカと飾る、金色の紙吹雪が舞う中、高らかとワールドカップのトロフィーを掲げる画を眺めていました。
それは日本人にとってはおとぎ話のような世界。。

だと思っていたからこそ、澤選手が高らかとカップを掲げる光景は一瞬信じられませんでした。

そして次の瞬間、もう超泣けてきました。
本当に凄い事なんだ、自分達は間違いなく歴史を目撃しているんだと思いました。

℃-uteメンバー始め、皆が言うようになでしこジャパンの最後まで絶対諦めない姿勢に感動しました。

そしてフットボールファンとして、その姿勢と同じ位感動したのは、そのゲーム内容です。
両チームの勝ちたいという気持ちがぶつかり合った、文字通りの死闘、だけど、ゲーム内容はこれぞサッカーだ!と叫びたくなるほど実に爽やかでクリーンなものでした。

昨年の男子W杯決勝で、オランダが肉弾戦を挑んで、とても決勝とは思えない最低の試合だ!とこき下ろされたのとはあまりにも対照的です。

男子サッカー界は、この女子のクリーンな試合をお手本とすべきです!

今回の決勝は、本当に男子も含めて、私が観てきた中でも、屈指の名勝負だと言えます。

アメリカのサッカーファンも負けたことは悔しいけど、とてもいいゲームがみられて良かった!と日本を祝福してくれたそうです。

私も同じ気持ちです。
ワンバック、ソロ、その他多士済々の名手が揃ったアメリカだからこそ、こんな名勝負ができたんだと思います。
フットボールファンとして、アメリカの選手にも、ナイスゲームをありがとう!と言いたいです。


日本のサッカーはスペインのようには美しくなかったかもしれません。
しかし、この試合で見せたがむしゃらに、泥臭く掴み取った栄冠は、スペインのそれより美しかったと自分は思います。


この優勝は、なでしこジャパン、サッカー協会を始め関係者、フットボールを愛する世界中のファン、みんなの勝利だと思います。

そして、昨日も書きましたが、

澤穂希という偉大なるフットボーラーの勝利なんだと思います。

澤選手の素晴らしい選手生活に乾杯!

そして、なでしこジャパン、本当におめでとう!!!


P.S.
さて、ちっさーコメント欄で盛り上がった岡井サッカー応援団ですが、前半はあまり人がいなかったのですが、後半から急に人も増えて、最終的には1800オーバーww
コメント欄で℃-uteで4桁を打ち出せるのはちっさーだけだねww
岡井サッカー応援団の皆さんwおつかさまいみぃでしたw
そしてやっぱりちっさー勝利の女神ですね!!いつかちっさー団長とみんなでサッカー応援に行きたいなぁ!

いつかは一緒に見たいね(笑)
千聖が20歳になるまで
待っててくださいな(笑)

女子サッカーW杯日本

ちっさーもまんざらではないようだしねw


感動(まいみ)
舞美嬢もライブ帰りで疲れていただろうに、ちゃんと見ていたんだね!まぁ途中で寝ちゃったのは仕方ない。
それと、ハッピーバースデーアロマちゃん♪

だけど私、

爆睡してしまった。



も〜、ばかばかばかっ!

とり残されてる
ナカジマは。。。どうしようもないな(^_^;)