NANO-MUGEN CIRCUIT 2010@Zepp Tokyo

24日(℃)のアジカンプレゼンツNANO-MUGEN CIRCUIT 2010に参戦してきました。やっぱりライブは最高ですね!!
最近良く一緒に行く以前の職場で知り合った方と参戦しました。
今回は16時会場の17時開演、で終演予定が21時とかなりの長丁場でした。40番台と無駄に整理番号が良かったのでさっさと入って余裕を持ってグッズ購入をしてました。
ツアーTにマフラータオルと定番の武装アイテムを購入すると、今回もNANO-MUGENらしい胡散臭いグッズを発見!
その名も、「ナノム麺」
なんじゃそりゃって感じ・・・勿論買いませんでした(^_^;)
早い番号だったので最初フロントもスカスカの状態だったのですが、ハローでは飲めないビールもここでは解禁だったので調子こいてまったりと2杯もいってすっかりほろ酔いモードで再度場内に入りました。3ブロック目のセンター付近に陣取って開演を迎えます。

対バン

1組目はテルスターというアラフォーのおっさんバンド。ベースがボーカルを務めて、左右にギターを従える一風変わった4ピース。
下手のギターのお兄さんはギター弾いたり、ミキサーいじったりと大忙し。人件費削減でしょうか(^_^;)
正直音は微妙を通り越して、聴くに堪えない部分もあったのですが、
「オレ達は15年やってるけど、未だにブレイクすると信じてます!」とか
「楽しむって事が一番難しいと思う!人は批判的になるのはたやすいことなんだから!」とか
「これ終わったらレジ打ちに戻ります!」などなど、熱かったり、哀愁漂わせたりと、MCがイチイチ面白かったww

2組目は環ROYというラッパーさん。NANO-MUGEN初のヒップホップ系アーティストだそうです。個人的にもリップとかは行った事あるけどちゃんとしたヒップホップは初めてなんで・・・
リ ・一・リ (o・酈・)<ちさまいのOne's LIFEがあるだろ!!
おぉソーリー!ソーリー!(梅さんもだけど・・・)
ま、ヒップホップはそんなに経験ないので結構ワクワクしてました。で、ラッパーってもっと強気な発言をかますのかと思いきや、常にオドオドした感じで、「みんな温かいね!」とか「本当にありがとう!」と超下手でかなり好感が持てました。
肝心の音楽は、ポップ系、エレクトロ系等々かなり多岐に渡っていてとても楽しめました。
傑作だったのは「六年生」という小学校高学年の不良をイメージしたというラップww
ビックリマン中身を捨てる♪」「牛乳飲め!」とかもうふざけたライムに爆笑。
最後は「義務教育!!」をシュプレヒコールのように連発!でも音楽自体はクールでそのギャップがかなり良かったです。
NANO-MUGENって結構ライブ慣れしてない人も多くて、ヒップホップのノリ方はよう判らん!って感じで結構ポカーンと聴いてる人も多かったんですけど、梅さん、ちっさーハギティの「One's LIFE」で鍛えられたww自分はかなりノリノリでしたw

3組目はRaRaRiotというアメリカのバンド。このバンド編成がまた凄くて、Vo、Ba、Gt、Drの基本パートの他に両翼にはお姉さん達が陣取ります。しかもそのお姉さん達が携えてる楽器がヴァイオリンとチェロ!!
かなりポップで爽やかな音を出してました。

バンドが登場する間の繋ぎでは、NANO-MUGEN恒例、メンバーがMCで語ってくれます。
最初は山ちゃんと潔さん。
山「お台場合衆国行った人?」
潔「時間ないんだから関係ないこと聞かないの!」
潔「ゆりかもめ乗って来た人?」
山「時間がないって言ったでしょ!!」
ベタベタでgdgdだ(^_^;)
しかも次のゴッチ&建ちゃんがしっかり台本あることをバラしてました(^_^;)

ASIAN KUNG-FU GENERATON

19時半。ここまでビール3杯、でも酔いもすっかり冷めてきたところで、自身今年初のアジカンを迎えます。
一発目は予想通りアルバムのオープニグトラックでもある「新世紀のラブソング」
今までのアジカンサウンドにはあまり見られなかった、Keyのサポートメンバーも加えて織りなすサウンド。これまでにないロックアンサンブルに新鮮な感動と興奮を覚えました。
壮大なスケールは、ASIAN KUNG-GU GERERATIONの新しい音楽の世界への扉を開いてく錯覚にすら陥りました。そう、さしずめアカデミー賞音楽賞も受賞した「ラストエンペラー」の「Open the Door」のよう。
続いては、これまた予想通りアルバムの2曲目「マジックディスク」。アルバムの1、2曲目を続けて投下するのはもはやアジカンの鉄則。照明効果も手伝って、サイケデリックな感じが一層引き立ってて、とてもカッコ良かったです。
アルバムの誇るクール系トラックで攻めてきましたが、続いては「迷子犬と雨のビート」。ロックのクセにどちらかというと横ノリみたいな人を食った様なビートが最高にステキです。
この振り幅の広さもアジカンの魅力です。

さぁ、続いては?とゴッチがギターをガンガンかき鳴らす。ん?アドリブをしばらくやった後に投下されたのは「ブルートレイン!」嗚呼懐かしい!!さすがにこの辺のある程度古くて有名どころがくるとオーディエンスも勝手知ったるといった感じで、指立てるタイミングもほぼそろい出します。
間髪いれず、静寂に鳴り響くキーボードの音。個人的にとても久々の「ブラックアウト」に思わずガッツポーズ。このスローなテンポで声を振り絞り出すように吐き出されるゴッチのボーカルとそれに応戦するようなオーディエンスの大合唱が最高に気持ちいい!!

ただ 立ち尽くす僕の弱さと青さがぁ!!
日々を駆け抜ける
そうさ何度も!!

最高!!!

続いては、あれ?これなんだっけ?
曲終了後ゴッチが「ロードムービーって曲をやりましたが、皆あんまり知らないでしょう?」と・・・どうやら「ブルートレイン」のc/wでアルバム未収録らしく、それは知らないッス・・・
三塁ベンチでゲームセットを迎えたある球児の夏の終わりが描かれていますが、高校球児だったゴッチの体験を基に作られたようです。
「オレでも全然悔しくなかったんだよね・・・オレの夏はその前で終わってたから・・」とはゴッチ
「やっぱりオレなんかが悔しがっちゃダメだと思う。悔しくなるくらい全力で頑張らないとダメだよね!」
良い事言ったと言わんばかりにオーディエンスも拍手。
と、「オヤジに言われたんだけどね!」と茶目っけタップリのゴッチでしたwww

このMCを聞いてて、舞美嬢の顔が頭に思い浮かびました。舞公演毎に感極まって泣く姿・・・悔し涙とは違うけど、涙って全力で頑張った人の特権なんだよなぁって。
ゴッチ良い事言ってくれたよww



しっとり目の曲を2曲続けると、ライブも終盤。
ここで「テルスターの影響で自分達も古い曲やりたくなっちゃった!!」
と、叩きつけるドラムスとエッジの効いたギター、この荒々しい古き良きアジカンサウンドを思い起こさせてくれると、投下されたのは、フラッシュバック!!!
おおおお!!!!!!マジ懐かしい!!!

これまで新譜「マジックディスク」と「ファンクラブ」中心の構成だったので、一気に時計の針を押し戻した感じ。
高速ビートに身を委ねながら、会場も軽くうねり出します。
そしてゴッチと一緒に「旋風吹け〜!!!」とオーディエンスも絶叫を開始。
立て続けにさらにゴリゴリとしたサウンドと印象的なギターリフ。ついに時代は1stまで遡って「羅針盤
山ちゃんと建ちゃんのバックビートのアクセントが最高!!そして前曲と同様、「情熱の羅針盤は!!」とオーディエンスが絶叫します。
二つ合わせても6分程度のアクト。高速8ビートサウンドに乗せて一気に駆け抜けてく疾走感もアジカンの魅力です。

ラストスパートは「センスレス」。このジリジリと盛り上がってくる感覚がたまりません。
テンションがマックスになったところで、ゴッチがアンプの上に立つと、両手を上げて、そしてジャンプ!!!
ラストは、アジカンライブの鉄板中の鉄板「君という花」投下!!!

オーディエンスも待ってましたって感じ。Bメロのカウンターコールも場内一体となれば、サビは絶叫して跳びまくり。場内が波を打ってました。この会場の一体感、やっぱりこのアクトは最高ッス。

アンコールは新譜から1曲とラストは、対バンのメンバーも呼んで、即興で作ったという曲でセッションをやりました。

セットリスト

  1. 新世紀のラブソング
  2. マジックディスク
  3. 迷子犬と雨のビート
  4. ブルートレイン
  5. ブラックアクト
  6. ロードムービー
  7. さよならロストジェネレーション
  8. ライジングサン
  9. フラッシュバック
  10. 羅針盤
  11. センスレス
  12. 君という花

EC1 ラストダンスは悲しみを乗せて
EC2即興曲

総括

まさかの「ソラニン」スルーと「イエス」が聴けなかったのはちょっと残念でしたけど、アジカンらしく一緒に叫んで、サビではジャンプして、音は変われど、ライブはいつも通り!
本当いつも通り最高に楽しむことができました。
でもやっぱり1時間ちょいじゃ物足りないなぁ。。。