リスクマネジメント

日本サッカー代表は2月の東アジア選手権で3位(4カ国中)に沈んだ。この時世論は一気に監督解任に傾いたが、毎回おかしな発言で物議を醸す、日本サッカー協会会長犬飼氏の見解は「今変えるにはリスクがあり過ぎる」。そして、監督の留任が決定した。
一体何のリスクがあったんだろうか?個人的にはW杯まで残り4カ月の時点でのあのチームの体たらく、もはや何の希望もない、あれ以上酷くなりようのない状態、監督を替えない事こそが最大のリスクだと思った。
何をやりたいんだかさっぱりわからない戦術、JリーグMVPの小笠原は1試合しか試さないくせに、リーガでサッパリ活躍できず、おめおめと日本に逃げ戻ってきた、愛弟子中村俊輔は、相変わらずの重宝ぶり。さらにセルビア戦に向けた召集で、僅か開幕で数試合活躍しただけの、山瀬、栗原というこれまた愛弟子を招集。代表召集の基準も不明なら公平さも微塵もない。
いや、彼の頭にはカッコたる基準があるのだろう。「高いから」という理由で栗原、「足が速いから」という理由で永井。
テレビゲームで自分のチームを作る時と同じ次元、これが一国の監督っていうんだから、空恐ろしくなる。

で、結果が2軍(今日ピッチに立ったメンバーの殆どはW杯でスタメンはおろか召集もされないでしょう・・・)のセルビア相手に、ホームで0-3の惨敗。

これでハッキリしただろう。監督続投こそが最大のリスク。さらに言えば、あの意味不明の会長がのさばっているのはもっとリスキー。

W杯で赤っ恥をかきたくないなら、今からでも監督を替えるべきだと思う。ハッキリ言ってもう手遅れだろうけど、それでも最善は尽くすべきでしょう・・・