ショッキングLIVE@松戸森のホール21〜Veni vidi vici〜

先週の℃曜より開幕した℃-ute春ツアー、その開幕戦に参戦してきました。7回目の開幕戦ですが、セットリストも一切分からないわくわく感、長いツアーの中で戦友となるツアーTやマフラータオルを求める長蛇の列。新鮮な感覚や喧騒、やっぱり開幕戦独特の雰囲気は楽しいものです。

八柱駅から会場まで伸びる、ヲタの道を辿っていったので、迷子にならずに到着しました。途中では松戸公演名物の花屋さんで記念撮影。

その後、ヲタもだちと合流して、開幕戦の空気を楽しみながら、しばし談笑しました。いい感じで気持ちも高まってきたところで、開幕戦恒例のあれをやることにしました。
3月13日松戸、℃-ute春ツアー初日、
℃-ute!!
舞美!(ボノ)
舞美!(ラファちゃん)
舞美!(ゼロクマさん)
早貴!(セキチィ)
早貴!(マツリさん)
千聖(こーじさん)
6人揃って・・弾けるゾイ!!

バランス悪っ(^_^;)

気合い十分で会場にのりこみました。

さて、今回は1公演しか見ていないので、全体の感想などを。全曲レポは愛知公演以降にでも書こうと思います。
ネタバレ含みますので、まだ参戦されていない方はご注意を!


CircuitやFCイベントで既に新生℃-uteとしての活動はスタートしていますが、℃-uteの魅力が最も発揮されるのは何と言ってもライブ。その新生℃-uteとしての初ライブに、期待半分、不安半分の面持ちで℃-uteの登場を待ちました。
ついに開演時間を迎えます。シルバーのワンピース衣装の5人が登場します。頭のワンポイントの大きなリボンがカワイイ。愛理が前髪パッツンしてる!超カワイイ(≧∇≦)bといきなりショッキングな出来事に、テンションが上がると、まずは予想通り、挨拶替わりの最新シングル「SHOCK!」で新生℃-uteの幕が開きます。
続けてライブの定番まっさらブルージーンズを投下して、会場のテンションを一気にマックスまで持って行くという、これまで℃-uteが培ってきたメソッドをそのまま実践します。メンバー紹介のVTRから6人体制の℃-ute、最高傑作といってもいい「★憧れ My STAR★」で、クールさ全開、5人になっても相変わらずカッコイイ℃-uteに、もうメロメロです。

℃-uteの新しい世界への誘い

今までの℃-uteを踏襲する序盤戦でしたが、今回の見どころの一つは何と言っても、℃-uteの新境地を見せたアルバム曲のアクト。恒例の煽りに続いて、「私達のアルバムからこの曲を聴いて下さい」という曲紹介から「四月宣言」が始まります。
アコギの美しいイントロに初回公演にも関わらず自然発生的にハンズクラップが鳴り出します。今までの℃-uteライブにはあまりなかったオーディエンスのリアクションにちょっとビックリしました。
℃-uteの新しい世界はやはりこの曲から始まりました。
ここからは、アルバム曲を織り交ぜながら、℃-ute一人一人の個としての成長を見せつけてくれます。愛理、舞美嬢はアルバムのソロ曲を披露しましたが、今回は何となっきぃちっさーハギティにもそれぞれソロステージが用意されていました。
ちっさーの場内に一気に笑顔を咲かせる多幸感、なっきぃの心臓に悪いくらいの胸キュンアクト、そしてハギティ、それぞれが個性的なワールド*1を展開してくれました!
これは、未だに自分のベストセットリスト公演と位置付けている(ブログのプロフィールを参照下さいな)、2005年冬のメロン記念日 『今日もメロン明日もメロン、クリスマスはマスクメロンで!』公演を思い起こさせてくれます。

失礼な言い方ながら、モベでは一部エースの特権(それ以外でも披露していましたが、あまり聴けたもんじゃありませんでした(^_^;))だったソロステージを、全員披露できたことは、個を活かすことにこだわり続けた℃-uteスタッフと弛まぬ努力を続けた彼女達が勝利した瞬間でもあると思います。

柔と剛、℃-ute不動の2トップ

それでも℃-uteを牽引しているのは愛理であり舞美嬢である、と感じるソロステージでもあります。愛理の安定感は本当に素晴らしいのですが、それ以上に凄いところはとにかく歌声がキレイなこと。
「SHOCK!」「嗚呼恋」のように曲調がかなり微妙な曲でも、愛理が歌うと思わず聴き入ってしまいます。中高音の変化も自在なら、フェイクを入れたりと実に多様なテクニックを駆使して詞を表現します。
特に「The Party」で見せる、ラストのコーラスはとにかく美しくて、体中に何とも言えない心地良さが駆け巡っていきます。

一方の舞美嬢は、その荒々しさが最大の魅力です。「Lonely girl's night」での舞美嬢、確かにフェイクとか愛理と比べるとかなりぎこちないのですが、圧倒的な声量故、とにかく迫力があります。一旦落としたところから盛り上がってくる馬力、そしてシャウトの迫力、ゾクゾクするようなクールな表情とも相まって、やはり舞美嬢のステージにも、思いっきり心が入り込んでしまいます。

そんな二人が共演する「イメージカラー」では、可愛らしさは健在ながら、曲中にフェイクを入れてくる辺りに、「歌う」事を強く意識している今回のアルバムの影響を強く感じられます。

新しい技

ゴールデン初デートから続く「タップ」は℃-uteライブの代名詞の一つです。前回キューティーJUMP!公演では、そのタップにストンプを織り交ぜるという手法で、完成形にたどり着いた感がありました。
今回は「EVERYDAY 絶好調!!」の曲中で、バトン交換のようにフラッグをパスするフラッグパフォーマンスを披露してくれました。今のところ難易度の割にタップのようなインパクトはありませんが、毎回ハラハラするスポーツ的要素はやっぱり℃-uteならではで、とても楽しいです!
そういえば、フラッグを持ってポーズをするシーン、キュートンのポージングを思い出してしまいました(^_^;)

お喋りタイム

公演替わりのメンバーMCは、舞公演の楽しみの一つです。今回はなっきぃ×ちっさー×ハギティの君の戦法トリオと舞美嬢、愛理がそれぞれソロMCでした。
君の戦法トリオはショッキングフォトという、写真を見ながらお喋りをするコーナーです。初回公演はなっきぃが担当しましたが、愛犬のレモンちゃんとテリーちゃんが登場。妹が小麦粉を床にこぼしてしまって、それが鼻とかにくっついているテリーの写真も映し出されましたw
コーナーの最後には、スマイレージの笑顔キャンペーン用にと、ステージ上でなっきぃの笑顔が撮影されていましたw

舞美嬢はちっさーの武勇伝を紹介しますということで、舞美嬢とちっさーが新幹線で一緒に帰った時の話。℃-uteの新幹線ネタ多いなww
ちっさーが寝ぼけて自分のと間違えて、舞美嬢のヘッドフォンを引っ張ったりしたという話ですが、どこがオチなんだろうと相変わらず微妙な舞美嬢でした・・・(^_^;)
でも最後は、

从・ゥ・从<また武勇伝を紹介したいと思います

ハイ、期待していますw

愛理は家族で神社にお参りにいった時の話。レストランで獅子舞に頭を噛んでもらったそうですが、獅子舞になりてぇ!と思った愛理ヲタ多数いたことでしょうw

萩原舞


今回のライブで最もショッキングだったのはハギティじゃなかったでしょうか?少なくとも自分に強烈な印象の残してくれました。
まずは何と言ってもショートヘア。
時々ちょっとダサいなと思う舞美嬢のとは違って・・・
从・ゥ・从<オイ!!
とにかくカッコイイんです!元々ハギティの持っていたクールさといい感じでマッチしていました。でもクールさといえば何と言ってもソロステージで披露された「 Endless Love 〜I Love You More〜」。イントロが流れた瞬間のざわめきも半端なかったですが、あのアンニュイな歌声を武器に、このクールな曲調を完全に自分のものにしていて、クール&ビューティ全開で会場を制圧していました。

同じく黄色をイメージカラーとした梅さんの、クール&ビューティの正当な後継者、この日のハギティは正にそんな感じでした。

あ、舞美嬢のショート勿論自分は好物ですよ(^_^;)

℃-uteライブの精神

今回のライブは、色々と新機軸を打ち出しています。メンバー全員のソロだったり、ニューアルバムからのメロウなメロディだったり。そしてライブ構成としても前ツアーまで毎回披露されていた「わっきゃない(Z)」や「桜チラリ」という初オリジナルにメジャーデビューシングルというある意味℃-uteの象徴とも言うべき楽曲がリストから漏れた事は、「新しい」を一層強く印象付けました。

それでも、ライブの精神とも言うべき、絶対に外せない曲がある!特にいいアーティスト、いいライブってものにはそういう曲があると思います。℃-uteの場合それは言わずと知れた「JUMP」です。
皆が一体となって跳ぶ、℃-uteライブの精神を具現化している、このアクトだけは℃-uteライブが続く限り絶対にはずせない℃-uteライブの精神だと思います。

この「JUMP」を軸として、激しいロックビートをかき鳴らす「FOREVER LOVE」、℃-uteの誇るライブアンセム「SHINES」「青春ソング」の終盤に打ち上がる4連発の花火は、℃-uteライブの真骨頂。怒号のようなoiコールに、声がかすれるまでさけぶメンバーコール、そしてアイドルのライブとしては極めて異例のシンガロング、今回は「SHINES」の間奏でメンバーが自分のイメージカラーのカラーボールを投げ込むオマケまで付いて、℃-uteライブの醍醐味が凝縮されています。

総括

この他にもピンク衣装で披露された℃-ute史上最高峰のキューティーソング、新曲「キャンパスライフ〜生まれてきてよかった〜」や、これまた℃-ute史上最高のクローザーソング「夢があるから」など、最初から最後まで一瞬たりとも目が離せない、最高のライブでした。この辺の細かいところは全曲レポの時にでも。

つんくPは℃-uteの特徴として、とにかく全員の身体能力の高さを挙げます。その言葉の意味はライブに行くと強く感じられます。最初からフルスロットルで、それが終盤になっても全く落ちないどころか、さらにテンションを上げてくる。まるで先日、WBOウエルター級タイトルマッチで、フルラウンド速射砲のようにパンチを見舞い続けたマニーパッキャオの試合のようです。

これだけ圧倒的に駆け抜けれるのは、少なくともモベキマスでは℃-uteだけでしょう。
新しい面もどんどん見せながらもこういった、今までの℃-uteライブのエッセンスもしっかりと受け継いでいて、今、考えられる最高のものを見させてもらった感じです。

そして、今回のライブ自分の横は見ず知らずのなっきぃヲタさんでしたが、「なっきぃかわいいっすねぇ!!」って一緒に撃ち抜かれて、最後は「いいライブでした」って握手まで交わして。見ず知らずの人間でも同じ感動を共有できる、これもライブや音楽の醍醐味ですよね。
ライブ後に終電が無くなるくらいまでたっぷりお酒を飲めた事も含めて、自分の家に帰ってきた!という感覚です。

周りのアルバムの評価の低さなどもあって、正直ライブを見るまでは、不安な部分もありました。自分ですらそうなのですから、当事者たる℃-uteメンバーの不安は相当なものだったと思います。

でも彼女達はやってくれました。

来た、見た、勝った!!!!

正にそんな心境です。

やっぱり、℃-uteはスゲー!

*1:これは某熊井ちゃんヲタの名言ですw