あたるも八卦!?@ル・テアトル銀座〜先生は私とその占い師どっちを信じますか?〜

6月16日のゲキハロのゲネ参戦してきました。寝るキュー時代から遡っても、初回公演(正確にはゲネプロですが)に参戦するのは初めて。誰からの情報も一切なしで臨む公演ってのはまた格別のワクワク感があります。
加えて、オフィシャルBLOGから伝わってくる楽しそうな現場の雰囲気。何か今回も思いっきりキュートキュートしてんなぁって毎日頬が緩みっぱなし!
こりゃ期待すんなって方が無理な訳で。と言う訳でゲネ当日は朝からソワソワ。何事もなく無事仕事よ、終わってくれ
ベントラベントラ〜!!

リ ・一・リ<まだ早いぞ!

ww

しっかし本当集中して仕事を片付けて定退ダッシュ!無事40分には会場入り。漏れてくる影アナの声をバックにグッズ購入も完了。


では、℃-uteとして半年ぶりのゲキハロゲキハロと言えば演技もさることながら、その名(時に迷w)セリフがとても印象的です。今回はこの名セリフを中心に、今回の超おススメグッズwwでコーヒーでも飲みながら、簡単に振り返ってみようと思います。(ネタバレなので、公演を見られる方はご注意)

舞台が暗転して、BGMが弾けるゲキハロのオープニングは舞度胸躍る瞬間です。そこからメンバーが登場する訳ですが、今回はほぼ同時にメンバーが登場。そしてそのオープニングにいきなり度肝を抜かれました。


ベントラー!ベントラー!
UFOさん来て下さい、UFOさん来て下さい、。

矢追純一ネタでUFOを呼ぶちっさー扮する熊野麻奈美にいきなり大爆笑。場面は戸田ハル(梅さん)のお兄さんがマスターを務める喫茶店「はる」。℃-uteメンバー6人が一堂に会しています。

今回ステージは上段と下段に分かれていて、ステージ奥上段はこの喫茶店、そして手前の下段がうさんくさい占い師が集う占いの館「流星。場面はこの2つだけ。過去のゲキハロに比べると随分と限られた場面ですが、占いの館の装飾品とか、ステージは今までで一番凝っていました。

さて、ちっさーがいきなり笑わせてくれました。この娘は過去2回と全く同じで今回も元気元気の女の子w
逆に今回その豹変ぶりに目を奪われたのが、戸田純(そう、梅さんの妹役!)役のハギティ真冬の寝る子はキュートの麻由そのままの、かなり尖がったキャラ。もうハギティの刺すような視線が痺れるほどカッコいいんだけど、同時にカワイイのなんのって!あの占いの館で「ふざけんな!」って感じで絡んでる時の勢いは、真冬の寝るキューでバカヒロを罵ってた時の1.5倍増し!
とにかく今公演のハギティはとてもスパイシーです!

愛理がブログの中で、「1番自分に近い感じがします。」と言っていた、寺山泉水ちゃん。確かに愛理らしく人がよくて、いやとは言えない優しい性格。その性格故、ちょっとしたトラブルに巻き込まれて、林家パー子としか思えない全身ピンクの衣装で登場した時は会場どよめきつつも大爆笑ww
そして、ひょんな事からおだやかな泉水と何かにつけとんがってる純がぶつかる!

間違ってるかどうかなんて、やってみなきゃわかんないでしょ?

相変わらず滑舌は悪いながら一生懸命セリフをしゃべる愛理。寝るキューでは来夏ちゃんとの熱く感動的な口論、そして携帯小説家では秋吉との異次元ファンタジーバトルww、そして今回は純との口論。ゲキハロの見どころでもある、愛理のマッチアップは今回も顕在です!

純のお姉さん役の梅さん。今回も縁の下の力持ち的なポジション。全体的にコレ!って印象はまだ薄いのですが、占い師にボロカスに言われるとこなんて、公演毎に一番イジリ甲斐がありそうで、今後が楽しみです!

過去2回よくも悪くも舞美嬢中心の劇という感は否めませんでした。でも今回は梅さん同様、どちらかというと脇役という感じ。それでもこの舞美嬢扮する清野佳織と父との親子の会話は、物語の核の一つでもあるし、

私はやっぱり・・・自分の未来は自分で想像したい!

と印象的なセリフも健在。終盤で眞賀里さん演じる谷山先生を叱咤激励するシーン、観客をググっと引き込む迫真の演技は今回も輝ってました。

でも、今回のメインは自分的には文句なしで萩尾きいを演じるなっきぃ!!
この萩尾きいはなっきぃ曰く「昔の、なっきぃに似ている気がします。」
あのおだやかな感じは今のなっきぃにも十分通じるところがあると思いますが。
そもそも今回のゲキハロが占いモノと知った時から、携帯小説家でも胡散臭い気を感じたり、魔女の格好をしたりと、ミステリアスなオーラ全開のなっきぃはそれなりにハマるんじゃないかとは思っていました。
今回は伝説の占い師サーシャ(安梨美羽さん)も力を貸して、大活躍でした。

そしてそんななっきぃが、占いで傷つけられて落ち込む先生に言った一言、

先生は私とその占い師どっちを信じますか?
ここからきいが、そして泉水に熊、さらには占いを嫌がっていた純、最後はハルと佳織も一緒になって先生を占ってあげます。

占いと言うよりもセンセイとの思い出話なのですが、もうこのシーンが、いかにも℃-uteらしくて、思わずホロっときてしまいす。

このシーンを見て、元気さん演じる占いの大御所、横山千龍の「こんなに沢山の優秀な占い師がいては、私の出る幕ないですね。」というセリフがさらにジーンとさせてくれます。

今までのゲキハロでも指折りの名シーンだと思います。

最後は舞美嬢が、

私、最後の終り方好きですー(笑)
なんだか、幸せいっぱいな気分になります♪

と言うように皆で夕陽を見て、ハッピーエンド。

ライブ

恒例のライブは新曲「暑中お見舞い申し上げます」と「SHINES」
やっぱSHINESカッコ良すぎです!

総括

前作に続いて散歩道楽さん中心の構成なので、携帯小説家のようなドッカンドッカンとした賑やかさも顕在。キムユスさんは相変わらずクセあり過ぎwww熊を「飼っていたタヌキに似ている!」と追いかけ回したり、怪しい占いで、ボロクソ言って、戸田姉妹を怒らせたりと、相変わらずのハチャメチャっぷりでしたww

眞賀里さんのエキセントリックぷりも顕在wwある意味今回の主人公は谷山先生のような気がしますw

舞美嬢のお父さん清野忠(しおつかこうへいさん)は基本はマジメですが、最後に「イタリアといえばボーノ!ボーノ!」とホッペに指当てたりとゲキハロならではのヲタ心をくすぐる演出もちゃんとあります!ww

前半が色々な占い師、とりわけきいが出会ったサーシャや、清野家の問題、さらにはセンセイと和泉の失踪事件と、ヤマがあってワクワクした分、最後のまとめ方はやや尻すぼみの印象を受けてしまいました。

確かに純粋なストーリーとしては、中の上程度なのかもしれません。でも、今回本を書いてくれた川原さん、ブログでも℃メン一人一人の人物評を事細かに書いてくれたり、

今回の台本、℃-uteメンバーに当て書きしていたら、私の中の℃-uteがどんどん面白いことするから、筆が進み、ついつい長くなってしまったのですよね。

なんて言ってたり、本当℃-uteメンバー一人一人のいいとこをとても引き出してくれた本だなぁと思います。
多分川原さんもストーリーよりも℃-uteのキャラクターありきで書いてくれたんじゃないかと思います。

そういう意味で、℃-ute好きとしては、そして劇でホロっといい気分になりたい自分としては、100点の本です。

今回はゲネって事もあって、目立ったとこでは、ちっさーがセリフを間違えて言い直したり、セリフを忘れて(おそらく舞美嬢)、
10秒くらい沈黙になってしまったり、さらに細かいところでセリフ噛んだりとか、ゲネプロらしい一面もありました。
確かに真剣な演技を見に行っているのですが、こういうところを見られるのもゲネにはちょっと期待したりしてたのも事実で、そういう意味でも、とても楽しめました!


さて、
「名だたる名俳優と℃-ute、どっちを信じますか?」

そりゃ、もちろん℃-uteです!!
この娘たちは、ただの一度として期待を裏切ったことはない。
本当今回も素晴らしい演劇でした!



これからどんどん精度上がっていくだろうし、アドリブとかも入れて、迷演技、迷言もまだまだ生まれてきそうww
楽日までの1公演1公演、楽しみッス!!