Cafe Buono!届きました

いくら何でもHMV遅いぞ!と怒りながら、注文履歴をよくよく見ると、アルバム注文してませんでした。。。
HMVさんゴメンなさい。でも多分もう使わないと思いますが。。。
どうしてもイベント前に聴きたかったので、急遽Amazonお急ぎ便で注文。そして昨晩無事手元に届きました。
で、早速聴いてみましたが、なるほど!皆さんが絶賛する理由が分かります。全編通してハズレ曲一切なし、ここ数年のハロプロのアルバムでは間違いなく5指に入る名盤です。

で、只今、Buono!夜組の終了待ちでネカフェに潜伏中。イベもめちゃくちゃ楽しかったですよ。特に桃さんの凄さを改めて思い知らされました。イベの模様は後ほどご報告するとして、アルバムの感想などを書いてみようと思います。

Cafe Buono!(初回限定盤)(DVD付)

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アルバム名、ひいてはユニット名もタイトルにかざしている1曲目の「Cafe Buono!
聴く前からとてもワクワクさせられましたが、斉藤和義の名曲「歩いて帰ろう」を思わせるギターサウンドが鳴り響いた瞬間、気持ちは一気にウキウキ。軽快なギターサウンドに乗せて、3人のキュートなユニゾンボイスが実に心地よい。ところどころの「おいしい!」とか「Buono!」のセリフもめちゃくちゃカワイイ。基本的にはギターソングなのですが、ギター音は控えめで、あくまで3人のボーカルを生かす手法もとても好感がもてます。
本格的なロックサウンドをベースに、でもあくまで可愛らしい3人のボーカルが映える、Buono!らしい1曲目から、一転、重厚なバッキングに乗せて3人のソロで始まる2曲目「泣き虫少年」断言します。ハロプロの楽曲でこれほどギターソングらしい曲初めてです。全編を通しての重厚なバッキングとサビの4ビートを刻むドラムにのせた3人の歌声は、「でもカワイイ」という形容詞を付けて語っていたBuono!の姿は全くなし。とにかくひたすらカッコいい!!特にみやびちゃん!歌唱力的にBerryz工房のエースと目される彼女ですが、自分はイマイチ彼女の歌声が好きではなかったのですが、この曲でのみやびちゃんの中低音のボーカルは必聴もの。ハロプロで高音に強い人は結構いますが、これほど中低音がカッコいいと思える人は中々いないと思います。ちっさーの「僕らの輝き」以上の衝撃でした。
シングル曲でもある3,4曲目を境に、ロックサウンドからポップスへと突入していきます。「バケツの水」はこれまで「ロック」「パンク」を標榜してきたBuono!にはなかった、とにかく可愛らしいナンバー。バケツの水が涙腺に溜まった涙の比喩になっている歌詞も可愛らしい中にも胸の奥に訴える感じがして、心に染みます。6曲目の「ガラクタノユメ」は全曲中で最もキャッチーな感じですね。ライブでハンズクラップしながら合唱したら楽しそうです。
比較的保守的な印象の多い今回の楽曲群にあって、最も革新的だな、と思ったのが、7曲目の「Internet Cupid」まるっきりPerfumewww効果音とか「ビタミンドロップ」っぽいwもちろん決して悪い意味ではなく、Buono!がテクノソング歌うとこういう風になるんだ!と妙に納得してしまいました。全編通して3人のソロで構成されていますが、3人のキュートな歌声が、テクノサウンドに乗っかるともう脳内で激しいリピートが始まります。正に歌詞にもあるように、ココロランダムアクセスされて、恋のウイルスに感染してしまいそうですw

10曲目の「星の羊たち」はBuono!というユニットの懐の深さを感じる1曲です。℃-uteではまだ未開の領域のスローバラードをほぼ3人のソロパートで構成されています。3人の個性ある歌声がとても心地よいです。で、こういう落ち着いた曲調の桃さんの声って本当胸にキュンキュンきます。
11曲目はタイトルからある程度曲調がイメージできてしまうその名も「ロックの神様」。この曲も2曲目同様AKIRASTARさんの編曲らしく、全編通してのギターバッキングが結構効いてます。ただこの曲はカッコよさよりも、元気で明るく弾ける感じが前面に出ていて、とてもBuono!らしい楽曲だと思います。
青空にド根性見せつけてやれ
Rock'n roll Girls

という歌詞は彼女たちそのものを歌ってるような気がします。
ラストは、ピアノをバックにいかにもラストらしいしっとりとしたバラードの「君がいれば」。10曲目とは違ってユニゾンベースの為か、所々のソロパートが10曲目以上にキュンときます。特にこの曲の桃さんは絶品。人生賛歌を思わせる歌詞といい、グランドフィナーレにピッタリの曲です。


全編を通して、例えば2mini生きるという力のような真新しさはないんですけど、ロックだったりポップスだったり時々テクノとそれぞれのいいテイストをふんだんに盛り込んでるベスト版のような感じさえします。
そもそもハロプロ内でシャッフル的なユニットがアルバムを出すことさえ異例中の異例ですが、クオリティの高さも驚きでした。最近ロック系の女性アーティストって、力強さが強調される傾向にあるような気がするのですが、そんな中で、決して力強くはないけど、清涼感ある可愛らしい歌声というのが逆に新鮮だったりするんですよね。

自分的にはどこに出しても恥ずかしくない1舞だと思います。

こんなにお腹いっぱいになったの久しぶりです。
本当においしゅうございました。