I Never Forget You -俺たちのヒーロー柳沢敦-!!

ミスターアントラーズ柳沢敦の鹿島の退団が正式に決まった。移籍先は奇しくも同じくミスターアントラーズと呼ばれていた秋田豊が去年現役生活にピリオドを打った京都。
やっぱり移ってしまったか。。。
しかし、出場機会を求めて移籍をする。これはサッカー選手、とりわけストライカーと呼ばれる人種には至極当然のことなのだと思います。世界的な名声を博したストライカーやファンタジスタと呼ばれる選手に目を向けても、殆どは移籍を経験しています。例外はフランチェスコ・トッティアレッサンドロ・デルピエロ*1、そして今のところリオネル・メッシぐらいでしょう。渡り鳥にもたとえられる彼らがスパイクを脱ぐまでひとつのチームであることはほとんどあり得ない事なのです。
そう考えるとヤナギの移籍もやむをえないことなんだと思います。寧ろサッカーへの情熱が衰えていない事の現れでもあり、喜ばしいことなのかもしれません。

ヤナギの高校時代、当時自分も富山に住んでいて、しかもヤナギと同じ高校の家庭教師をしていた事もあって、この超高校級ストライカーの噂は嫌ってほど聞かされました。その彼が入団したチームが我が鹿島アントラーズ。そんな縁(勿論実際彼と面識がある分けではないですが。。)もあってデビュー当時から彼を応援してきました。2000年のリーグ優勝後に訪れた鹿島のクラブハウスで彼にサインを貰ったのは良い思い出です。
彼は「ゴールを奪うのに最も確率の高い選択をすべき」という哲学を持っています。ストライカーは何が何でも点を取らなければならないという意味不明の考えを持つ一部の解説者やマスコミからは批判の的にもなっていますが、自分はこの哲学には結構賛同しています。そもそもサッカー選手の至上命題は試合に出て勝つ事であるのだから、最もゴールを積み上げた選手よりも、常に優勝するチームで常に試合に出続けている選手こそ最も優れた選手であると言えると思います。フォワードというのはたまたまポジションが前なだけで、自分が楔になって後ろの選手に点を取らせる、それでも1点は1点だし、フォワードとしての役目を十分に果たしている訳ですから。

鹿島の11冠すべてに携わったヤナギ、彼は正しく鹿島の象徴、そう、℃-uteでいう矢島舞美嬢のようなものなんです!
从・ゥ・从<やっぱりでたか℃-uteネタ。。
リ ・一・リ<救いようがないな。。。
。。。。
何気に素直に褒めないのもヤナギと舞美嬢の共通項かもw
そんな鹿サポにとってのヒーローヤナギが去ってしまうのは本当に寂しい。。。
でも、彼もまだ30、老け込むにはまだ早すぎるし、サッカー選手としてもう一花咲かせてくれる事を願ってます。
ヤナギ、数々のタイトルと素晴らしいプレーサンキューでした!
京都でも頑張れよ!!

*1:正確には彼も最初の2シーズンはパドワにいました