悲しみを乗り越えて

先ほどよっすぃーの弟さんの事故の事を知りました。そして本日の大阪公演への出演を決めた事も。本当によっすぃーあなたって人は。。
私も兄弟がいますが、いなくなってしまったら、何てことは想像だにできません。ただ、一昨年大阪で仕事をしている時、同じプロジェクトの同僚が弟を無くすという事がありました。心臓がちょっと悪かったので、今は健康だけど将来どうなるか分からないので若いうちに手術を受ける、という事でした。成功率は9割だそうで本人の話し振りからして、まぁ安全な手術なんだとと思ってました。手術日翌日に「そういえば弟さんどうだった?」と聞くと、「ダメだった。。意識不明でもう数日しか持たない。。」と搾り出すような声で言いました。普通に出社していたのでそんな事になっているとは思いもよらず、その話を聞いたときは言葉を失いました。そして落ち込む彼にかける言葉は全く見つかりませんでした。我ながら何て無力なんだろうと思いました。だから今回のよっすぃーの件でもスタッフすら話せない、というのはよく分かります。結局同僚の弟さんは数日後に亡くなりました。これが私が最も身近に兄弟の死というものを感じた時です。
弟の死後、彼は責任感から僅か数日で仕事に復帰してきました。まるで何事もなかったかのように黙々と仕事をこなす彼をみて、自分たちはとても勇気づけられました。
よっすぃーが本日の大阪公演への参加を直訴したと聞いた時、よっすぃーの責任感の強さを改めて感じました。弟の死とリーダーとしての責任感、そもそも天秤にかけられるようなものでもないし、たとえ公演に参加しないとして、それがよっすぃーの責任感とは何ら関係のないことであるのは言うまでもありませんし、また誰もそんな事は思わないでしょう。事実スタッフも休演を勧めたと聞きます。
参加と不参加、どちらの選択が正しいという事はないと思います。どちらにしても一番辛いのはよっすぃー本人なのですから。ただ弟の死という、人生で最も困難な出来事に遭遇しても尚、ファンへ報告の為にステージに立つ選択をした、そんなよっすぃーの姿を、ファンも、そしてハロプロの仲間もしっかり目に焼きつけ、記憶に留めておくべきでしょう。自分が困難にぶつかった時、その困難を乗り越える勇気を与えてくれると思います。
よっすぃーくれぐれも無理はせずに。そしてステージに戻ってきてくれて本当にありがとう。