ASIAN KUNG-FU GENERATIONツアー@横浜アリーナ〜普遍のビート〜

土曜のTour 酔杯2006-2007 - The start of a new season -参戦してきました。一昨年はNANO MUGEN FESとRIJF、去年はソロツアー2公演とここ数年はアジカン現場は年二回ほどは参戦していたのですが、今年はこれが初めて。しかも初のアリーナツアーとあって、開演前は若干不安と期待が入り混じった面持ちでした。2組の前座公演をまったりと聴いた後、時刻は19時20分くらい、照明が落ち、アジカン登場。
力強いベースのビート、エッジの利いたギター、テンポのよいドラムそれらの音が一つづつ重なり合って、ゴッチの声が響き出す。今まで通りのアジカンサウンドだ!やっぱりホールといえどアジカンアジカン。テンポのよい8ビートに身を揺すりながら、これから始まる激しいステージへの準備運動開始。曲も徐々に激しさとテンポを増す。それに合わせて体中にアドレナリンが湧き上がってくる!久々のアジカンライブのオープニングにはまさにうってつけのナンバー、センスレスでした。

さて気になるセットリストですが、某所より拝借してきました。

  1. センスレス
  2. フラッシュバック
  3. 未来の破片
  4. サイレン

-MC-

  1. 無限グライダー
  2. ブルートレイン
  3. ブラックアウト
  4. Re:Re:
  5. N.G.S
-MC-
  1. ロケットNO.4
  2. 振動覚
  3. リライト
  4. エントランス
  5. 羅針盤
-MC-
  1. ループ&ループ
  2. アンダースタンド
  3. 君という花
-MC-
  1. 海岸通り
EC

  1. 粉雪
  2. 君の街まで
  3. 遥か彼方
  4. 或る街の群青
  5. 月光

新旧と緩急をバランス良く散りばめた感じですね。

オープニングメドレー

お馴染みのイントロからゴッチのセイ!という掛け声と共に始まるフラッシュバック。ゴッチの叩きつけるような声に合わせて腕を突き上げる。そしてフラッシュバックがくると頭の中は自然と次にあの曲を求める。ミッシェルの暴かれた世界を連想させる独特のギターリフが鳴り響く。よし未来の破片キタ!!フラッシュバック→未来の破片とくれば君繋ファイブエムのオープニングメドレー。アルバムの1、2曲目ってセットで刷り込まれている事が多いのではないでしょうか。QUEENの「世界に捧ぐ」のオープニングメドレー、We Will Rock YouWe Are the Champions(伝説のチャンピオン)などその典型例ではないかと思います。
アジカンの場合この流れを結構重視してくれていて、11曲目と12曲目の振動覚→リライトもソルファのオープニングメドレーです。勿論人によっては、いや1曲目と2曲目は別物でしょ!って意見もあると思いますが、頭と体の期待を裏切られずにノルことができるので曲順は個人的には結構重要な要素です。だから娘。ならHOW DO YOU LIKE JAPAN?の後は、THE マンパワー!!!じゃないと嫌なんです。あ、でも℃-uteはまっさらの後がわっきゃないじゃなくてもいいかも。。てか、あのアルバム曲順は恐ろしくテキトーだからな。。

8.Re:Re:

やっぱしこの曲はイイ!全体を通りして刻まれるテンポいいギターリフがたまらないんですが、ライブではこのリフが流れ出すまでが長い。ライブで初めて聞いた時はしばらく何の曲か分からなかったのですが、この日は直ぐに分かって「よしキタ!」って叫んでしまいました。ゴッチのシャウトとリフのビートに合わせて踊りまくり!もう最高に気持ち良いです。

15.ループ&ループ

16.アンダースタンド

17.君という花

ライブも終盤戦へ。連番者のhiroくんとまだ大砲残ってるね!君という花、アンダースタンド、そしてループ&ループ。。羅針盤後のMC中にこんな会話をしていましたが、いきなりループ&ループのイントロが鳴り響いて、「おお!マジキタ!!」って感じで大興奮。気持ちいいまでにテンポのいいAメロからちょっとゆっくり目のBメロを経て、サビの部分はジャンプしながら大絶叫!
所詮突き刺して彷徨って塗りつぶす君の今日も♪
つまりエンド&スタート!!

跳び過ぎてややアキレス腱が痛くなってきたところに、静かなギターバッキングとゴッチの声が、
軋んだその心、Fu Fu それアンダースタンド♪

おおぉ!!アンダースタンドキター!!!
この曲も基本はジャンプ、ジャンプ!!会場中ジャンプジャンプ!!スゲーこの光景2年前から全然変わってない!野外でも、ライブハウスでも、そしてホールでも全然変わってない!!やっぱいアジカン楽し過ぎるよ!!
それアンダスタ〜〜ンドォォォ!!!!!!

いや〜いつもながらアンダースタンド熱いぜ!とちょっとほどよい疲労感に浸っていると、これから始まる宴への合図と言わんばかりにドラムでリズムをとる。ギターは鳴らない。そしてゴッチやキャプテン(喜多さん)、山さんが跳ねだす!!ああぁぁぁぁぁキテシマッタ。まさかそんなリストになっていたとは。数分間の煽りの後、スイッチオン!ハイ、君という花キター!!!!!!!ギターが鳴り出した瞬間「オィ!オィ!」の掛け声!このノリはもうハロ紺と全く変わらんwそしてたまらん!!!この曲に関しては自分のスタイルは全編ジャンプ&拳突き上げ熱唱!!!
白い息が切れるまで
飛ばして駆け抜けたあの道♪
丘の上から見える街に咲いた

君という花〜!!!
やっぱコンサ中でも一番盛り上がる曲ですね。

まさにバックスクリーン3連発という怒涛のリスト。3つ一気に使ってしまうのが本当にもったいね〜と思える贅沢な構成です。

EN1.粉雪

今年はライブ結成10周年。その中での出来事などをMCのところどころで語っていましたが、アジカンは結成当時は英語で作詞を行っていたんですね。それで初めて日本語で作詞をしたのがこの粉雪だそうです。この曲は横アリで初めてリストに組み込まれたようでちょっとしたサプライズだったようです。ゴッチも「オレの書いてる詞って何書いてるか分からないと思うけど、日本語で書くことによってお客さんに気持ちが伝わるのが嬉しかった」と述懐していました。私はゴッチの詞というか日本語の曲名が大好きです。「十二進法の夕景」「或る街の群青」とか、まぁ何言ってるか分かりませんが、何となくイメージの沸くタイトルなんですよね。「君という花」はそのままズバリですが、最高です。このブログでも是非何度か使おうと思いますw

アジカンとハロー

アジカンは今年結成10周年。そしてモーニング娘。も来年結成10周年を迎えます。それぞれ全く別々のアプローチをしてきたとは言え(まぁ勿論アジカンは結成10周年であってデビュー10周年ではありませんが。。)、両方のヲタでもある自分としてはこの事実のせいもあって、アジカンとハロー、とりわけこの両者の現場に妙な親近感を感じます。
アジカンの曲って、バックスクリーン3連発の曲に代表されるように、とても熱くて激しくて、そして気持ちいいまでにノリまくれるのですが、ガシガシとした鋭さがないんですよね。同じ激しさでもチバさんやモーサムだと音がとても鋭かったり、ヒリヒリしたり、それが爽快ではあるのですが、アジカンの音ってもうちょっと丸い感じで、激しいながらもとても親しみ易いんですよね。そういう音故か、会場全体がアットホームな感じで、ノリも凄い一体感があって、この会場の雰囲気がなんとなしにハロ紺と似てるなぁって感じるんですよね。
チバさんとかだと1ツアー1公演で十分って感じになりますが、アジカンは何公演か行きたいって気持ちになります!この辺りもハロ紺と非常に酷似していると思いますw

総括

今回10周年にして、アジカン単独としては初めてのホールツアーだった訳ですが、ライブハウスだろうと、ホールだろうと箱が変わっても音も、会場のノリも全く変わらない!さらに言えば、その頃からやってる音楽って基本的には全然変わってない。粉雪を聴いても、新曲、或る街の群青を聴いてもあぁアジカンだ!ってすぐ分かるビート。バンドって色々な音を捜し求めて変わっていくこともいいことかもしれませんが、アジカンのようにずっと、同じ音を鳴らし続けるってのも、素晴しいことだと思います。個人的には変わらないほうが安心して楽しめるのでありがたい☆カナ。。
今回のリストで言えば、「ワールドアパート」と「十二進法の夕景」が無かったのと、バックスクリーン3連発を切り離しても良かったかなぁとちょっと不満は残りましたが、全体的には大満足。
来年もゴッチと「君という花」や「アンダースタンド」を叫びたい!