名将去る

パウロ・アウトゥオリ監督が今季限りで退団するらしい。サンパウロで世界制覇という肩書きを引っさげての鳴り物入りでの加入でしたが、その肩書きに違わぬ手腕を振るってくれたと思います。確かに鹿島は現在6位、シーズン中も何回か連敗を重ねて、最後まで波に乗り切れませんでしたが、高卒新人の内田を始め、増田、田代、中後ら若手を育て上げた手腕は、さすがにシシーニョ(R・マドリード)らを育て上げただけのことはあると感じました。これら若手に、青木を守備の、野沢を攻撃の核に据える新生アントラーズの戦術基盤も整えてきただけに、本当に来期には期待していました。
今回の決断はより強いクラブで指揮を執りたいというアウトゥオリ本人の意志によるものだそうです。グランパスアーセン・ベンゲル、現日本代表監督のイヴィチャ・オシム、この両名と並び称されるであろうJの名将の退団は本当に残念ですが、ベンゲル以来*1となる「欧州強豪クラブ行きJリーグ経由」の誕生を応援したいと思います。
その前に、週末の日本版クラシコでの勝利と天皇杯を制して10冠獲るぞ!!

*1:レアルの指揮も執った元グランパスのカルロス・ケイオスも該当するのではという話もありますが、彼はたいした成績残してないしなぁ。。