キューティークイーン VOL.1を聴いてみて

もう10回以上も聴きました。34分39秒、隅から隅まで完全燃焼。いや〜本当に凄いアルバムです。たいがいハロー系のアルバムを買うと、2,3曲は微妙なやつがあるんですが、今回はそんなもの一切なし。曲順が最初にシングル4曲を持ってくる、明らかにテキトーと思われる姿勢に不安も感じましたが、オリジナルとして書かれた3曲はどれもレベルが高くて、カバー2曲がシスコということもあり、楽曲的には全くスキが無かったです。

キューティークイーン VOL.1(初回生産限定盤)(DVD付)

キューティークイーン VOL.1(初回生産限定盤)(DVD付)

それではシングル以外の曲について感想を一言ずつ。

M5 タイムカプセル

とっても可愛らしくてベリっぽい印象。舞美嬢の歌い出しから始まりますが、全編を通して舞美嬢がちょくちょく顔を出します。ただ歌唱力が。。これは舞美嬢の歌声の個性と言うべきかもしれませんが、他メンの流れるような歌声に比べるとちょっとひっかるような歌い方に違和感を感じるのは自分だけでしょうか?
また、この曲は今までミドル、ハイテンポが中心だった℃-ute楽曲ではかなりスローな部類で、℃-uteヲタにはちょっと新鮮でした。このスローさがべりっぽい(℃-uteぽくない)と感じた理由かもしれませんが。

M6 EVERYDAY YEAH!片想い

冒頭のとっても印象的なEVERYDAY YEAHのフレーズ。Aメロではメンバー全員分のソロパートが用意されていて、サビのフレーズも親しみやすく、そして音とは関係ないのですが、振りもとっても可愛くて親しみやすい、まさにヲタ冥利に尽きる1曲です。マイマイが結構メインで、しかもしっかり歌えているのにもビックリ。
愛もて、わっきゃないと並ぶ℃-uteの代表曲になる予感。

M7 As ONE

このアルバムで一番好きな曲です。M5、M6の可愛らしさとは一転、ハローらしくない、とてもかっこいい曲です。ある意味℃-uteらしい気はしますが。サビに行くまでのドラマチックな構成、そして、サビの8ビートのドラムに複雑にベースを絡ませる音出しは古きよき時代のラルクを連想するほど秀逸。このリズムに乗せて愛理の声が映える映える。
間奏のキーボードも初期の東京事変っぽくてめちゃくちゃいい音出してる。
私はこれをライブで聞いたら間違いなく吼えます。そのくらい素晴しい曲です。

M8 YES!しあわせ

T&Cボンバーのカバー。ナッキーがKindaiのインタビューで「カバー曲でも℃-uteらしさが出せて、すごくいいな〜と思います。」と言っていますが、℃-uteの為に作ったのではとおもわせるほど、℃-uteにぴったり。明るく前向きなラブソングはT&Cボンバーより℃-uteの方がより等身大に感じます。バックのFoo!Foo!やイェイ!イェイ!って掛け声はやppりチッサーを連想してしまいます。舞美嬢の歌声ってやっぱり個性的?最初はめちゃくちゃ違和感があったのですが、これが舞美嬢の個性、これが℃-uteの個性なんだなぁって、舞美嬢の歌声も愛せるようになりました。
サビのメロディーラインがポップスの王道を行ってる気がしましたが、何となくミスチルの「星になれたら」に似ている気がしました。このノリノリのサビに乗せた8人の歌声を聴いてると、YES!しあわせ!な気分になれます。

M9 ENDLESS LOVE〜I Love You More〜

こちらはシスコ〜って感じの雰囲気のあるカッコイイ曲ですね。℃-uteにはちょっと背伸び感があるのでは?とも思ったのですが、そんなこと全然なし。私が特に凄いと思ったのはAメロとBメロのソロパート。確か1番は??→愛理→舞美嬢?(梅ひゃん?)→めぐと回してると思うのですが、みんなめちゃくちゃイイ!スゲー雰囲気出てる。舞美嬢もちょっとブルースっぽい曲の方があってるのかな。トップは岡井ちゃんかなぁ。ちょっと分からないのですが、いずれにしても℃-uteの層の厚さを感じます。そしてめぐ。ちょっと鼻にかかった歌声はこういう曲でめちゃくちゃ映えますねぇ。全編を通してめぐの存在感に圧倒されます。

全編を通してみて、何人か音外す娘いるかなぁって思っていましたが、みんな全然無難に歌えている。おかげで、メンバー毎のパートが意外と分かりませんでした(^。^;;そんな中でもさらに個性を出している愛理やめぐって凄いと思います。岡井ちゃんもとても上手いのですが、癖のない歌声が災いしてか、まだ個性を出すには至っていないように感じました。ナッキーマイマイもかなり歌えるし、奇しくも歌唱力という点では舞美嬢が一番のアナ?
いやいや、あれは個性です!!本当に!!

オマケDVD

EVERYDAY YEAH!片想い。この映像を見てAメロを8人で回していることを知りました。




振りもとっても分かりやすいし、ライブではシングル曲以上に盛り上がれる曲になると確信しました。そしてわっきゃない。これって、Cutie Circuit 2006 in 札幌で、待ち時間にず〜っと流れてたやつ?この映像、出来はともかく歴史的な意義は大きいです。なんといっても℃-uteが8人体制になって始めてのステージ、それがおまけとは言え、初DVD化した訳ですから。う〜ん、栞ちゃんの満面の笑み、いいねぇ!!!

こんな素晴しいアルバムも出したことだし、次はいよい1st LIVEツアーだな。