英雄達の夏物語

準決勝第二試合、フランス×ポルトガル。今大会最高に楽しみな一戦となりました。
フランスの#10、ジヌディン・ジダンポルトガルの#7、ルイス・フィーゴ
ここ最近のサッカーシーンで彼らほど実績を築き挙げてきたプレイヤーはそうはいないのではないでしょうか。ジダンはユーべを、フィーゴバルサをそれぞれ優勝に導いた後、00年にフィーゴは62億円(当時世界最高)、翌年ジダンは81億円(現在の世界最高)というトンでもない金額でレアル入り。この金額だけでも二人の凄さが伺いしれます。二人が加入したレアルは銀河系軍団と呼ばれ、数々のタイトルを総ナメにし、しばし欧州のサッカーシーンの中心に君臨し続けました。レアルの繁栄とほぼ時を同じくして、ピークを迎えていたのが、フランス。98W杯を制すると、00年EUROも制覇。まさに絶頂期でした。
盛者必衰の理、やがてレアルにも衰退の時が訪れました。それに取って代わったのは、意外にもポルトガル勢。ジョゼ・モウリーニョに率いられたポルトガルのクラブFC.ポルトが欧州制覇、勢いそのままに自国開催のEUROで、準優勝。その後欧州サッカーシーンの中心に君臨する、二つのビッククラブ、バルセロナチェルシーバルセロナにはデコが、そしてチェルシーには監督のモウリーニョやDFの要リカルド・カルバーリョなど、ポルトガル勢がチームを牽引しています。
そしてそのチェルシーには、レアル衰退のキッカケになったと言われる移籍、レアルから加入したクロード・マケレレ。彼もフランス代表としてこのゲームのピッチに立っています。
ピッチ上は他にも、世界No.1ストライカーとも称されるアンリやクリスティアーノ・ロナウドなど錚々たるメンツ。
そんな訳でこの試合を前に平静でいられる訳がないのです!なかったのですが。。。。
気がついたら試合が終わってました。・゜゜・(lll>_<、lllll)・゜゜・。なんてこったい!!あの舞美嬢のスポフェスソロDVDの払い込み忘れた時以上のショックでした。。
リ|*‘ヮ‘)|<それってどれだけショックだったのって話ですよ?
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結局ダイジェストと再放送を録画で見ました。結果は負けてしまいましたが、両サイドを崩して果敢に攻め込む、らしいサッカーをしてたポルトガルは本当にいいチームだなぁと感じました。あの決定的なチャンスを外してしまったのは残念でしたが、フィーゴ光ってました。確かに足当たってましたが、アンリのPKはストライカーとしての格が審判に笛を吹かせたのでしょうか。ジダンのPKは見事でした。先日のランパードやジェラードを止めたリカルド、さすがにこの試合もしっかり反応してましたが、あれだけきれいに隅に蹴られては、なす術無しといったところでしょうか。ああいう場面で冷静に隅に蹴れるのがジダン。先日外したランパード、ジェラード、いずれも素晴しい選手ですが、やっぱりジダンは格が違うなと、たかがPKですが、そう感じずにはいられませんでした。
フィーゴジダン、欧州フットボール界に君臨し続けてきた両雄の激突は本当に見ごたえがありました。
守備に大活躍のテュラム、前日はデルピエロも点を決めて、ベテラン勢が大活躍してるのは、同じ世代の人間として嬉しい限りです。
試合後、この両雄が抱擁するシーンは後世が今大会を語る時の、最大のハイライトになるんではないでしょうか。それくらい絵になるワンシーンでした。

こんな2ショットも最高ですが(爆)

残り2試合、英雄達の夏物語はまだ終わりません。