矢島舞美&鈴木愛理アコースティックLIVE@横浜BLITZ(1公演目)(後編)〜雨合羽 with 折りたたみ傘〜

さぁ、いよいよ舞美嬢ディナーショー大阪公演です。その前にこの未完結だったアコースティックライブレポを完成させようと思います。
気がつくともう2週間以上経ってしまいました。。

アコースティック(前編)〜初めてのことで、戸惑うけれど...〜

それでは前回からの続き、アコースティックライブレポ始めます。

愛理ソロコーナー

愛理のスタンバイが完了して、開口一番、
州´・ v ・)<舞美ちゃんとライブをやることになり。。一番心配だったことは天気。
これには場内大爆笑。でもこの日は快晴でしたw
二人のリハからの思い出なんかも挟んでいよいよ曲に入ります。
去年のソロANNEXでも披露された、リメンバーユーの弾き語り。愛理も言うように今回はバンドメンバーとの特別編成です。

私は生は初だったのですが、愛理ちゃんが丁寧にダウンストロークでかき鳴らエレアコの音色が流れた瞬間、フワっとした感覚になりました。愛理の歌声がとにかく優しくて温かい。微笑を携えた笑顔も素敵で、本当会場中を優しく包み込むような感じでした。
時折入れる高橋さんのアドリブも愛理の優しくも美しい旋律に花を添えていました。

ギターの方も特に間違えることなく、最後まで丁寧に、でも時折客席に視線をやる気配りも忘れていませんでした。


感動の余韻が残る中、「次の曲に入る前にモノマネをやります」と。
州´・ v ・)<ダンスは多分。。負けないと思います

この意味不明のモノマネは実は次の曲と微妙にリンクしていたと後に知ります。
続いてはBoAの「気持ちは伝わる」

パーカッションの打撃音が心地良い上品さを醸しだす編成でしたが、前曲とは一転、愛理が攻めに転じます。
メロディに完璧に同調して、波打つような自在な強弱、最近の愛理が得意とするこの歌唱で叙情感タップリに歌い上げる姿はとにかく美しくて、そして鳥肌さえ立つほどゾクゾクします。

圧巻はラストで、ファルセットを織り交ぜたフェイクをこれでもかってくらい入れまくりました。
凄まじいテクニックを惜しげもなく、そして何気なく披露するその姿に、アイドルの面影はゼロでした。
多分今まで私が見てきた、愛理の数あるアクトでも一番心震えたアクトじゃないかと思います。

鮮烈な印象を残してくれました。


歌い終えた後の、素の頼りない表情とのギャップもまた最高ww
実はこの曲は愛理がオーデションで歌った曲だそうで、初披露できて、小声で「やった」と粒やくほど感慨深げでした。


愛理の悪ノリ

で、冒頭のモノマネは本人がキッズオーデの最終選考に残った時のコメントのマネだったそうで、「超上から目線で強気なの」と言ってました。

で、この時の番組を見返したんですが、確かに言ってましたね。しかも「気持ちは伝わる」を歌ってて、スタジオの娘。メンバーも上手いと大絶賛でした。

愛理はというと他のメンバーのモノマネもできるんですよと、なっきぃちっさー、さらには「舞ちゃんは名言じゃないですか!」

州´・ v ・)<つんくとか来て、楽しかった。。

これには観覧していた舞ちゃんも笑ってましたww

そして、「今の舞美ちゃんからは考えられない強気のコメントを。。ねぇ、舞美ちゃん?」と
スタンバイを完了した舞美嬢に相槌を打つと、

从・ゥ・从<愛理ね、ふざけ過ぎ!

と、叱られてしまってしぶしぶ退散する愛理ww結局舞美嬢のモノマネだけ披露されずじまいでしたw
ちなみに強気の発言はこれでした!w


確かに今にはない大胆不敵さww

復活、キャロライン先生

Rolandのピアノが投入されました。ブログでも宣言していたように、舞美嬢のピアノ弾き語り初披露です。
3年前から練習をしていて、弾けるようになってから披露する機会を伺っていたそうですが、今回のアコースティックライブでの披露となったようです。

披露してくれたのは森高千里の名曲中の名曲「雨」
舞美嬢もとても好きな曲でパシイベでも一度披露されていましたね。

当たり前なんだろうけど、両手弾きにスゲーって思いました。
舞美嬢らしく丁寧にイントロを弾いて、
さぁ、歌だ!
と期待した瞬間。。。

パタっと演奏が止んで「皆さんありがとうございました!」
これにか会場もエーイングw
舞美嬢曰く「2,3年かけてやっとイントロを弾けるようになりました。ディナーショーまでにはAメロは弾けるようにしたいと思います。」
これには場内も爆笑。。
と、

州´・ v ・)<や〜じ〜ま〜!!!あんたな〜全部弾けるんとちゃうの!
从・ゥ・从<もしかしてキャロライン先生ですか?
州´・ v ・)<キャロラインや!キャロライン愛理まだ生きとったんや!
州´・ v ・)<あんたな〜フルコーラス弾けるのしっとるんやで!!

キャロライン先生まさかの復活とか!www
思いがけない三文芝居に場内も大いに湧きます。

「なんでもったいぶるんや!」とキャロライン先生お得意の愛の鉄槌が舞美嬢に飛びますが。。

从・ゥ・从<痛いキャロラインさん。。凄く痛い。。ような音がした

wwww

キャロライン先生に励まされて仕切り直し。舞美嬢もふざけ過ぎww
でも、これで少し緊張の糸がほぐれたようです。

舞美嬢ソロ

最初のイントロとは違ってピアノがしっとりとした旋律を奏で出すと、舞美嬢らしくとても丁寧に歌い上げます。
愛理ほど圧倒する歌唱力はないんですが、とても優しくて、そして何より凄く可愛らしい。特に高音の微妙な甘酸っぱさが舞美嬢ならではキュンキュンしてしまいました。
本当時を忘れてじっくり聴き惚れてしまいました。

申し訳ないですが、真野ちゃんより弾き語りは上手かったんじゃないかと思います。

ピアノが気になってか顔はあまり上げられませんでしたが、ノーミスだったし、素晴らしい演奏だったと思います。

拍手も鳴りやまないなか、間髪いれずにとても懐かしいイントロが流れます。
続いては松田聖子の「SWEET MEMORIES」、ある意味アイドルの王道ソングです。

前曲以上に舞美嬢のカワイイ歌声が炸裂します。特にウイスパー気味に囁くところとか最高です。
ピアノから解放されたからか、前曲とは見違える、舞美嬢らしい伸びやかさも復活しました。
でも、何より気持ち良さそうに歌う舞美嬢の顔が本当に可愛くて、スローな曲調とも相まって、もうとろけるような時間でした。

彼女はずっと愛理と比べられ続けたから正当な評価をされてこなかった部分もありますが、このアイドルの王道をぶち抜くアクト群は、愛理だってできないだろうし、何よりしっかりとした歌唱力はもっと評価されてしかるべきだと思いました。

ジャパニーズカバー

アヴリルのガールフレンドに対抗して、ってことで、aikoの「ボーイフレンド」
セトリ自体も洋楽カバーに対抗して、邦楽カバーという位置付けにもなっていました。

結構この辺がドストライクの客層だったみたいで、曲名が告げられると結構湧きました。

弾けるようなピアノが印象的な曲ですが、ソロで聴かせた二人が一転、曲調以上に気持ち良さそうに弾けていました。
呼応するように客席も手拍子でノリノリ。
落ちサビ前のaikoさんのフェイクも愛理が余裕で再現していました!

弾むような楽しいアクトでした。

続いてはゆずの「遭いたい」
最初曲も知らず、℃-ute上記憶にない程の低音スタートにビックリしましたが、男性曲のカバーと言う事で納得。
舞美嬢と愛理の低音のハモはかなりカッコ良かったです。
サビもハモろうとしてたのかもしれませんが、こちらは愛理の高音がちょっと凄過ぎました。ただ愛理は勿論なんですが、舞美嬢も中々の音域の広さをみせてくれました。


ラストスパート

愛理と舞美嬢のアカペラから、ハイテンポアコースティックアンサンブルで幕を開けたセカハピ!
聴きモードの余韻はどこへやら、二人の笑顔とどこまでも陽性な歌声に、場内は一気に笑顔が咲きます。
舞美嬢は可愛く振りコピでしてくれて。

3ピースのバランスも凄くいい、特に間奏の演奏なんて絶品で、このアレンジは凄くアリだなって思えました。


そして、バーカッションのリズムに合わせて手拍子が起こると、「皆さん、そろそろ声だしたいんじゃないですか?」「思う存分声をだして欲しいなと思います!」

1、2、3、4という掛け声と共に投下されたのは、

アコースティックだろうとやります、℃-uteの永遠のアンセム

JUMP!!

アコースティックなのでライブのような爆発力はありませんが、いつものライブ以上に二人の歌声が響きます。
てか、アコースティックなので二人ともステージを走り回って、舞美嬢はピョンピョン飛び出して。

客席もライブさながらに合いの手やオーイングもいれて、ボクも拳を振り上げてました。

そしてアコースティックでもやります、皆で大合唱!!

やっぱりこの曲は℃-uteの魂である、改めてそう感じました!ww

君チャリ

アンコールは特にコールはなく手拍子で迎えました。
アンコール1曲目は君チャリのアコVer。

いきなり二人がアカペラでハモる曲入り、そこから高橋さんのアルペジオに二人が切々と歌い上げます。
真剣に歌う舞美嬢と愛理の横顔、練習したというハモもめっちゃ美しい!
この曲の持つ温かさ、優しさがダイレクトに伝わってくるアクトで、オリジナルより数段素晴らしいと思えました。


雨合羽 with 折りたたみ傘

公演限定のユニット名を決めるコーナー。愛理ブログを見ると2回目公演はソロのあとにやったみたいですが、1公演目は殆ど最後のこのタイミングでした。
色々と面白いユニット名がピックアップされました。
「天然ボケがっぱ」とか「元ピンク今ピンク」など二人にちなんだ面白いものから、「やじすず」という王道まで。

そんな中舞美嬢の独断で、

从・ゥ・从<和田彩花。。にします!!

これにか会場も大エーイング。「何となく目に留まったの!」と押し通そうとするも、会場も愛理も全然乗り気じゃないので急遽選び直すことになりましたww

結局、「雨合羽」になりました。

続いてバンド名も決めましょうとなったのですが、またしても考え込んでしまって全然決まらない!

「二十歳になったので優柔不断を直したい」と常々公言している舞美嬢が「頑張るから!」と考えたのは、

「雨合羽を包んでくるから。。」

从・ゥ・从<胴体!

言ってる事も分からないし、ネーミングセンス最悪wwwww

これには会場も再びエーイング。「いいですよね?」とバンドメンバーに同意を求めるも、首を横に振られる始末www

州´・ v ・)<胴体の、って言いたくないよね!

正論www

「雨合羽だから、ガマガエル」とか迷走しまくる舞美嬢wwww

結局愛理が「折りたたみ傘」と付けてくれました。


この後、愛理が18歳になって初の℃-uteツアーの宣伝や、舞美嬢のディナーショーが追加になるかもしれないこと(その後追加が正式決定して受付も開始しました!!)も発表されました。

最後は「折りたたみ傘の...」とバンドメンバーを紹介。

桜チラリなどにも参加している高橋さんには、「最近ご無沙汰してますね」と言うと、高橋さんが「大人の事情が。。。」と。

これには舞美嬢も「大人だけどそこは首突っ込まない」と。

今公演でしきりにオトナを強調していましたが、そんな舞美嬢が可笑しくもあり、可愛くもありましたねww

イメージカラー

ラストは℃-uteで唯一の二人のデュエットソング、「イメージカラー」

ステージの二人は生バンドをバックにとても楽しそうで、ラストのフェイクは本当気持ち良さそうに歌ってました。
会場中はずっと手拍子で、皆笑顔で最後のアクトを楽しんでました。
本当幸せな時間の最後を飾るのに相応しいアクトでした。

最後は「雨合羽 with 折りたたみ傘でした!」と締めて、笑いを誘ってました。

バンドメンバーがはけると、フゥっと一息ついて、感想を軽く話していました。
「今日は突っ込む人もいなかったので、ずっとボケボケしていました」と話していた通り、本当のホノボノとした幸せな時間でした。ww

セットリスト(1回目公演)

  1. 桜チラリ(℃-ute)/雨合羽
    MC1
  2. Yes All My Family(鈴木愛理)/雨合羽
  3. Lonely Girls Night(矢島舞美)/雨合羽
    MC2
  4. Vinus(Shocking Blue)〜LOVEマシーン(モーニング娘。)/雨合羽
  5. Girl Friend(Avril Lavigne)/雨合羽
    セッティング&MC
  6. リメンバーユー(鈴木愛理)ギター弾き語り/鈴木愛理
  7. 気持ちは伝わる(BOA)/鈴木愛理
    セッティング&MC
  8. 雨(森高千里)ピアノ弾き語り/矢島舞美
  9. SWEET MEMORIES(松田聖子)/矢島舞美
    MC3
  10. ボーイフレンド(aiko)/雨合羽
  11. 遭いたい(ゆず)/雨合羽
  12. 世界一HAPPYな女の子(℃-ute)/雨合羽
  13. JUMP(℃-ute)/雨合羽

※全アクト演奏は折りたたみ傘w

  • 折りたたみ傘

総括

終わった瞬間、本当に凄いモノを見たな、と思いました。
私のオールシッティングでの参戦はハローでも前回のベリキュー1公演とハロ紺の僅か2回だけ。
生涯でも、これは結果としてオールシッティングになってしまったんですけど、クラプトンの1公演のみ。
本当座ってライブを聴くと言う文化がないもので、そこが不安だったのですが、二人の絶妙のライブパフィーマンスはそんな事を忘れさせてくれました。
立っていようが座っていようが本当にこの子達の音楽は楽しい!

しかも今回は生バンドと、普段のライブよりもより音楽をクローズアップさせた内容だったので、存分に℃-uteのコアを成す二人の音楽を堪能できました。

しっかりとした音楽性を素地にしながらも、リハから本当にホワホワしていたようで、その空気も最高でした!ww

コロンと亨(あいり)
アコースティックライブ







愛理については、本当にその歌声に本当圧倒されました。
先日も話した通り、この後木村カエラのLIVEに行ったんですが、ボクの頭の中では鈴木愛理木村カエラと、いやボクの知りうる女性アーティスト達と何ら遜色のない歌声を披露してくれました。
こんなに引き出しも豊富で、どんな曲でも柔軟に歌えるアーティスト、そうはいないでしょう!
もはやアイドルとしては何て修飾語は全く不要、正真正銘アーティストとしての歌唱力を持っています。

愛理は間違いなく、松浦亜弥高橋愛の系譜を受け継ぐ、ハロプロディーバの正当な後継者だと思います。


一方の舞美嬢は、森高千里松田聖子レジェンドアイドルの曲を揃えてきました。
舞美嬢の歌声の魅力は可愛さと透明感です。
往年のアイドルの名曲を煌びやかに蘇らせた歌声と雰囲気は本当流石だたなと思いました。
しかも彼女の場合、長年愛理という大エースと並び立ってきた訳で、歌唱力も飛躍的に成長しました。
敢えてアイドルとしては、と言わせてもらいますが、アイドルとしては、申し分ない歌唱力だと思います。
℃-uteは愛理やちっさーが凄過ぎるだけで、舞美嬢も歌唱力はもっと評価されてもいいんじゃないかなと思います。

ただ、それにも増して彼女の代え難い資質。

それは正にアイドルとしてのピュア感だと思います。
舞美嬢達の大先輩森高さんはあれだけのアイドルなのに、スキャンダラスな一面はゼロ、しかも未だにステージに立つとニュースになってしまう、結婚して尚、人を引き付ける真のアイドルとしてのオーラをまとい続けています。

ボクは、矢島舞美に森高さんのそれと同じものを感じるんですよね。


それぞれの偉大な先輩達の系統を継ぐ二人、本当この二人のタレント力は現役ハロプロの最高戦力だと思いました。

今回の模様は2回目公演がDVDになるそうです。ハロプロファンは勿論、アイドルファン、そして音楽ファンも観て絶対後悔はしないと思います。


いつかまた、この夢の続きを見たいものですね。


さぁ、今日はボクのもう一つの、本当に長年の夢だった舞美嬢ディナーショーです!


では、矢島舞美始めます!!