サポーター

℃-uteライブツアーに先駆けてJリーグが開幕しました。我が鹿島アントラーズは中盤もたつく場面もありましたが、レッズに完勝して好スタートを切りました。まだ新外国人フェリペ・ガブリエルの連携がイマイチだったり、彼のスタミナ不足を露呈していたり、さらにはジウトンの守備が超使えなさそうだったりと、不安も覗かせましたが、4年目の遠藤康が今年はかなりやってくれそうな手ごたえもあり、まずまずの開幕戦だったと思います。
そして今年のJ開幕戦は、私が長年観てきた中でも最も印象深い試合がありました。NACK5スタジアムでの大宮-C大阪戦です。
ご存知の方も多いかと思いますが、大宮のDF塚本泰史が開幕直前に右大腿骨に悪性の腫瘍が見つかったことを公表しました。
直ぐに手術が必要で、プレイヤーとしての復帰は絶望的とのことでした。本人のみならずチーム関係者にも深い衝撃を与えました。
これを受けた開幕戦、NACK5スタジアムには、塚本選手を励ます無数の横断幕、さらには彼の背番号である2番が記されたボードがいたるところに掲げられていました。大宮サポーターだけでなく、対戦チームのC大阪サポーター側にも同様の横断幕が掛けられていました。フットボーラーを愛する気持ちに敵味方はないのです。
試合は塚本選手の為にと奮起した大宮イレブンの活躍もあり、3-0の完勝。まだ1節ではありますが、大宮はJ昇格以来初の首位に立ちました。試合後、スタンドで観戦していた塚本選手とサポーターが握手を交わすシーンは胸が熱くなりました。
サポーターは勿論、自分の応援するクラブチームの勝利に喜び、そのプレーに酔いしれます。が、同時にサポーターもまたクラブを支えて、そして今日の試合のように時には勇気を与える存在でもあります。
「ファン」や「お客さん」ではなくサポーター。地域密着という文化が育んだフットボールならではの素晴らしい表現だと思います。
そしてこのサポーターの精神は何もフットボールに限ったことではないと思います。
自分も℃-uteに対して、サポーターでありたい!春ツアー開幕を控える中で、この素晴らしい光景を目の当たりにして、そんな事をぼんやりと考えていました。

それにしても、今年の大宮は手ごわい相手になりそうです。それでなくても去年鹿島は大宮に完敗しているのですから。。ラファエルVSガブリエルの天使対決なんてのも見物だしw、いずれにしても大宮戦は熱くなりそうです

そして、塚本選手、再びピッチに立てることを、いちフットボールファンとして、心よりお祈り申し上げます。
頑張れ、塚本選手!