Buono!ライブツアー2010〜We are Buono!〜@Zepp Tokyo〜ロック全開Buono!×Dolce!〜

Buono!ライブツアーもいよいよラストの大阪のみとなりました。自分は東京日曜の2公演に参戦してきましたが、寒空も吹っ飛ばしてしまう場内の熱気と、相変わらずのハイクオリティのギグに圧倒されました。それは、同じく素晴らしい内容だったWinterフェスもかすんでしまうほどでした。
今回は昼夜共かなり良番でどちらもフロントスペースにつっこむことができました。潜り込んだスペースはやや下手側。昼公演では何の予備知識もなくもぐりこんだこのポジションが結果的にベストポジションであると知り、夜公演もほぼ同じポジにしました。
このポジに何があったのか?それは追々話していきましょう。

では、大阪公演も残っていますので、これから初参戦を控える方はご注意を。


オープニングアクト

開演10分くらい前に本日のOAを務めるスマイレージが登場します。新曲衣装のカーディガンが何とも可愛らしくて、とても和みましたが、フロントスペースは早くも凄い圧縮率。そこから新曲「オトナになるって難しい!!!」を披露。メンバーに合わせて腕を上げたくてもキツキツなんで何もできません・・・
場内の盛り上がりも正直イマイチ・・・自己紹介を挟んで、アッパーチューン「スキちゃん」もやりました。こちらは自分も半ばヤケクソになって頑張りました。場内もそれなりに盛り上がってた感じです。あやちょ顔ちっちゃくてカワイイ!!とそんなまったりと癒されたOAでした。

ロックステージ前半戦

続いていよいよBuono!が登場します。ステージ後方奥に3人が姿を現すと、その刹那テンポいいドラム音から新譜のオープニングトラックでもある高速アッパーチューン「One Way = My Way」が投下されて、ロックショーが華々しく幕を開けます。指を突き立ててoiコールかまして、場内は早くも熱気を帯びてきます。間髪いれずに「Our Songs」の投下、このアルバムでもお馴染みのメソッドは、待ってましたと言わんばかりのオーディエンスの気持ちに火を付けて、いきなり場内に爆発的な加速をつけていきます。

Buono!紺の構成は前後半がクッキリ分かれるのが特徴です。基本前半がバンドを入れない、いわゆるポップステージと呼ばれていますが、今回は3rdアルバムの指向を体現するかのように、ライブを通してとにかく高純度なロックテイストに彩られています。例のオープニングの2曲に加えて、「Cafe Buono!」「ガチンコでいこう」のような今までなら中盤から終盤に投入される曲が前半から惜しげもなく投入されるセットリストからも、本気のロック度が窺い知れます。

召しませBuono!ロックカフェ

趣向の凝らしたコーナーも前半戦の特徴。ハイブリッドパンチ公演ではメンバーフィーチャリングコーナーなんてのがありました。定番の茶番は今回はありませんでしたがww
今回用意されていたのは、リラックスタイムともいうべく、癒しのひと時。

Cafe Buono!」が終わってメンバーが一旦掃けると、なにやら3人のお喋りが場内に響いてきます。数分のお喋りの後に、3人は喫茶店に入ることになりました。お店の入り口をくぐる音、そして店員さんの「いらっしゃいませ!」の声が響き渡ると・・・
ステージでは衣装替えした3人娘のスタンバイが完了しています。その衣装は何と℃-uteが「3rd〜LOVEエスカレーション!〜」で披露した腰回りがチェック柄のメイドコスチューム。ゲゲ!!!激しく萌えました(^_^;)
曲は予想通り「紅茶の美味しい店」。3人のゆったりとしたカワイイ歌声にとにかく癒されました。
ホワーンとした雰囲気に浸っていると、クールなビートが刻まれてきます。アルバムでも最も印象的だったトラック「うらはら」です。薄暗がりに浮かび上がるポーカーフェースの3人が圧倒的にクールだ!!それぞれの歌声もクールで圧倒的にカッコイイ。取り分けみやびちゃんの甘い、甘い歌声は絶品だ。間奏のサイケな感じも絶品!!
この曲のダンスでは、一人が歌って時、残りのの2人が、見つめるようなシーンがあるのですが、その時の無機質な表情が、何ともクールでカッコイイけど、カワイイ!!そして、決して笑顔を見せない3人のクールさとはあまりに対照的なメイド服姿、あのキューティーJUMP!公演の、「涙の色」を彷彿とさせる、圧倒的にクール&キューティーなアクト。この刺激、快感の領域です!

この魅惑のリラックスタイムのトリは、「Blue-Sky-Blue」。タイトル通りの青の照明が清涼感溢れるステージを演出します。ステージ上方で、リラックスして、伸びやかに歌う様は、どこまでも清々しくて、3人の歌声が胸に沁み渡ります。これまたとても癒される時間が流れて行きました。

3rdアルバムでお気に入りの曲

今公演では、3rdアルバムでお気に入りの曲をメンバーが発表するMCがあります。昼公演では嗣氏が「One Way = My Way」を挙げていました。勢いのつく曲だからという事でしたが、本当は嗣氏が「発射!」と言って始まるテイクがあったようですが、採用されなかったようですww残念がる嗣氏に対して、
ノノl∂_∂'ル<採用されなくてよかったぁ!!
と、相変わらず嗣氏を虐げるみやびちゃんでしたww
一方夜公演はそのみやびちゃんが「うらはら」をセレクツ。昼では散々虐げられた嗣氏でしたが、逆に「Bメロのみやの歌声いいよね!!」と愛理と共に超絶賛してましたww
このMCは公演替わりのようです。公演替わりと言えば、前半と後半の間のハーフタイムに流れるVTRもそう。ここ最近のBuono!ライブの傾向ですが、今公演では、メンバーがそれぞれラジオ番組のMCに扮して、お喋りをしていました。昼公演のラジオネーム「アスナアネ」さんには場内思わず爆笑ww
「どうしたらキャラを保つ事ができるのですか?」
ル ’‐’リ<もう、千聖!キャラとか言わないでよ〜!!

嗣氏イジリ、これもBuono!紺の定番ナリwww

Dolce!登場

下手からベースのキクちゃん、ドラムのcheetaさん、キーボードのejiさん、そしてギターの潤子さん、いつもの隊列で、Dolce!がスタンバイ完了。と、潤子さんの必殺のリフが炸裂します。ドルチェの奏でる轟音と共に投下されたのは、「We are Buono!Buono!のテーマ」。いきなりのロッキンモード全開のアクトに場内の若干クールダウンしかけた会場のテンションを一気に上げます
「アイドル」だってなめてんじゃねーぞ!
ドルチェを引っ提げて、3人娘が勇ましくも可愛く叫びますwサビでは「I LOVE MUSIC! We are Buono!」と叫びながら自分達の胸を叩きます。くぅ痺れる!!
さらには間奏で、「愛理!!」の掛け声と共に愛理がエアギターを開始。ピョンピョン跳ねてスライディングもどきまでかましてアグレッシブで超ラブリー。つづいてみやびちゃんのベース、バタバタしていて何かダサいwwでもそこが超ラブリー!!
最後は嗣氏が魂のドラミング。やっぱカッコは良くないけど、超楽しい!エア中はドルチェのそれぞれの担当もこのラブリーなエアと絡んだり、見守っていました。そして、このエアこそが、下手側にみやびちゃんヲタ、そして上手に愛理ヲタを集めていた要因だったのか!!と悟りました。(実は大きな要因がもう一つあったことは後に分かるのですが・・・)
続いて、Buono!の誇るラブリーロックチューン「ロッタラロッタラ」を挟んで、3rdでも最もヘビーなロックチューン「Independent Girl〜独立女子であるために」が投下されると、イントロから嗣氏の視線が鋭さを増します。すっかりDolce!の演奏と同調してる感じ。とにかく攻撃的なアクトに、自分も思わずヘドバンとかしてみる。中盤では潤子さんがフロントに出てきてソロも炸裂します!!スゲー!!さらに追い打ちをかけるように、パンキッシュな潤子さんのギターが弾ける「カタオモイ。」もう気分はすっかりメロパンライブとばかりに体揺すって、指突き立てて、ノリまくってました。

毎回驚くほどのロックっぷりに感心させられますが、今回のアルバムでも強力なロックチューンを3曲も惜しげもなく投下してきた、この後半戦の出だしは、これまでにも増して、濃密なロックンロールを味あわせてくれました。

強力な4連発をかますと、Buono!メンバーよりDolce!のメンバー紹介がなされます。相変わらずejiさんとキクちゃんカワイイ!!愛理との相性抜群の潤子さんも仕草がイチイチお茶目だww
今回のツアーグッズでは、ついにメンバーソロTシャツ+リストバンドが発売されましたが、Dolce!のメンバーはBuono!の同じパートのメンバーのリストバンドをしていました。さらにTシャツは「Buono! Dolce!」のロゴの入ったTシャツ。いい感じです!

今日はDVD撮影ですよ!!

メンバー紹介も終わったところで、cheetaさんが勢いよくドラムをブッ叩きます。「Bravo☆Bravo」です。3人娘に促されて、オーディエンスも「P・A・T・I」を叫びます。が・・・
「ストップ!ストップ!」と演奏を止めた後、
州 ・ v ・)<皆さん今日はDVD撮影ですよ!!もっと大きな声を出して下さい!!
とやり直させられることに(^_^;)
ちなみに昼は愛理、夜はみやびちゃんでした。
この曲はDolce!メンバーがPVにも登場するくらいで、ある意味オーディエンス皆がが生バンドでの披露を切望していた曲。アルバム中ではせいぜい並み程度のロックチューンでしたが、それでも場内のパワーというか盛り上がりは、ここまでで一番でした。

鉄板リレー

次から次へと飛び出すBuono!的ロックサウンドの洪水に体は嬉しい悲鳴を上げています。そして、この攻勢が一つのクライマックス迎えます。ejiさんのキーボードをバックに、愛理の定番のフレーズ
青空にど根性見せつけてやれ!!

Dolce!各メンバーの音が入ると同時に、オーディエンスも強烈なoiコールを浴びせかけます。「ロックの神様」キタ!!!cheetaさんの刻むリズムの何と気もちいいことか!3人娘もとても気持ち良さそうにノッてる!そんな3人に呼応するかのように会場には無数の笑顔が咲く!!毎度毎度、この多幸感は素晴らしい!!
そしてこの曲とくれば次は・・・
期待を裏切らずに「泣き虫少年」が投下されます!今回もBuono!ライブの鉄板リレーは健在。AメロでBuono!が左右に動くところで、上手と下手でこの日一番のコントラストを描きます。元気(時々ウザい)なヲタ比率の高い愛理ヲタが占める上手側は、全力で手を振ります。これにはメンバーも思わず手を振り返してました。一方やや大人し目なみやびちゃんヲタの多い下手側に移動してきた時は、みんな意外と紳士的に振舞いますww
共にBuono!を代表するロックチューンながら、多幸感と焦燥感という極端な感情が支配するこの連続したアクトこそが、最も鮮明なコントラストを描いていたと言えるかもしれません。

放たれた、れでぃぱんさあ

Buono!ライブの名物の一つとなりつつあるのが、衣装をガバっと脱ぎ捨てて衣装チェンジするシーン。当然下に着込んでる為、露出の多い衣装になるので、場内のボルテージはヒートアップするのですが、それでも今回は凄かった!
黒いドレスの下から現れたものは・・・


ラムちゃんだっちゃ!!!愛理も可愛かったのですが、それにしてもみやびちゃん似合い過ぎだろぉ!大きなリボンも超お茶目!!(≧∇≦)b
因みに嗣氏だけお腹が隠れた衣装でした(^_^;)
アクトが始まった瞬間フロントスペースの圧縮率が一気に高まります。この時の位置が上手が愛理、センター嗣氏、そして下手がみやびちゃん!
なるほど、基本的にメンバーは満遍なく動いてるにも関わらず、ヲタが偏ってた最大の理由はこれだったか(^_^;)
昼公演でこれを見てしまったが為に、夜も同じポジに陣取った訳です。
尻尾回したり、ガオガオやったり、どこまで挑発的で刺激的なアクトなんだ!ステキじゃないか!!

ラストスパートは「恋愛ライダー」。
違う理由ですっかり高まってしまったテンションに、「頭を冷やせ!」とばかりにドライアイスが噴出されます。フロントスペースだったので、顔面に直撃きて気持ち良かったです。
本当とてつもないリストだったので本編最後の「ワープ」がかすんでしまうくらいでした。

アンコール

一発目はこれまたBuono!ライブには欠かせない「Kiss!Kiss!Kiss!」。最後の「寝てればいい♪」で最近では寝てる時間がえらい長くなっていましたが、この日はステージ中央の階段に3人が寄り添うように寝ていたものの、直ぐに目を覚ましました。
MCではみやびちゃんが「まだ元気が余ってるので・・・」と言って
ノノl∂_∂'ル<みやビーム!!
を炸裂させていましたwww体力消耗いている時にこれはツライw
本当フロントスペースで頑張って良かった!と思いましたww

そんな中、「ラストは皆さんに感謝の気持ちを込めて」とオーディエンスに贈られた、ラストナンバーはBuono!が贈る珠玉のブルースロック「タビダチの歌」。
静まり返った会場に響く3人の歌声を聴いた瞬間にジーンときました。
これまでアグレッシブに動いていたメンバーも、このアクトだけはステージ中央で3人寄り添うように歌ってました。
Dolce!と3人娘。による魂のこもった、この日最高のアンサンブルが展開されます。終盤にはハート型の紙飛行機が舞ってくる演出も、この感動的なアクトに花を添えました。
最後は、予想通り、LaLaLaをオーディエンスが合唱しました。

これまでのオーラスでも一番の感動を残してくれるアクトでした。

最後はDolce!、Buono!コールが響く中、ロック全開Buono!のライブは幕を閉じました。
少なくとも昼公演は・・しかし・・・

ダブルアンコール

落ちない照明。隣の人と「まだ続いちゃう?」と談笑していると、Dolce!とBuono!が再び登場。

ル ’‐’リ今日はDVD撮影なので・・・もう1曲やっちゃおうかな!!

会場は大沸きです。ステージ上では円陣みたいなものを組むBuono!とDolce!。何やるか相談しているみたいでした。そして戦闘配置に付きます。彼女達が選んだラストナンバーは・・・
再び、「We are Buono!Buono!のテーマ」
相変わらずのご機嫌なリフに、最初に披露した時よりノリノリ。フロントスペースもいい感じで、高まっていて、
I LOVE MUSIC!♪
We are Buono!
世界の果てまで届けメロディーッ♪
の合唱が起こりました。Buono!のパフォーマンス、Dolce!の演奏だけじゃなく、このロックな空間そのものに痺れました!

こうしてとことん可愛いロッキンファンタスティックは本当に幕を下ろしました。

オトムギのお店?で大人の麦茶を乾杯

打ち上げは渋谷まで移動しました。「カッパの店」という名前に魅かれて入ってしまいましたが、ここの店員さんがオトムギのジャージを着ていてビックリ。訳を聞いたら、店長さんが昔オトムギの団員だったそうです。へぇ!!

セットリスト

  1. One Way = My Way
  2. Our Songs
  3. みんなだいすき
  4. Cafe Buono!
  5. 紅茶の美味しい店
  6. うらはら
  7. Blue-Sky-Blue

We are Buono!」オススメの1曲

  1. ガチンコでいこう
  2. マイラブ
VTR
  1. We are Buono!Buono!のテーマ
  2. ロッタラロッタラ
  3. Independent Girl〜独立女子であるために
  4. カタオモイ。
メンバー紹介
  1. Bravo☆Bravo
  2. ロックの神様
  3. 泣き虫少年
  4. れでぃぱんさあ
  5. 恋愛ライダー
  6. ワープ
【アンコール】
  1. Kiss!Kiss!Kiss!
  2. タビダチの歌
【ダブルアンコール】
  1. We are Buono!Buono!のテーマ

総括

Buono!ライブにハズレはない。今回もこの定説は活きていました。特に今回は最初の方にも書きましたが、これまでにも増してロック色の強いセットリストで構成されていたと思います。過去最高傑作と言ってもいい3rdの曲も殆ど組み込まれていて、個人的に3rdで唯一イマイチ感タップリだった「My Boy」も外れていて、リストとしては「ゴール」が無かったこと以外文句のつけようが無いといった感じです。
まぁ、今回のリストなら「ゴール」の出る幕がないのも事実なのですが(^_^;)
Dolce!との息もピッタリでしたね。
そして今回ステージパフォーマンスと共に特筆すべきは、衣装のクオリティが恐ろしく高かったこと!!
特にみやびちゃんが大きなリボンをあしらっててヤヴァいくらい可愛かった。あの恐怖のロッタラ病以来の重度のみやびウイルスに感染したみたいだっちゃ・・・

本当に素晴らしいの一言に尽きるライブでした・・・
次のライブって冬?そこまで待てるのか?
Independent Girlで首振りたくないか?
We are Buono!♪」を合唱したくないか?
ラムちゃんに会いたくないか?

・・・
会いたい!!!!

という訳で東京公演終了後、気持ちは一気に大阪に傾きました!しかし、今週は殆ど夜まで作業でチケを調達するヒマが無い・・・
そこに一通のメールが「大阪余ってるんですけど・・・」

こうして大阪行きが決まりました。

私のロッキンファンタスティックももう少しだけ延長です(^_^;)