絶対王者

絶対王者と称されるロジャー・フェデラーウィンブルドンで勝った。通算6度目の優勝ウインブルドン優勝は、同時に歴代No.1のグランドスラム15回目の優勝を意味する。
この歴史的偉業を決めた一戦は死闘と呼ぶに相応しいゲームだった。特に最終セットは互いにゆずらず費やしたゲーム数は30。この死闘を演じたフェデラーロディックには拍手を送りたいが、この最終セットは早貴に2ゲーム離すまでエンドレスで行うという方式には疑問を抱かざるをえない。
最終ゲームでボロボロのロディックを見て、あれはもはやテニスと呼べるものではなかった。本来技と技を競い合うことこそが醍醐味であるボールゲームにおいて、単なる体力勝負となってしまう現行ルールははいかがなものだろう?
勿論、技術を支えるある程度の体力は要求されるだろうが、それでも限度ってものがある。特にサービスが重要な武器となるウインブルドンのような芝のコートでのゲームはサービスゲームをブレイクするのが難しく、去年のナダル戦の例を思い出すまでもなく試合が長引く傾向にあると思う。

ちなみに今大会の自分のベストゲームは女子準決勝のセリーナ-デメンティエワ戦。
ビッグサーバーやパワーヒッターが有利な今大会で、それにいかにしてテクニックを駆使して立ち向かっていくか?そんな試合が一番楽しいのですが、優勝したセリーナのパワーに、鋭いリターンや揺さぶりでセリーナをあと一歩というところまで追いつめた試合は手に汗握りました。

まぁ、それでもパワーに立ち向かう圧倒的なテクニックを見せてくれたのはフェデラーですが。その技術を4時間以上も発揮し続けられる。
だからこその絶対王者なんでしょう。




さ、テニス話で盛り上がったので、久々に℃-uteのテニス部部長決定戦でもみようかなw