涙の色〜℃-ute的美の表現法〜

久しぶりにフラゲ日にキチンと書けました!この曲は雑誌で取り上げられて、今までの℃-uteの中でも最も大人っぽいという事でかなり話題にもなっていました。実際アー写やPVなんかも物凄くカッコイイし、ライブで聴いててもゾクゾクするほど引き込まれてしまいましたが、CDを聴いてもこの引き込まれる感じは全く変わりませんでした。
では、恒例の感想など。

涙の色(初回生産限定盤)(DVD付)

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涙の色

この曲を語る時、3作目の都会っ子純情がよく引き合いに出されます。共に大人びたクールな曲調、愛理の強烈なボーカルに激しいダンスなど、確かに共通点は多いと思います。
ただ、都会っ子が強烈なビートと愛理のシャウトという激しさを前面に押し出しのに対して、涙の色は、曲の美しさと、℃-uteメン、とりわけ愛理のボーカルを生かした曲作りという点では、むしろ桜チラリに近いんじゃないかなと思います。チラリは、アコーディオンの音色と愛理の曇りのないボーカルが醸し出す美しさが、等身大の可愛い恋を歌ったこの曲にピッタリハマっていました。
対する涙の色は、フラメンコ調の曲に乗せて、愛理がチラリの可愛さとは正反対の表面はクールながら内に強烈な感情を秘めた情熱的な女性を見事に歌い切っています。
そしてこの曲の第一印象もまた、チラリと同じようにとにかく美しい、と感じました。イントロのフラメンコギターの音色が美しい、愛しい人にサヨナラするクールな女性を演じるAメロ、愛理と舞美嬢の切々と歌いあげる歌声が美しい、
クラップを織り交ぜながら、激しく歌い上げて、徐々に燃え盛っていく感情の様を見事に表現したBメロも素晴らしい、
そして、そんな燃えたぎる感情をグッとこらえる、舞美嬢と愛理のファルセットがとにかく美しい。
この曲での舞美嬢は本当成長の跡が伺えます。元々声がひっくり返ってしまうほどのパワフルハイトーンの持ち主だったのですが、パワフルさをうまく制御して裏声にスイッチしているので、本当力強くて、こちらに訴えかけてくるような歌声を生み出しています。
そして、愛理。愛理自身がこの曲の聴き所として「私がファルセットで歌っているところを聴いて欲しいなって思います」*1と、太鼓判を押しているだけあって、愛理のファルセットは絶品。元々あぁ!の頃からファルセットには自信を持っていたと思うのですが、今回はフェイクまで作って、あの高音の中にもさらに変化を付けるという離れ業まで披露してくれました。ただ基本は素直な声質だから、変ないやらしさがなくて、本当聴いてて美しいなぁって聴き惚れてしまいます。

勿論他のメンバーも先に書いたBメロやサビで、感情の起伏を見事に歌いきっているのですが、舞美嬢とそして愛理の強烈な歌声がどうしても印象に残ってしまいます。
全体的にかなりレベルは高いのですが、そんな中でも図抜けてる愛理、この曲では、彼女の凄さを改めて思い知らされました。


CDの感想なので、なるべく音の感想だけに止めて書きましたが、結局曲作りってイメージもとても大切だと思います。そういう意味では今回のジャケット衣装とダンスは神の領域です。

特典DVDのDance Shot Verはもう10回くらいリピートしてしまいました。℃-uteのダンスって何がいいかって、ターンが美しい!このPVはのっけから舞美嬢のターンで始まって、全編を通してターンが多用されていて、その一つ一つに痺れてしまいました。
歌では愛理と舞美嬢の影にかくれてしまった感のある他メンバーですが、ダンスではその個性を存分に発揮していました。なっきぃの激しさはいつも通りでしたが、ハギティも思いのほか激しい!!さすがディスコクイーンコンビ!!wwそれにしてもなっきぃの激しさと豪快なステップは現在の℃-uteで一番ZYXの直系って感じ。ちっさーとアリカンはキレで勝負。とくにちっさーのキレは℃内ではNo.1と思わせるほど。本当一度ちっさーにセンターで歌わせたいです。梅さんは他のメンバーとは逆にゆったりとしたモーション。体が大きいから変に細かく動くより、この方が全然カッコいい。
本当皆いい味だしてます。

ダーリン I LOVE YOU(℃-ute Ver.)

工房さんのジンギスカンにも収められてる曲ですが、恥ずかしながら先日の合紺で初めて聴きました(^_^;)
いや〜タイトルに油断してましたが、中々どうして、かなりのロックチューンです!!
イントロのリフにいきなり痺れました。メロディもレッチリっぽくて結構カッコいいし、サビなんて16ビートに乗せて、超ご機嫌なロックビートなのに、歌詞が「ダーリン ダーリン」とか「甘えちゃえ GO!ちゃえ ちゃえ ちゃえ」とかおふざけ心も満点でめちゃくちゃ可愛らしい。こんなギャップを楽しめるのは、あまたのアーティストの中でもベリキューくらいww
マジの話、こういう曲を歌えるのって、℃-uteと工房さんくらいじゃないかなって思います。
基本はユニゾンですが、この曲もサビのラスではしっかり愛理と舞美嬢が持っていっています。欲を言うなら、ここでちっさーとかなっきぃとか使って欲しかった。



フラゲ日の様子

合同紺の壮絶なバトルの余波で全身筋肉痛の為、栞菜り重い足取りでいつものお店に向かいました。
ジンギスカンやリゾナントはフラゲ日に跡形も無くなってましたが、涙の色は果たして。。。。

大量に残ってました(^_^;)
結局のところCD売上はCircuitの回数に比例するってことかな。
入荷数が多かったからに違いない!
と考えることにします。
从・ゥ・从<・・・

とはいえ今回も涙の色のPVをガンガン流してくれて、心休まるひと時でした!

*1:ポケモムービーリリースコメント