劇団ゲキハロ第2回公演 「寝る子はキュート」その2 千秋楽〜神崎来夏最初で最後のステージ〜

24日の昼と千秋楽となった夜公演に参戦してきました。これも雨女舞美嬢のせいか、あいにくの雨模様でしたが、会場周辺は最終日ということもあってか、そんな天気を吹き飛ばすほどの熱気に包まれてました。

昼夜とも連番者はけろぽんさん、座席は以下のような感じでした。

  • 昼:9列中央
  • 夜:11列中央右

今回も℃-uteらしく最高に楽しく感動的で、そしてとってもキュートな公演でしたwそれでは思いっきり笑ってそして泣いた、最終日の模様をお伝えします。本当に楽しかったので、久々にガッツリ書いてしまいました(^。^;;

さすがに最終公演ともなると、もうリピーターがたくさんいるので笑どころというものをみんなしっかりと抑えています。それはそれでいいのですが、時々笑どころの手前のシーンあたりから笑い出してしまうことがありました。これにメンバー自身の演技への慣れも影響してか、セリフを先取りしてしまって、演技から演技へのテンポが非常に速く感じられました。駐在の苗村さんがノリマツ(愛理)とイシゾー(アリカン)と話すシーンや、ミヤブーが茅奈(ちっさー)に「願います!」とお願いするシーンなどは、あの独特の間が好きだったので、ほとんど間がなくなってたのはちょっと残念でした。
ただしこの事は昼公演では顕著だったのですが、夜公演では随分解消されてました。

くぅ、楽しいっ!!by ミヤブー

さすがに最終日という事もあり、会場だけでなく、メンバーや先輩役者さんのテンションもかなり高め。アドリブも冴えてました。
まずは恒例の別荘到着後の来夏以外のメンバーがはしゃいでるシーン。これまでも茅奈と麻由(ハギティ)で浮き輪の輪投げをしたりと色々楽しませてくれましたが、この日は三歌(梅さん)、司(なっきぃ)も加わって、4人で浮き輪の取り合いをしていました。かなり激しく取り合ってたので、会場は大爆笑。来夏(舞美嬢)が「みんな注目」と4人を振り向かせるシーンでも、しばらく爆笑が続いてたので、舞美嬢がセリフを切り出すタイミングに困ってましたw
海に出かける前の準備体操のシーンで、体を伸ばして右手を上にあげる運動をするシーンで、三歌と茅奈が激突。思わず茅奈のゴメンって声が聞えてきて、会場がまた爆笑してました。
準備運動をしているのと反対側では、ノリマツが水着を持ってきたことをイシゾーに謝るシーン。ノリマツがイシゾーのホッペをプニッと押すと、会場またまたまた大爆笑!

笑いのピークは、おっさん部屋と来夏山の対決シーン。まずはミヤブーを先頭に茅奈、麻由、三歌、司が登場するシーン。昼は小刻みに左右にステップを踏んで、夜はまた前後でど付き合ったりして、会場の爆笑を誘ってました。そして圧巻はミヤブー、茅奈、麻由のアイスペール作成組。ペットボトルを切る作業に悪戦苦闘している様子も面白かったのですが、スポットライトが長さんの英語レッスンの方に向けられている時に、アイスペール組が大暴走w切ったペットボトルを何段にも重ねて、高い塔みたいなのを作り出すと、会場が一気に爆笑の渦へ。英語組のセリフが聞えないほどの笑いが起こってました。この余韻ンにひきづられる形でパパゲームへ。
パパゲームはグダグダ感たっぷり。昼は42でパパ!のところを麻由が「42!」と言ってゲーム終了。夜は同じく42で麻由が「パパ!」って言うと会場から拍手が。これで前日から続いてた42の壁を突破。しかし今度は45のところで三歌が数え間違いゲーム終了。ちっさー聖誕祭の時もこの45を三歌が言い忘れてゲーム終了してました。という訳で自分が見た中で最高は44ということになりました。ちなみに最短は司が「7!」と素で間違った17日夜公演でしたw本来バカヒロの番のはずの7を何故、司が言ってたのか?今にして思えば謎です。スタートが違ったのかな?
と、とにかく中盤までは会場中笑いっぱなしで、なるほど!千秋楽でDVDを撮らなかった理由がよく分かりました(^。^;;

私達はみんな笑っていたけど、笑っていないと涙がでちゃいそうだった・・・ by 司

パパゲームが終わって、夜のシーンに移ると物語りは一気にクライマックスに突入していきます。ここからは笑いよりも涙が多くなります。
最終日ということで自分の涙のツボもしっかりできてしまって、夏美が少し遠くを見るような視線で「死んじゃったんだ?」というシーンから徐々に目の前が涙でぼやけてきて、死んでしまったいきさつを説明するシーン、夏美が盆踊りでりんご飴を買って、カラオケを歌って星を見たかったなぁと語るシーンにくるともうかなりヤバイ状態。そしてノリマツの「最新の、最新のヒット曲がいっぱいですよ!」のセリフと共に鳴り出す私がオバさんになってものイントロ。「あっこの歌!」「それでは1曲目!」「神崎夏美さんに歌ってもらいましょう!」会場の拍手と共に、もうここからは涙止まらないわ状態です(ノ_・。)

このシーンの舞美嬢、最初の週に見た時に比べて、夏美の役にすっかりなりきっていました。もう切なくもあり清々しい何ともいえない表情をしている舞美嬢に涙ボロボロ。そんな舞美嬢の演技も素晴しかったのですが、千秋楽にして初めて気付いた、同じくらい印象的な一幕がありました。舞台右で夏美の熱唱シーンを見守っているルーム長をふと見ると、なんとルーム長が涙を流していたんです。今までの公演がどうだったのかは分からないのですが、これには思わず感動してしまいました。このシーンをとても感動的にしているのは、やっぱり大人の麦茶さんたちを初めとした先輩俳優の皆さんが脇をしっかり固めてくれてるからなんだ!と改めて感じました。このシーンは先輩俳優さんの素晴しい雰囲気作りの象徴的なシーンだと思うのですが、このシーンに限らず全編を通して、楽しくも味のある、そして℃-uteたちを見守ってくれているかのような演技があったからこそ、ここまですらばしい劇になったんだと思います。
この後、夏美を送り出す為にみんなで星空を眺めてるシーン、静かな波の音をバックに、なっきぃが切々とその時の様子を語るシーンではもうボロボロ泣いてました。

そのシーンを挟んでもう一つのクライマックスが来夏とノリマツの対決シーン。ここで大人の麦茶さんたちにも負けない一人の名優が誕生しました。その娘の名は鈴木愛理!火事の理由を執拗に追求する来夏に対して、ノリマツが「そんなのどうだっていい!」って突っかかるシーンがありますが、この時、愛理の、則松彩の声が震えてました。先週とは明らかに違う感情の高ぶりを感じました。最後に「悲しくないわけないじゃん!」と言った後、来夏の側に立つノリマツの顔を見ると、目にはうっすらと光るものが。そう愛理の眼が涙ぐんでたのです。とにかく物凄い役に入っていて、劇中の則松彩に一気に引き込まれてしまいました。このシーンと共に愛理の感情の込め方って凄い!と、ひたすら感動してしまいました。この感情は他のメンバーにも伝播したようで、来夏を中心に抱き合うシーンはみんな本当に泣いているようでした。

それぞれの役割

この劇の素晴しいところはどんな脇役でも必ず一回はしっかりとした見せ場があることだと思います。特に最後の最後に美味しいところを持っていくのは「あのーオレだけ私がおばさんになっても聞いてません!みんなも聞きたいよね?」と言って、メンバーソロステージの幕開けをしてくれる、劇中では比較的影の薄いw苗村さん。この時は会場中が苗村さんよくぞ言ってくれた!!といわんばかりの大歓声。それにしてもお母さんは要らないだろう?確かにお母さんは劇中でも最初と最後に出てくるだけで、最も印象が薄いのは否めないのですが、このお母さんには最後の最後にとんでもない役回りが待っていたのです!
それは会場中を沸かせたビックサプライズ。℃-uteのライブも一通り終わって、いつも通り℃-uteが先輩俳優を会場に呼び込みました。ここでお母さんが「お母さんのお願い聞いて!お母さん℃-uteの新曲が聴きたい!」このお母さんの発言に会場は大歓声!!「お母さん最高!!」なんて声もwこうして今公演のビックサプライズ、めぐる恋の季節が披露されました。それにしても座ってるのが本当に辛いって思わせてくれる、明るく弾けて℃-uteって感じの高速ビートで、ダンスも遊び心に溢れていて、最高に楽しい一曲です。

LAST GIGS〜公演替わりメインライブ〜

劇終了後苗村さんの号令で始まる、公演替わりで℃-uteメンバーがメインを務める私がオバさんになってものステージ。勿論このステージは℃-uteライブよりもましてビックサプライズとなっためぐる恋の季節よりも早貴に披露されるのですが、あえて後に持ってきたのは、自分的に最大のビックサプライズがここにあったからです。
まずは最終日のメインを結果から言いますと、アリカンと舞美嬢。前日まででアリカンと舞美嬢以外(舞美嬢は劇中で舞公演歌ってるのでこのシリーズは0回)の全員が2回ずつやっていたこともあり昼はアリカン、そして夜は全員の可能性もあるかとは思いましたが、舞美嬢もありえるな、これはこの会場に来たみんなが思っていた事だと思います。
そして最終日がこの2人だったのは自分的にはとても自然な流れだと思いました。というのも自分の心の中ではこの2人が今回のゲキハロのMVPと準MVPだからです。


昼 メイン:イシゾー(アリカン)


まずは昼公演。イントロが流れ出すとミヤブー恒例のメンバー選び。メインやりたい人と言うと、これまた恒例で℃-uteメン全員で元気良くハイ!!ここでミヤブーが全員を見渡して、「(もう2回務めているので)みんなあたらないと思ってるだろう?」とちょっと脅すも「今日はイシゾー!!」アリカンが「私がオバさんになっても行きます!」と元気に挨拶して、明るく元気なオバさんになってもを熱唱。アリカンのソロ初めて見ましたけど、元気があって凄く良かったです。
最後のコメントでは「実は昨日の夜に当たると思って凄い練習したんですよ!」と笑いを誘っていました。最後は「でもその成果は今日現れたと思います!」ときれいにまとめて会場から大歓声。


千秋楽 メイン:来夏(舞美嬢)


そして千秋楽。劇が終了し、舞美嬢の挨拶と共に℃-uteメンバーと先輩の俳優さんが深々とお辞儀をすると、会場から割れんばかりの拍手。顔を上げて普段はここで拍手がなり止むのですが、千秋楽ではその拍手は鳴り止まないどころか、さらに強さを増しました。この光景に涙もろいアリカンが感極まった感じで泣き出してしまいました。
ここで昼はヘッドライトをつけて登場した苗村さん、夜は(何だったっけ?)昼ほどインパクトはなかったもののやっぱりちょっと奇抜な格好をして登場。そして恒例のメイン選びへ。ミヤブーが登場すると、自分も、会場中もほとんどが全員か舞美嬢かの二択を予想。この結果がどうなるかを固唾を呑んで。。とそんな落ち着いてる訳もなく、ハイテンションながらもミヤブーの動向を見守りました。℃-ute全員がミヤブーの前に集まる、隊列はほぼ一列、そして一番ミヤブーから離れたところに舞美嬢。ミヤブーの「今日のメインボーカルやりたい人!!」ここで舞美嬢はいつものように元気よくハイッ!!と手を挙げると、何と他のメンバーが全員舞美嬢をサッと指差しました。

この瞬間会場からはウォーーという大歓声。
どうやら℃-uteメンバーも大人の麦茶さんや他の俳優さん、舞美嬢以外の全員で示し合わせていたようです。
舞美嬢はへ?ウソ?といった感じで事態を飲み込めていない様子。
そしてミヤブーが「それじゃ、今日まで歌っていない、来夏ちゃん!!!」そう神埼夏美としては全公演で見事に歌いきった舞美嬢でしたが、神崎来夏としてはこれが最初で最後。
この粋な計らいに舞美嬢は感極まってしゃがみこんで、もう顔はぐしゃぐしゃの涙顔。
夏美としては完璧に歌いきったこの曲を、来夏としては涙声まじりて、もうボロボロでした。そんな不完全な舞美嬢の歌と全く対照的だったのが、会場の歓声。今回の公演替わりメインステージシリーズ、劇中ということもあり、非常にノリ易いにも関わらずメンバーのコールが意外とバラバラとしか起こらなかったのですが、この最終公演の舞美嬢のステージだけは別。もう会場中一体となって本当に割れんばかりの舞美コールが鳴り響きました。自分は6公演目にして始めての舞美コールを存分に叫びましたが、なんか舞美ヲタとか愛理ヲタとか、そんな垣根を越えて、最終公演のここは舞美しかいない!みんな納得での大コールだったように思えます。あのゴールデン初デートでの初めての舞美嬢ソロ公演で感じた、会場中を一つにしてしまう力、あの時感じた存在感を今回も見せ付けられたような気がしました。
そして舞美嬢の周りに目をやると、涙でボロボロのリーダーを叱咤激励するかのように、同じく涙顔ながらもしっかりとダンスをきめてる6人がいました。嗚呼本当に℃-uteって、℃-uteの現場っていいなぁ、心からそう思えるシーンでした。
こういう感動的な時に、同じように感動を感じてくれて、そしてそれが素直に出てしまう舞美嬢って℃-uteってやっぱ最高ッス!!
劇中ではほとんど険しい顔していた来夏。穏やかな笑顔の夏美もステキでしたが、あの来夏の満面のスマイルを見れたのはサプライズでもあり、最後に取って置きのものを見せてもらった気持ちになれました。自分が味わった最高のビックサプライズは、舞美嬢がソロを務めたことではなく、そのステージで味わえた感動です。

フィナーレ

話が前後してしまいましたが、めぐる恋の季節終了後、最終日ということで、ルーム長役の池田さんから、メンバー一人一人の紹介がありました。役者さんに混じって℃-uteメンバーが本名で紹介されるとちょっと照れくさそうだったのが印象的でした。
℃-uteと共に13公演演じきってくれた大人の麦茶を初めとする俳優さん達にも勿論惜しみない拍手が贈られました。℃-uteメンの楽しそうでやり切ったという顔を見ると、本当この人達と一緒のステージで良かったなぁと思います。マジで機会があったらこの人達の演劇も見てみたいと思いました。
そして一度全員がはけて、再び℃-uteと俳優さんたちが集合。恒例のオバさんになってもでメインを務めた人の挨拶で劇がしめられるのですが、最終公演は勿論舞美嬢。最後のステージは彼女にとっても本当にサプライズだったようです。そして舞美嬢らしく「全14公演。。」と間違うと会場からはやんややんやの大歓声。私はあまりにも普段通りだったので、寧ろ落ち着いてしまいましたwあまりにもやんややんやで舞美嬢の声が聞えないので梅さんもたまらず口に手を当てました。うん、あそこはやっぱり話を聞くところです!
最後は舞美嬢リーダーらしくファンへの感謝の気持ちを伝えると、会場はスタンディングオベーション、そして恒例の℃-uteコール!ここでステージ上の℃-uteメンバーがなにやらヒソヒソ話を始めました。おっ何が飛び出すんだ?と思ってみていたら、
定番の℃-uteでした!!」ポーズ。
ハハ、なんの捻りもないけど、シンプルで℃-uteらしくて一番の挨拶だ、何て思いながら、この10日間の最高の笑いと感動を贈ってくれたメンバーへ感謝の気持ちを込めて最後の声援を送りました。

色々な劇やミュージカルを通して初めて千秋楽に参加したのですが、皆が必死になるのがよく分かりました。本当あの独特の空気最高です。特に最後の自己紹介で俳優さん一人一人の満足感した表情、あれが見れるだけでも足を運ぶ価値がありますな。

それにしても本当に楽しくて楽しくてたまらない劇でした。なんかもう少しこのネタでひっぱりそうですw





それでは、℃-uteのみんな、そしてそんな℃-uteを支えてくれた俳優さん、全13公演、本当に小津栞菜っした!!!